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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
注目のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言が行われました。初めて米国の上半期(第1、第2四半期)のマイナス成長の可能性を示唆されました。「It now appears likely that real gross domestic product will not grow much, if at all, over the first half of 2008 and could even contract slightly.」と。First half との表現であってfirst quarter とは述べられませんでした。マイナス成長の可能性があるということですが、年後半は景気減速感が後退して上向きになるとの楽観的なコメントもされています。このコメントで今後の大幅な利下げ観測が後退との話もあるようだ。ゴールドマンサックスのジム・オニール氏の予想が当たっている。マイナス成長を有力エコノミストの中でいち早く指摘されました。
また経済成長についてはIMF(国際通貨基金)が米国の2008年の経済見通しを1月時点の1.5%成長から0.5%成長に大幅に下方修正されるとのことです。米国の年前半はマイナス成長、そしてあらゆる処方箋を尽くしたことで、年後半の景気回復兆しを予測する雰囲気が市場に出てくるのではと思われます。
昨晩の金融市場を振り返りましょう。金は買い戻されNY市場で900ドル(1オンス)、そして現在は903ドルで取引されています。信用不安が若干和らいでいるのか、長期債の金利が上昇して、10年債と2年債のスプレッドが170とスティプニングからフラットニングへと移りつつある兆候があります。リスク回避から株式市場への資金の流入が進む兆候です。でも金曜日の数字(雇用統計)でまた変わってくるかもしれませんから、NYの投資家は慎重だと思います。米給与計算大手のADP(Automatic Data Processing)発表の3月の全米雇用者報告で予想が5万人位の減少ではと観測されていたところ8000人増と金曜日の労働省発表の数字が良いのではとの観測が出ていたようです。しかし、金曜日の数字は現在4万人位の減少を見込まれています。金融界を中心に解雇が続いているとのことですが。こればっかりは数字の発表を待たないといけません。
私は今週の為替市場を見ていると微妙に本来のファンダメンタルズを反映しはじめているのではとの予感を感じます。というのは、全て対ドルですが、ユーロはインフレ率が3.5%と依然高く利下げの余地はありません。そして米国は更なる利下げ観測と。なんだかんだといっても一旦下落してもユーロ高方向に戻ってきます。私の重要視する1.5700方向に戻ってきます。欧州関係筋からは来週金曜日(11日)のG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)でユーロ高懸念が表明されるとの観測があります。時によって市場が会議を試しにゆく動きがあります。ポンドについては議事録内容以来ポンド下落リスクと利下げ観測で、ポンド高にだんだん振れなくなってきています。オージー(豪ドル)についても、世界経済後退懸念はあるものの優等生として利下げはないものの高金利(7.25%)が維持される。従って私注目の0.9100を回復です。やっぱりなという印象です。そして円。短観では日本の景気後退が鮮明になりました。日銀総裁も決められなく財源確保もままならない日本政府に不信感が世界中から高まっています。これまではドルのネガティブな要因ばかりに目が行っていてドル売りとなりました。今回の戻しはシカゴのヘッジファンド中心のポジション調整が中心の動きのようですが、市場は円売り材料を探し始めるのではとの気もし始めました。もう一度ドルのセリングクライマックスを迎えた後にドル/円での本格的なドル高が来るのではと。その時は本格的に「円キャリートレード」の復活です。でもまだその時期はいつか確認されません。
ご挨拶:最近当ブログへのアクセルを分析してみますと、約7~8%位、多い日ですと10%位の方が英語でのアクセスです。自動的に英語に変換してご覧いただいているようで、海外からのつまり外国人の方が結構ご覧になっているようです。そこでちょっと英語で直接挨拶させていただきます。
To viewer from overseas!
Thank you for your visit to my blog. I will always try to comment accurately on the foreign exchange market with lots of fun. I will build up my own view on the currency market which will hopefully help you on your strategy of foreign exchange trading. I also put my old memories in the trading room both in and out of Japan. I especially enjoyed staying in Switzerland, London and Singapore. Oh I forgot to add Spain! Please don’t hesitate to contact me on any kind of question. I will reply to you from Tokyo based point of view. On the other hand, if you have any idea or information from your side, I will be glad to be informed.
Thank you and best regards.
Fumio Mizutani
P.S. Recently I also started new blog named “FX Que se la sera” http://fx-blog.jp/mizutani/ In this blog, I will describe the financial and FX market like drama, together with overseas topics including Spanish information. Please access and enjoy! Thanks.
それでは今日も仲良く為替相場と対話しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
チャートパターンと時間枠の違いの質問です。
ファンダメンタルはお勉強しているのですが、どうしてもテクニカル中心になってしまいます。
類似した形のチャートパターンを時々探すのですが3月中頃から気になっていたのですが笑われそうなので質問を控えていましたが、ドル円の
週足で1994年1月9日~95年7月2日(かなり上昇している)とドル円とドルスイスの日足
2007年12月27日~現在まで
よく似ていると思うのですが。。。
ファンダメンタルズの反映あると思いますが
最近円安方向に傾いたので類似したチャートパターンによるドル円・ドルスイスに上昇力があると思うのですが?単純にテクニカルのパターンのみの質問で申し訳ありません。。。
こんにちわ、
むずかしい質問ですが、いい点ご覧になっていますね。そして研究されていますね。週足はよりファンダメンタルズを反映、日足もファンダメンタルズを反映するんですが、どうしても需給たとえばファンド筋の強引な動きを反映しがちです。そのフィルターリングを掛けたのが週足、月足ではと思います。チャートだけ見るともういいのかな(ドル高へ)という気になってきますね。ファンダメンタルズに足を引っ張られがちです。
それでは。
水谷
>こんにちは、
>チャートパターンと時間枠の違いの質問です。
>ファンダメンタルはお勉強しているのですが、どうしてもテクニカル中心になってしまいます。
>類似した形のチャートパターンを時々探すのですが3月中頃から気になっていたのですが笑われそうなので質問を控えていましたが、ドル円の
>週足で1994年1月9日~95年7月2日(かなり上昇している)とドル円とドルスイスの日足
>2007年12月27日~現在まで
>よく似ていると思うのですが。。。
>ファンダメンタルズの反映あると思いますが
>最近円安方向に傾いたので類似したチャートパターンによるドル円・ドルスイスに上昇力があると思うのですが?単純にテクニカルのパターンのみの質問で申し訳ありません。。。
>
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。