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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
皆さんこんにちは!
2日間続けてバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長がタカ派的発言をしています。今度は為替に関するコメントはポールソン財務長官に遠慮されたか控えられている。「長期的インフレ期待を示す厳しい一部統計がここ数ヶ月間に上昇している。それはFRBにとっては重大な緊急事項になる。(significant concern)」と講演で語られている。インフレ率が過去4四半期で平均すると3.5%と非常に高い数字である。但し1970年半ばの2桁インフレ時代ほどではないとした。格付け機関のムーディーズ社が、モノライン(金融保証会社)大手のアムバック・フィナンシャルとMBIAを格下げにする見通しとの記事もかき消された形となってしまったようだ。テーマが信用収縮からインフレ懸念へ移っていることが伺えます。ドル買いへと市場が大きく傾いている。
ニュージーランド準備銀行が金融政策決定理事会を開き、政策金利(オフィシャル・キャッシュ・レート)8.25%の据え置きを決定しました。ボラード総裁は将来の金融政策に言及し、経済活動が以前の声明発表の時よりも現在は弱含んでいるとし、インフレ圧力が後退するとして年内の利下げとする見通しを示しました。ニュージーランドドル/ドルが0.7800近辺から0.76台へと売られています。しかし、まだまだ数少ない高金利通貨をみれば、大きく下がった所は、拾ってくる投資家はいる。
金価格は870ドル台(1オンス)と下げ基調。根雪の部分が850ドル近辺と言うことだから、一相場が終わろうとしている。原油相場も122ドル台と調整局面のようです。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物市場のヘッジファンドを中心とした大口取引の買越し残高が急減しているらしい。ピーク時の5月半ばからは、74%も落ちてきている。ファンド筋はドルに代わる資産として原油に移していたのですが、この所、ユーロ/ドルでドル高傾向になり、原油売りのユーロ売り/ドル買いに資産を移動し始めたようです。
為替市場を見ると、ユーロ/ドルが1.5400を割ってきています。重要な節目ですので、注視しましょう。1.5400がサポート(支持線)からレジスタンス(抵抗線)に変ったことが確認されれば、次の目標は1.5100となります。シカゴ筋の迷っていたところでユーロショート(売り持ち)に傾けていることが予想される。本日のECB(欧州中央銀行)の定例理事会では政策金利(4.00%)の据え置きの予想ですが、決定後の記者会見を注視する必要があります。タカ派のトーンが下がっていればユーロ売りに弾みがつきそうだ。BOE(イングランド銀行)も政策決定委員会を行いますが、こちらも政策金利(5.00%)据え置きが予想されます。ファンダメンタルズがこのところ悪い英国の状況からポンド売りが継続しそうだ。ポンド/ドルで1.9100~1.9700のレンジの動きで、1.9100の方向を読みます。最後にドル/円は大きな流れに乗った106.00方向ではなかろうか。
それでは今日はこのあたりで。
Have a nice day!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。