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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
ECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏の成長が弱まるとの見通しを示されました。「Economic growth are materializing.」 政策にバイアスはないと前回と同様繰り返しています。但し、中央銀行としての物価安定の重視も強く指摘されており、従来と変りはないようです。2008年後半はGDP(域内総生産)が弱まることから、利上げ観測は急速にしぼんでいるようです。来年からの利下げ機運が高まっています。トリシェ総裁が景気にも言及されたことで、従来のタカ派一辺倒ではなかったことから、ユーロ/ドルがユーロ売りと反応したようです。重要な節目の1.5400を割ってきたことから、次の節目が1.5100となります。1.5100は非常に重要な節目です。相場の一大転換点と思われますので注意してください。ここを破ると1.450と向かいます。ドイツ国債(ブンズ)の2年債がここのところ利回りが下落しており、7月末には4.50%でしたが、昨日が4.09%とさげていることで、金利ディーラー、債券ディーラーは既に利下げを見越して動いているようです。
 
 
BOE(イングランド銀行)は私の予想に反して政策金利据え置きです。声明では簡単な文章で、後日公開の議事録を参照してくださいとの一言です。しかし、為替市場はポンド売り圧力が強いようです。シカゴの投機家もポンドショートに既に動いたかも知れません。
 
 
豪ドル/ドルが0.9100を大きく割っています。東京時間帯では日本の投資家が値ごろ感から豪ドルを買っているようですが、やはり海外の投資家は豪ドル売りです。オーストラリアの景気の転換点であることを海外の投資家、投機家は認識しているようです。シカゴの投資家もほぼ利食い売りを終えたと想像します。これからが、本当の相場をようです。私は、どうして日本の投資家が豪ドル買いをこの時点で進めるのか理解に苦しみます。ドル/円で確かに円安傾向にあることは、豪ドル/円での追い風にはなるのですが。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
やっと日本の景況感の悪化に注目が集りました。私はこれまでずっと指摘してきたことが報われました。6月の景気動向調査が悪化したことで、東京時間帯では反応しなかったが、海外の投資家、投機家は見逃さないようです。これで、来週13日発表の第二四半期のGDP(国内総生産)に世界中の注目が集ります。日本の景気の「悪化」が確認されるようであれば、円安/ドル高が続く。108.50を大きく破ったことで、次の重要な節目の111.00となります。ドルブルトレンド/円ベアトレンドが続きます。
 
 
ユーロ圏でもドイツの6月の鉱工業受注がマイナス2.9%前月比と景気後退の兆しが出ています。今日のECB(欧州中央銀行)の定例理事会では政策金利の据え置き予想ですが、トリシェ総裁の記者会見が注目です。タカ派的主張を継続されるのか、トーンダウンして、景気に配慮をした中立的、或いはハト派的発言をされるか、注目です。頑固な総裁、タカ派的発言が予想されますが、ハト派的発言となれば市場の意外感が出ます。ユーロ/ドルは1.5400が重要な節目です。それを破れば1.5100です。ユーロベアトレンド/ドルブルトレンド。
 
 
原油が下落をつづけています。ベリノ米大統領報道官が、「西側諸国はイランに対して懲罰的措置を講ずる必要がある。」となんともホーキッシュな発言をされています。イスラエルとイランの核開発で対立していますが、イスラエルの代理人である米国の報道官がこんな発言をして良いのでしょうか。原油価格が一旦上昇しましたが、8月1日時点の原油在庫量が161万バーレル(予想マイナス20万バーレル)と需給が緩むとの観測で下落に転じたようです。規制強化も先物取引業者にも真綿で首を絞められているようです。
 
 
今日は東京時間帯は盛りだくさんの材料があります。8:50から日本の6月機械受注が発表です。予想がマイナス9.9%前月比、1.9%前年比と前月から大幅に下がる予想です。悪いようですとドル高/円安が進みそうです。取りあえず110.00を破る動きがあるかどうか、注意しましょう。
 
 
そして、10:30にオーストラリアの雇用統計です。7月の新規雇用者数が予想0.5万人、失業率が4.3%です。雇用者数は前月が2.98万人からの反動があるかと思います。重要な節目0.9100を大きく破ってゆくか注目です。豪ドル/ドルは豪ドルベアトレンドです。豪ドル/円では、ドル/円が大きく上昇していますから、豪ドルブルトレンドに見えますが、肝心の豪経済が景気低迷で金融政策スタンスの転換点を迎えています。利下げが予想され、豪ドル取引には注意を払ってください。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文を読んでみました。政策金利は予想通り2.00%の据え置きです。要旨は下記の通りです。
 
経済活動は第2四半期には拡大している。主な要因は消費と輸出です。しかし、雇用環境は弱含み、金融市場はかなりのストレスがある。信用状況(金融機関の貸し渋り)、住宅問題、高エネルギー価格が今後数四半期の経済成長の鍵となる。経済成長の下方リスクは高い。しかし 一方でインフレのも重大な関心に委員会は払う。経済活動の持続的成長と物価の安定のために行動をとる。
 
明確な方向性をFOMCは示していません。ぼかした金融政策の表明です。今後の景気次第で、景気後退すれば、据え置く、もしくは利下げをするとし、インフレが高まれば、利上げで対応するといっているかに思えます。利下げは現在の政策金利の2.00%から考え、中央銀行として機能しなくなってしまうぎりぎりの水準であることから、ないと思いますが、利上げの時期は、経済指標しだいの動きとなるのと思われます。年末近くには、原油価格が落ち着けば可能性があるのではと思います。通常の経済状況であれば、FRB(米連邦準備理事会)は、4.00%から5.00%の間の水準をターゲットとしています。
 
 
原油価格が下落しています。120ドル(1バーレル)を切った水準になっています。先物市場での、規制強化と世界的な景気減速で原油需要が緩むとの観測が相場を支配しています。金価格も20ドル近く下げて、現在880ドル台(1オンス)です。ユーロが売られ、ドルが強含む典型的な動きとなっています。
 
 
欧州では、英国の景気減速感が鮮明に出ています。昨日発表の6月の鉱工業生産がマイナス0.2%前月比、マイナス1.6%前年比、6月製造業生産高マイナス0.5%前月比、マイナス1.3%前月比とどれも悪い数字ばかりです。昨日も話しましたが、BOE(イングランド銀行)は明日金融政策委員会を開催するのですが、場合によっては0.25% 又は0.50%の利下げがあっても不思議はないと思います。ポンド/ドルは、1.9700を割ったことで、次の目標値1.9000方向を見据えているのではと読みます。ユーロ/ドルでは、次の重要な節目は1.5400です。これを割り込めば1.5100が見えてきます。米国以外の経済圏の景況感の悪化がめいかくです。
 
 
ドル/円も106.00と111.00の中間点108.50をブレイクすれば、110円台も見えてくると思います。日本の景況感も一段と悪くなる兆しが出ています。しかし、株と輸出産業にとっては追い風です。
 
 
その他材料としては、6月ISM非製造業景況指数が49.5と50を割っているものの、予想より良い数字だったようです。ドルのサポート材料となっているようです。
 
 
余談:今日は8月6日広島に原爆が投下された日です。海外では広島、長崎が東京以外で最も日本の知られた都市です。25年ほど前にインドを一人旅した時のことです。日本の紹介に広島、長崎を紹介されていたことを鮮烈に思い出します。当時のインドは低開発国で本当に貧しい国でした。そんな国の人々にも日本の紹介に原爆を初めて投下された国で、広島、長崎を紹介されています。我々日本人はもっと広島、長崎を意識した国際的な活動をすべきではないのでしょうか。核兵器は人々の生活を悲惨な生活に一変させてしまいます。そんなメッセージが被爆者から送られてきます。貴重な生き証言であり、私たちは耳を傾けるべきです。被爆者に合掌!
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
臨時レポートで出しましたが、豪準備銀行は声明文で緩和気味の金融スタンスの余地が増してきたとして、利下げとははっきりと言っていませんが、明らかに金融政策転向の方針です。次回9月2日の金融政策委員会では、それこそ真剣に利下げが議論されることになります。大転換ですから、豪ドルは対ドル、対円での買ってはいけません。値ごろ感だからとか、テクニカル的に買いだとの論法は通用しません。シカゴ筋がまだ利が乗ったレベルですから、引き続き豪ドル下落を予想します。豪ドル/ドルで0.9100が最初の重要な節目です。豪ドル/円では、101.00を割ってしまいましたから、次の節目は96.00です。豪ドル取引には注意を払ってください。
 
 
日本の第2四半期のGDP(国内総生産)の予想が出ました。13日の正式発表です。それによるとマイナス2.4%(年率)とのことです。個人消費がマイナス0.7%, 設備投資がマイナス0.8% そして日本経済のけん引役である輸出がマイナス2.8%と大きく落ち込んでいます。輸出が減少するということは、外貨売り/円買いが減るということです。円安要因がまた一つ増えます。不思議なのは住宅投資が1.5%増です。一番どしゃぶりといわれている業界に光が差しているというのですか?疑問符ですね。住宅投資が仮にマイナスであれば、主要項目がすべてマイナスとなります。政府はプライマリーバランス(財政の基礎的収支)を黒字化にする目標を立てていますが、このような状況下では、景気刺激対策を重点的に行わなければならない。ばらまき行政では、また自民党の族議員を喜ばすだけであろうが。日本の政治体質は一向に変わりそうにありません。
 
 
投機家、投資家は、ドル/円では米国要因にばかり目が行っていましたが、ドル高局面では日本要因も次第に材料視されると思います。しかし、ドル高になり、輸出企業のドル高での恩恵から、業績回復と株高が期待されるから、景気にとっては追い風となりそうです。100円台では、兜町は回復力がないようで、ドル高を願うばかりだ。
 
 
ここのところ、ポンドの下落にスピードが付いているように思えます。不動産・住宅業界の不振が鮮明です。昨日のフィナンシャル・タイムズ紙を読むと2010年までに30%住宅価格が下落すると書かれています。7日の      BOE(イングランド銀行)の金融政策委員会では、利上げと利下げの議論が伯仲します。ブランチフラワー委員が利下げを主張するでしょうが、前回利上げを主張したベイズリー委員のトーンは下がりそうです。キング総裁は、英国の景気減速が加速していると以前言明されていることを読むと、政策金利の5%を0.25%もしくは0.50%下げても何ら不思議ではありません。10年債(ギルト債)がここ1か月で30ベーシス・ポイント下げていることから、金利の世界では、利下げ観測が出てくると思います。金利の世界からのサインで、為替相場が、ポンド/ドルで反応が出ていると思われます。ポンド/ドルで1.9700の重要な節目を割り込んでいます。次の節目は1.9000とそれまでは大きな節目はありません。ポンド下落は続きそうです。
 
 
そして今晩はFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。たたき台となるベージュブックでは、12地区連銀すべてで、景気後退と、またインフレ懸念があるとしています。またその後の雇用統計にしても、マイナスの雇用者数、そして5.7%の失業率と、FOMCで参考とするその後の数字も良くなさそうです。昨日発表の個人消費支出(PCE)のコアデフレーターの数字が2.3%年率とFRBの目標水準の1.0~2.0%から若干高い水準であることは気になります。政策金利は2.00%で据え置き予想ですが、景気後退感が強い中、インフレとどのように向き合ってゆくのが注目されます。声明文には注目しましょう。インフレ懸念の表現が多いようですと、ドル高傾向と思います。しかし、大きくは動かないような気がします。私は今日はゆっくりと寝ます。ドル/円で108.50が破られるかに注目しましょう。下値は、107.00が固いような気がします。ドルブルトレンドと思います。
 
 
お知らせ:今日付けのNSJ日本証券新聞に「水谷文雄の為替世界観」を寄稿しています。実際には昨日夕方駅前に並んでいました。会社などで購読されている方は是非読んでみてください。
 
 
それでは、Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
ドルが全般的に上昇しています。原油価格が120近くまで下落しています。OPEC(石油輸出機構)が増産決定と、景気後退感からエネルギー需給の緩和観測が要因と言われていますが、私は、先物市場での規制が強化されることが大きいと思います。原油価格が下落し、ユーロが売られ、円もつられて売られたようです。
 
 
私は最近米国以外の経済圏の景気後退が進んでいるおり、投資家がそれを注目しだしたと主張してきました。欧州での景気後退の兆しが見え始めています。IMF(国際通貨基金)が4日興味深いコメントを発表しました。「ECB(欧州中央銀行)は追加利上げにはリスクがあるとし、追加利上げに説得力のある実例はみられない。そして金利据え置きを決める価値がある。」として追加利上げに否定的な見方を示しました。トリシェ総裁が耳を貸すかどうか分かりませんが、IMFという第三者的な立場からの見解は尊重すべきではないのでしょうか。ユーロ売りが徐々に進むと思います。円も同様の動きかと思います。日本のファンダメンタルズは悪化の一途です。
 
 
6月の米個人消費支出(PCE)が0.6%前月比、PCEデフレーターが4.1前年比、そして最も参考とされるPCEコアデフレーターが0.3%前月比、2.3%前年比とインフレ懸念を発想されます。FRB(米連邦準備銀行)の目標インフレ率が1.0~2.0%ということから、若干上回っています。ECBほどの乖離はないのですが、今日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での議論が興味深い。フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が勢いを増しそうだ。
 
 
今日の東京時間帯の注目点はオーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策委員会(Board Meeting)です。現状の政策金利7.25%の据え置き予想ですが、豪経済に暗雲がかかり始めています。金融不安と景気後退が鮮明に出ています。これまでは金融引き締め一辺倒でしたが、ここに来て、景気後退と金融機関支援対策に気にしないといけないようです。利下げの話しが記者会見の場で示唆されれば、為替市場にも影響が出てきます。私は、豪ドルは値ごろ感から下値を拾うのは危険であると思います。豪ドル/ドルで0.9100が節目です。豪ドル/円では、ドル/円がドル高傾向になっているため、豪ドル/円でも豪ドル高になりように見えるのですが、オーストラリア経済が転機を迎えている中、豪ドル/円をロングに持っていくことは危険であると思います。豪ドル取引には注意してください。
 
 
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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