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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

昨日のポイントは3つ。

 

1.              イングランド銀行は金融政策委員会にて、現行5.00%の政策金利を据え置きました。利下げを求めた委員もいるようで、景気後退警戒感が強そうです。直前に発表された6月のHBOS住宅価格は-2.0%(前月比)-6.1%(前年比)とかなり悪い数字です。不動産・住宅業界を中心に英経済の減速感が出ています。ポンド/ドルは、1.9700直前まで下落しましたが、ドル要因で買われたようです。ポンドベアトレンド方向と思います。

 

2.              現在の米金融界の関心事は、二大政府系住宅金融機関(ファニーメイ、フレディマック)の経営悪化のようです。昨日のバーナンキFRB議長とポールソン米財務長官の話の内容は、この問題が中心で、ポールソン財務長官は、米連邦住宅公社監督局(OFHED)はファニーメイ、フレディマックの資本は十分との見解を示しました。差し押さえ物件が増え、延滞する住宅ローン借入者が増えていることが伺えます。サブプライムローンだけでなく、プライムローンの借入れでも問題が出てきそうです。不動産関連での問題の根深さが伺えます。ポールソン財務長官は「強いドルは米国の国益に叶う。」との発言もこの問題でかき消されてしまいました。来週は民間金融機関の決算発表と、ドルの頭は重そうです。今年中の利上げ観測は後退しています。

 

3.              イランが3日連続のミサイル試射です。原油高からドルが売られました。イスラエルの度重なる挑発で緊張感が高まっています。イランからの原油供給ストップのリスクは残る。

 

それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

ドル/円はやはり107.50近辺に壁があるようです。また振り出しですね。ユーロ/ドルも再び1.5700を回復しました。トリシェECB(欧州中央銀行)総裁は、インフレスパイラルのリスクに焦点を当てた金融政策堅持を示しています。2大通貨とも、レンジを抜け切れていません。方向性が見えていません。

 

 

ところで、今日のアジア時間帯の注目点は、オーストラリアの6月の雇用統計です。新規雇用者数は予想1.00万人(前月-1.97万人)、失業率4.3%(前月4.3%)です。昨日の7月Westpac(豪大手金融機関)消費者信頼感指数が-6.7%と悪い数字であったことから、一時0.9500を割りましたが、下値を拾う投資家が目立ちました。その後、ドル売りと重なり0.9600近辺まで上昇し、現在は0.9550近辺で推移し、短期売買目的と投資家が、雇用統計発表前に利食いを入れているようです。悪い数字が出ても、豪ドルの下がった所の拾う投資家が出てくると思います。また、短期売買目的の参加者が、利食いではなく、豪ドルショート(売り持ち)で、下がったところで利食いの買いを入れるスタンスかもしれません。午前1030分頃の発表です。

 

 

それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

昨晩から次のような出来事でドルが上昇しました。

 

1.              バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の、金融機関破綻にむけ新たなシステム構築の必要性を示した。プライマリディーラー(米政府公認証券ディーラー)向けの資金貸し出し制度を年末以降も続けることを含めて、幾つかの選択肢を検討している。TSLF(Term Securities Lending Facility)というリスクの高いモーゲージ債(RMBS 住宅ローン債券証券)を担保に米国債を28日間貸し出せる制度です。バーナンキ議長の考えた今年3月にスタートしたもので、利下げすることなく、十分に流動性を金融機関に貸し出せるものです。モーゲージ債だけでなく、十分に審査して安全性が高い債券を担保に出来れば、その多様性は評価できます。

 

2.              サルコジ仏大統領が、「ドイツを含む欧州各国とユーロの水準には問題があるとの見方で一致した。米国はドル安が原因と見ている。」洞爺湖サミットでG8内でのコンセンサスが出来ているように思える。

 

3.原油下落。景気後退感が、需要減につながるとの観測。ただ、下がったといっても135ドル台(1バーレル)の水準で、まだまだ高い。投機筋の利食いと思われる。

 

 

以上の要因でドルが買われています。今日はNY株式市場も上昇、兜町も高いものと推測くされます。ドル/円は、107.50を上回って上伸するかがポイント。108.50が次の節目です。抜けなければ106.00107.50のレンジに戻る。ユーロ/ドルでは、1.5700がサポート(支持線)になるか、レジスタンス(抵抗線)になるかがポイント。シカゴの投機筋のポジションは軽いので、どちらにでも動けそうです。

 

 

それでは、今日も仲良く為替相場と対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

一日遅れで発表されましたシカゴ筋情報ですが、興味深い内容でしたので、お伝えします。

 

シカゴ(CME)筋情報:7月1日時点

円 ネットロング 16,005枚(前週比:ネットショートから再びネットロングに転換:正味+28,752枚)、ユーロ ネットロング 27,683枚(+26,251枚)、ポンド ネットショート 2,631枚(-10,202枚)、スイスフラン ネットロング 6,607枚(ネットショートからネットロングに転換:正味+9,008枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 51,409枚(+2,027枚)、キューウィー(NZドル)ネットロング3,166枚(+516枚)

 

 

米雇用統計の発表とECB(欧州中央銀行)の利上げ前の段階です。円がショートからロングに転換していました。米ファンダメンタルズが悪くなるとの観測が強くドル売り/円買いのポジションで発表を待っていたようです。ほとんどコストの水準でしたから、利益はあまり出ていません。現在のポジションは中立ではないかと思います。

 

ユーロはやはり大量のロングで待ち構えていました。追加利上げがないと分かると利食い売りに走ったようです。現在はほとんどポジションがない状態だと推定されます。ECBの記者会見後の動きは納得の動きでした。今はどちらでの動けるポジションのようです。

 

ポンドはキング・イングランド銀行総裁の住宅・不動産業界を中心に景気後退懸念を心配されていますから、ポンド・ショートを縮める動きのようです。

 

スイスフランがショートからロングに転換しています。地政学的リスクの高まりからロングに転換したようです。

 

オージーが引き続き最大のロングポジションのようです。着実にロングを築いています。資源国、高いGDP, 高金利通貨という魅力をヘッジファンドは見逃していません。

 

それでは。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

先週木曜日の2大ビッグイベントを終え、当局の金融政策が次第に見えてきました。

 

欧州ではECB(欧州中央銀行)が政策金利を現行の4.00%から0.25%引き上げて4.25%としました。しかし、トリシェECB総裁は記者会見で、「先行きの金融政策に関してバイアスはない。」と発言され、追加利上げの観測を打ち消しました。また、「強いドルが米国の利益に叶う。」として、米国への理解を示しました。ポールソン米財務長官の訪欧の成果か、米欧の強調は出来上がっているかの印象を受けます。高い消費者物価指数を示しているユーロ圏では、引き続きインフレ抑制重視の姿勢は中央銀行としてとらざるを得ないところではあるのですが、多分に政治的な意図があるようです。米国にECBとしては、貸しを作ったと言えます。

 

 

米国では6月の雇用統計が発表されました。結果的に5.5%の失業率、マイナスの非農業部門雇用者数と非常に悪い数字です。信用収縮が進んでおり、サブプライムローン問題関連で米金融機関は決算期毎に損失計上をせざるを得ない状況にある上、人員削減を更に推し進めないといけないようです。信用収縮から、米国の他の主要産業の景気後退が進んでいるようです。米国の新車販売台数が6月に18%減少と落ち込みが激しいです。更に原油と穀物高騰の影響で、エネルギー価格と生活必需品が上昇と、生活を圧迫しています。米国民の貯蓄率が上がっており、戻し減税の効果も生活防衛に回しているようで、消費マインドは低下しています。このような経済環境では、FRB(米連邦準備理事会)バーナンキ議長としては、景気後退よりもインフレ抑制重視の金融政策に転換すると明言したものの、おいそれと利上げには踏み切ることはできません。利上げ観測が遠のいています。利上げがあっても来年にずれ込むとの観測が市場の大勢となっています。米ファンダメンタルズは依然は悪いと考えるのが順当のようです。

 

 

ひとまず、ユーロ高は、ポールソン米財務長官の根回しが功を奏して回避をすることができました。これで、原油高騰を阻止するための対策に取り組めます。「洞爺湖サミット」では、ブッシュ米大統領が「強いドル」の確認をするとともに、原油高騰の温床となっている先物市場での投機資金の監視を強めるために情報開示を強化することが議題に上りそうです。

 

 

今週は、引き続き米ファンダメンタルズの悪さから、ドル/円は上値の重い展開を予想します。シカゴ筋のポジションも出来ていないようです。107.00のレジスタンス(抵抗線)は重いようです。ユーロ/ドルは、ユーロロング(買い持ち)でECBの発表待ちの追加利上げはないと分かると利食いを仕掛けました。1.5700は重要な節目です。もう一度仕切り直しの状況です。強いドルの望むブッシュ大統領が「洞爺湖サミット」で明文化されれば、ドルが買われる可能性もあるでしょう。今週はポールソン財務長官とバーナンキFRB議長の議会証言に注目です。

 

 

豪ドルは引き続き、資源国、高いGDP,高金利通貨として、豪ドルブルトレンドが続くと予想します。シカゴ(CME)筋のポジションも一番大きなものとなっているようです。一番分かりやすい通貨ペアでポジショニングをすることをお勧めします。

 

 

それでは、今週も頑張りましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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