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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
ドルが全般的に上昇しています。原油価格が120近くまで下落しています。OPEC(石油輸出機構)が増産決定と、景気後退感からエネルギー需給の緩和観測が要因と言われていますが、私は、先物市場での規制が強化されることが大きいと思います。原油価格が下落し、ユーロが売られ、円もつられて売られたようです。
私は最近米国以外の経済圏の景気後退が進んでいるおり、投資家がそれを注目しだしたと主張してきました。欧州での景気後退の兆しが見え始めています。IMF(国際通貨基金)が4日興味深いコメントを発表しました。「ECB(欧州中央銀行)は追加利上げにはリスクがあるとし、追加利上げに説得力のある実例はみられない。そして金利据え置きを決める価値がある。」として追加利上げに否定的な見方を示しました。トリシェ総裁が耳を貸すかどうか分かりませんが、IMFという第三者的な立場からの見解は尊重すべきではないのでしょうか。ユーロ売りが徐々に進むと思います。円も同様の動きかと思います。日本のファンダメンタルズは悪化の一途です。
6月の米個人消費支出(PCE)が0.6%前月比、PCEデフレーターが4.1前年比、そして最も参考とされるPCEコアデフレーターが0.3%前月比、2.3%前年比とインフレ懸念を発想されます。FRB(米連邦準備銀行)の目標インフレ率が1.0~2.0%ということから、若干上回っています。ECBほどの乖離はないのですが、今日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での議論が興味深い。フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が勢いを増しそうだ。
今日の東京時間帯の注目点はオーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策委員会(Board Meeting)です。現状の政策金利7.25%の据え置き予想ですが、豪経済に暗雲がかかり始めています。金融不安と景気後退が鮮明に出ています。これまでは金融引き締め一辺倒でしたが、ここに来て、景気後退と金融機関支援対策に気にしないといけないようです。利下げの話しが記者会見の場で示唆されれば、為替市場にも影響が出てきます。私は、豪ドルは値ごろ感から下値を拾うのは危険であると思います。豪ドル/ドルで0.9100が節目です。豪ドル/円では、ドル/円がドル高傾向になっているため、豪ドル/円でも豪ドル高になりように見えるのですが、オーストラリア経済が転機を迎えている中、豪ドル/円をロングに持っていくことは危険であると思います。豪ドル取引には注意してください。
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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