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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
FRB(米連邦準備理事会)が定例のFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催して、利下げを決定しました。政策金利であるフェッド・ファンド・レート(FF Rate)を0.75%引き下げ2.25%に、そして同時に公定歩合も0.75%引き下げ2.50%としました。私の予想の1%の引き下げではなかったものの、金融市場はFRBの行動を評価しました。ドルが買われ、ウォール街も大幅高となりました。為替市場はファンド筋を中心に利食いのドル買い戻しをしたと私は読みます。次のターゲットは米国の不景気感の確認に移ります。つまり、第1四半期のマイナス成長確認です。それまでは、市場参加者はFRBに敬意を表した行動をとるのではと思います。
同時に発表された声明が短いものでしたから、ざっと読んでみました。それによりますと、経済活動は更に弱含みが続く、消費は減退し労働市場は弱い。金融市場にストレスがかかっている。信用不安からの金融機関の引き締めと住宅関連の落ち込みにより、今後数四半期(over the next few quarters)経済活動が落ち込む可能性を指摘しています。インフレについてはリスクが上昇しており、引き続き注意深く見守る必要があるとしています。そして経済成長の下落リスクがあるとして、委員会は持続的な経済成長と物価の安定のために適時行動を取るとしています。(Committee will act in a timely manner as needed to promote sustainable economic growth and price stability.)ということで、更なる追加利下げが行われそうです。米国の第一・第二四半期のGDP(国内総生産)はマイナス成長が予想されます。私は最終的には政策金利(FF Rate)は1%まで下がると読みます。(昨日のイーブニングレポート参照)あと2回か3回バーナンキ議長はカードを持っています。
それでは金融・為替市場の話をしましょう。NY株式市場は,大手投資銀行(ゴールドマン・リーマン)の決算が減益ながら予想よりも良い決算で上昇しました。1%の利下げを期待した向き(私含む)が失望売りをしたとのことでしたが、よく考えればFRBは現在取りうる最善の策を尽くしていると評価しました。為替市場は、シカゴ筋はドルショート(売り持ち)で待っていましたので、利食いのドル買い戻しに行動したと推測します。全ての通貨でドルが買われていることがそれを、物語っています。(膨大な利益を上げたと想像します。)経済指標では2月の住宅着工件数が106.5万件と市場予想よりも良い数字で、これも金融市場を後押ししました。
それでは今後の為替市場を考えて見ましょう。今日はおそらく兜町は大幅に上昇すると思います。金は現在985ドル(1オンス)とNY終値(1004.30)から大幅に下落と、こちらも利食いが出ているようです。ドル/円も100円台をつけたりしています。実需の輸出筋は年後半のドル先物売り予約を入れたいと思わざるを得ないドル/円のトレンドです。100円乗せでの実需のドル売りは念頭に入れておきましょう。大きなレンジの101.00~96.00での動きですが、大きなドルベア(弱気)の流れは、FRBの今後の利下げ継続を考えると変わらないと思います。100円台でのドル売り、タイト(きつめの)損切りレベルでのトレーディングが有効と思います。これはあくまでも短期売買目的です。オーソドックスに行くのであれば、しばらく様子見の101.00がサポート(支持線)になるのかレジスタンス(抵抗線)になるのかの確認が必要か。現状でドルを売っても96.00近くでの利食いをしないといけません。ユーロ/ドルについては、1.5700を割れてきていますので、慎重に行きましょう。ECB(欧州中央銀行)は今回FRBとの協調行動は何も取りませんでした。(噂された協調利下げ。)引き続き金利現状維持と思われ、私は金利差拡大が見込まれることからユーロ高が継続すると読みます。(欧州は現在イースターでリラックスムードです。)下の1.5400 と上の1.6000のレンジを見た推移です。1.5700が確保されれば1.6000と読みます。注意してみましょう。オージー(豪ドル)/ドルは0.9100が確保されていますから、0.9600方向と読みます。これはオーストラリア準備銀行の金融引き締めスタンス堅持から伺えます。
スペイン通信:今日はバレンシアの火祭り最終日です。午前0時(日本時間20日午前8時)に全ての人形に火がつけられます。火が放たれたバレンシア市街は、炎と煙が渦巻き最高潮に盛り上がります。http://www.fallas.com にても映像が流れますのでお楽しみください。FXで稼いで来年この時期はバレンシア滞在してください。但しユーロ高は滞在費高となり、私は個人的に嫌いです。ユーロはもっと対円で下がってほしいものです。
それでは今日もがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。