[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
今日の日本経済新聞朝刊の英エコノミスト誌の記事は、日本経済新聞社としてよく掲載したものだと拍手喝采です。そのまま掲載したところに意味があると思います。日本のメディアが書くと必ず政治圧力がかかります。直接日本の停滞の原因が政治によるものと断定して、具体的な政治家名を出して、論理的にそして具体的に組み立てて批判しています。是非、この日本語訳を自民、民主両党の政治家さんは熟読されて、早急に「日本売りストッププロジェクト」に着手してほしい。そうでないと、頼みの外人投資家から更なる日本離れとなりそうです。取り敢えずは、民主党は、メンツを捨てて、実務力、経験豊富な武藤氏を日本銀行総裁にすべきではなかろうか。日本が早く世界第二位の経済国として再生そして成長軌道に乗ってほしいものです。そうでないと、これからの世代がかわいそうでなりません。
福井総裁は次期総裁選出で混乱している国会を尻目にバーゼルに出張されていたようです。資金調達枠の国際協調でしっかりと役割を果たされたことと思います。私は福井総裁のポリシーが好きでしたが、道半ばでした。まわりから、特に政治家からいじめられて、本来の政策がとれませんでした。早く政策金利を本来の姿に戻しておきたかったとの思いが強いと思います。欧米先進国の正常な政策金利は概ね4~5%といったところです。デフレ脱却には、無理してでも株価を上げて、インフレ気味に持ってゆく政策が必要でありました。インフレ率を2%くらいで維持して、世の中の賃金物価を上げてゆかないと国際競争力でどんどん置いてゆかれます。ロンドンの地下鉄が日本円で約1000円、NYの地下鉄が2ドルですから約200円そして東京の地下鉄が最低区間で160円ですから、日本人がロンドン、NYに旅行すると本当に苦しいですね。(初めてロンドンに行った時は、確か約200円か高いとは思いませんでした。ただビールは今でも東京よりも相当安いと聞いています。そしてNYでは例のコインが1ドルで100円感覚でした。)
金融市場の話をしましょう。朝方日本の第4四半期のGDP(国内総生産)が発表され前期比年率換算で3.5%と速報値の3.7%から下方修正されたものの、良い数字です。為替市場も兜町も全く無視で、ただただ米国サイドしかみていません。兜町は上昇してはいますが、13,000円台まで届きません。朝方400円以上あがっていましたが、終わってみれば、200円位のあげに留まっています。英エコノミスト誌が指摘する通りです。根っ子に日本不信があります。これからの経済指標としては、ユーロ圏1月の鉱工業生産です。予想は前月比+0.4%です。
為替市場はドル売り小休止で、今回の戻しでドル買いの利食いが相対的に出ていたと思います。まずはオージー(オーストラリアドル)/ドルから始めます。朝方3月のWestpac消費者信頼感指数が発表され-9.1%と前月の-5.5%よりも悪くオージーが一瞬売られたのですが、直ぐに買い戻されました。現在0.93台と移動平均線21日線の0.9245を上回っており中期トレンドラインを形成しているようです。そして何よりもストカスティックがファーストとスローが20%のところで交錯して上昇する気配を見せています。これはオージー買いサインです。レンジの0.9100~0.9600内での0.9600を目指す動きではと思います。ドル/円はひとまず103.50はアジア時間帯には越えられなく、再び101.00を目指すのではと思います。利食いのドル買い戻しも入り、ガス抜きが進んでいるように思います。多くの市場参加者が利食いのタイミング待ちと思います。ユーロ/ドルは再び1.5400を再度破り1.5700方面に向かうのかの確認段階です。下の節目は1.5100です。欧州通貨がどっしりと構えているのが印象的です。
注:Westpac: オーストラリア大手金融機関です。よく昔為替の相手で出てきました。
日本の経済状況を打開するには何をすべきかを皆さん考えながら、政治にも目を向けつつ、為替相場も監視しましょう。
それではHave a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
02 | 2024/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。