[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
ほんとうにお疲れ様でした。
負の連鎖を呼ぶドル売りがドル/円で続きました。心理的なサポート(支持線)の100.00はわずかにキープされたようです。兜町も400円以上の大幅安です。金も984ドル(1オンス)での現在の取引です。
何がきっかけだったかというと、やはりヘッジファンドの中にはかなりの損失を今回のサブプライムローン関連の債券で被っているとの報道でした。英有力紙のタイムズが40億ドル(約4,000億円)を超えるヘッジファンドが解散の危機にあるか、解約停止の状態にあるとの報道でした。そして午後になると例のカーライルグループ傘下のカーライル・キャピタルが債権者と合意が出来ず、資産を債権者が差し押さえることとなるとの報道が流れました。まだまだこれらの報道は氷山の一角ではないかとの発想がありそうです。
ドル/円は100.00を現在保っているものの風前の灯のようです。額賀財務相は、「為替介入についてはコメントしない。」として無難な口先介入です。しかし、効果なしです。日本銀行単独での介入は、東京時間帯ではやりづらい。株価が急落状態。トヨタは1円の下落で350億円、ホンダは200億円と為替差損が膨らみ日本経済に大きな負の要因を与えます。私は101.00がひとまずの達成感を得るレベルと言ってきました。現状のレベルで利食いのドル買いを入れることをお勧めします。「利食い千人力」との格言があることをお忘れなく。次のことは次に考えましょう。相場はいつでもあります。少しだけドルショート(ドル売り持ち)を残したい方は「おまけ」的発想で持ちましょう。参考までに101.00の次の重要な節目は96.00となります。日本銀行はここまでのレベルに耐えることができるでしょうか。見守りましょう。
ユーロ/ドルとドル/スイスフランがそれぞれユーロ高、スイスフラン高をアジア時間帯で付けています。ドル/スイスフランは節目の1.0100を割りそうな勢いです。ユーロ/ドルは、注目している1.5700にはまだ開きがあります。欧州金融当局はインフレ懸念最優先です。そして為替の変動についての懸念も表明しています。米国もブッシュ大統領を中心として強いドルを望んでいると口先介入をしています。そこで、どのレベルまで耐えられるのかなと調べてみましたが、未知の領域に入っているため参考になりません。3月6日のECB(欧州中央銀行)定例理事会後に公表された経済予測のデータあたりかなと思いました。直近ですから。それによるとユーロ/ドルは2008年が1.4700 そして2009年が1.4600となっています。ということは現在のレベルはもう10セント近く予測レートを上回っています。チャート的に1.5700を上回ってくると1.6300となります。さすがにここまでは耐えられるのかな思います。ということは偶然にも1.5700が、ひょっとしてスムージングオペレーションと称する為替介入がひょっとして行われるレベルではないかと思います。ユーロ/ドルも1.5600超えではヘッジファンドはそろそろ利食いを考えているレベルであると思います。皆さんも利食いを考えてください。ポンド/ドルは2.0400が重要な節目です。昔こんな言葉を聞いた覚えがあります。「たいやきの頭としっぽはくれてやれ!」欧州通貨も慎重に行きましょう。
オーストラリアの2月の失業率が発表され新規雇用者数が36,700人と予想の15,000人を大幅に上回りました。オージー(オーストラリアドル)/ドルのブルトレンド(強気)が確認されました。上の節目は0.9600です。
これから出る経済指標では米国2月の小売売上高に注意です。予想は+0.2%(前月比)です。それよりも、恐らく欧米時間帯では、新たなヘッジファンド破綻のニュースがでたり、金融当局の口先介入がでるはずですから、注意しましょう。
それでは暴風雨の夜の為替市場となりますので、皆さん警戒を怠らないように。
Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。