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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
まずは、日本時間の9時半にオーストラリアの二月の失業率が発表されます。予想は4.2%の新規雇用が15,000人です。私はオージー(オーストラリアドル)/ドルの相場が明確な方向に向いていると読んでいますので、今回の経済指標にも注目です。良い数字ですとオージー・ブル(強気)継続が明確になると思います。仮に悪い数字が出ても、バイ オン ディップス(Buy on dips 底値拾い)の作戦で良いと思います。0.91~0.96のレンジ内で0.9600方向と読みます。クロス円では私はドルの下落リスクが高いと思いますので現在はお勧めしません。
ブッシュ大統領が明確に口先介入をしています。「We have a dollar that’s adjusting and I am for a strong dollar.」と。強いドルを求められています。しかし為替市場では反応しません。市場の流れがドル売りに向かってしまっているからです。特に欧州通貨はどっしりと構えていますから、びくともしません。ユーロ/ドルでの大きな節目での実弾介入も視野に入れておいた方が良さそうです。
昨晩を振り返ってみましょう。ダーリング英財務相からヒントが出ました。英経済はG7の中で最も安定している。そして英インフレ率は引き続き2%で2008年は2.5%予想とのことです。ポンド・ブル(強気が確認されました。)ポンド/ドルの2.0400が当面の目標となります。ユーロについては、トリシュECB(欧州中央銀行)総裁が繰り返し為替相場の変動に懸念表明をされています。またユンケル・ユーロ圏財務相議長も「為替相場はファンダメンタルズを反映すべきであり、米国がドル高を望んでいることに満足している。」とのコメントを発表しています。しかしシュタルクECB理事は、インフレ率について懸念をしておりかなり不満のレベルであるとして、金利維持の姿勢を鮮明にしています。これをどのように解釈するかが問題です。市場は当局の介入姿勢を試す動きになるのではと思います。ということでレベル的にはユーロ/ドルで1.5400が簡単に素通りして1.5700方向に向かっています。1.5700が重要な節目です。介入警戒感との戦いです。
米国時間に移ってからは相変わらずサブプライムウィルスが蔓延していて、シティグループが傘下のヘッジファンド救済のために10億ドルの資金注入をするなどと解決の目途が立ちません。原油が史上最高値とそして金も買われ始めました。現在984ドル(1オンス)で取引されています。1000ドルが見えてきました。ヨルダンが外貨準備のドルでの比率を落すとの発表もドル売りを誘ったようです。(これが湾岸諸国のドルペッグ制廃止の憶測を呼んだようです。)ブッシュ大統領の口先介入も効果がありません。
皆さん今日は長いレポートですが、ここまで読めばもう為替相場は明確ですね。余り説明は要らないと思います。ドル/円は101.00を破る方向です。ユーロ/ドルが1.5700、ポンド/ドルが2.0400、オージー/ドルの0.9600です。クロス円は時間差で動きますからお気をつけください。欧州通貨での実弾介入に警戒しましょう。
思い出:ロンドンの朝飯:最悪ですね!ロンドン出張の折ダイアナ妃とチャールズ皇太子が結婚されたことで有名なセント・ポール大聖堂近くの老舗ホテルに宿泊しました。コベントガーデンにも近く、夜遊びに行くのにも便利なところで満足していたのですが、最悪のブレックファーストです。我々日本人には焼きすぎの小ぶりの食パンにコーヒーと、チューリッヒのプチホテルと全然違います。そして塩加減もいいかげんなスクランブルエッグと、とても美味しそうに見えないソーセージと。ジャムはまずまずでした。ここのアフタヌーンティーは有名と聞いていましたが、朝ご飯最悪です。長く欧州に滞在していると日頃食べていないご飯と味噌汁の朝食が食べたくてたまりません。夜寿司屋に行って日本食でお腹を満たします。ところで、オフィスがテムズ川沿いでセント・ポール大聖堂に近いこともあって、早く仕事が終わった日を見つけて、この大聖堂のてっぺんまで登りました。聖堂のドームの内側に階段があり、どんどん壁をつたって登ってゆきました。そしててっぺんで屋外に。素晴らしい景色でした。テムズ川とロンドンを一望できます。ロンドンへ旅されたら是非お勧めです。
それでは今日も仲良く相場と会話しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。