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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
FRB(米連邦準備理事会)はFOMC(米連邦公開市場委員会)にて政策金利でありますフェッド・ファンド・レート(FF rate)を0.5%切り下げて3.0%としました。先週の緊急利下げと合わせて2週間で1.25%引き下げました。声明では金融市場はかなりの緊張状態にあり、景気下振れリスクが残るとして、必要に応じて迅速に行動すると明言しています。更なる追加利下げの可能性を示唆しています。市場の大多数の予想通りとなりました。0.25%の利下げではなかったために、金融市場は私の予想よりも落ち着いた行動をしているようです。
ウォール街は冷ややかに反応したようでした。同日に発表されてしまった米第四四半期のGDP(国内総生産)の速報値が前期比で0.6%の伸びに留まり、米経済の減速感を裏づけしてしまったようです。また、モノライン(米金融保証会社)大手のアムバック・フィナンシャルの格下げが今日にも行われるとの話から、株も下げ基調で終了しました。スイス金融機関最大手UBSが追加損失計上などとサブプライム関連問題の拡大懸念が金融市場の根っ子にどっしりと横たわっています。
為替市場はユーロ/ドルでは、金利差拡大との理由から、一番素直に反応しているようで、ユーロ/ドルでの1.4800を上回ってきており、最高値更新(1.4968)も視野に入ってきています。ガンチャートでは、次の節目は1.5100です。ドル/円は私の予想どおりには行かなく、更なるドル売り基調を強めたようです。利食いのドル買戻しも大して入らず、ファンド筋、投機家は更なるドル下値をみているようです。106.00は非常に重要な節目ですから、注意しましょう。これを破ってレジスタンス(抵抗線)となれば、次の重要な節目は101.00です。セル オン ラリー(Sell on rally)の展開です。スイスフランが最高値を更新してしまいました。避難通貨的色彩の強い通貨ですので、世界経済の不安定さを象徴している動きと言えます。
さて、今後のシナリオですが、すでにコメントしてしまった通りです。今後の重要な予定は、今週金曜日の米雇用統計です。こちらで、更なる悪い数字が出れば、ドル売り加速となります。1月の非農業部門の雇用者数を市場は60,000人前後と予想しています。そして、各国間の金融政策強調と言う意味で、来月2月9日に東京で行われますG7(先進7カ国)財務相・中央銀行総裁会議が注目されます。各国が協調して、政策連合しないといけないようです。3月末の各国の流動性確保の議論もでてくると思います。為替についても、コメントが出てくるかもしれません。要注意です。ということで、まだしばらくは、ドル安方向に賭けても良さそうです。ドル/円でのsell on rally とユーロ/ドルでの バイ オン ディップ(buy on dip)継続です。特に、ユーロ/ドルで下がったところでユーロを拾ってゆくのが一番有効に思いえます。
スペイン通信:スペインには公用語が5つあります。一般にスペイン語と呼ばれるのがカスティージャ語です。イベリア半島の中心部が主な地域ですが、標準語として全国民が理解できる言語です。カタルーニャ語はバルセロナを中心としたカタルーニャ地方で話されます。カスティージャ圏とのプライドの争いからサッカーのレアル・マドリッドとFCバルセロナの試合は戦争そのものです。この試合をエル・クラシコと呼ばれ、日本で言えば野球の巨人阪神戦、サッカーで例えれば、日韓戦の雰囲気です。その他、北部フランスとの国境沿いのバスク地方のバスク人はバスク語(フランス領内でも話されます。)を、そして北西部のガリシア地方ではガリシア語が、そしてオレンジで有名な地中海岸沿いのバレンシア地方ではバレンシア語が話されています。それぞれ、私が聞いた限りでは、全く違った文法と言葉です。スペインがまとまれないのは、異なった民族の集まりだからと言えます。昔フランコ総統時代には、カスティージャ語以外の言語は使用禁止となっていましたが、独裁政権崩壊後は、地方色がどんどん強くなってきています。旧ユーゴスラビアのように、宗教の違いはありませんから、それぞれが独立国家となることは現状考えられません。
それでは今日もがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。