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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
私は今週はドルの頭が重い展開を予想しました。それが、見事に外れています。
ユーロ/ドルでは、ECB(欧州中央銀行)定例理事会前に投機筋はユーロロングポジションを作り上げ待ち構えていました。ポールソン米財務長官との密約があったようで、追加利上げは打ち消し、ドル擁護に回りました。ユーロ/ドルで一斉にユーロが売られ、週末には重要の節目の1.5700を突破してしまいました。今日の動きのその流れを引き継いでいるようです。ユーロ債の利払い償還に絡んだユーロ売りの出ていたと聞きます。1.5600も風前の灯です。少し動きが東京市場にしては早すぎます。やはりユーロ債絡みの動きか。
1.5700の次の重要な節目は1.5400となります。ポールソン財務長官とトリシェ総裁の密約説を肯定するわけでもないのですが、ここはトレンドラインの流れに乗ってゆくべき相場と思われます。
今週は「洞爺湖」サミットでブッシュ大統領が「強いドル」の確認を各国に取り付けています。2~3日はブッシュ発言に注意しましょう。また、バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官の議会証言と何かとドルブルに反応しそうです。一時的なドル高傾向と思います。
日本では、日銀支店長会議が行われています。白川総裁は、「日本経済はエネルギー・原材料価格高の影響で景気減速している。当面減速は続くものの、その後は緩やかな成長路線を辿る。」として、案に低金利政策を続けることを表明しています。この文言を読むと、円売り要因ともとれます。
スイス大手金融機関のUBS、CSが合計700億スイスフランの引当金を追加計上することを義務つける可能性があると報道されています。これの欧州通貨売りの流れを加速させているかも知れません。
米国経済は不信感一杯です。信用収縮の目処が立っていません。また、先週の雇用統計を見ても、5.5%のマイナスの非農業部門の雇用者数です。一時的な米当局者のドル高誘導発言で、ドル高になったとしても、悪い米経済指標、金融機関不安説、主要メーカー不安説で、ドル高も砂上の楼閣と化すのを見ている。
ドル/円で106.00と111.00の中間点の108.50近辺までのドル高リスクがあります。ストカスティックは、スロー・ファーストとも40%と上昇のブルトレンド。
ユーロ/ドルは、1.5700と1.5400 のレンジ内。ストカスティックは、スロー・ファーストは70%,80%とこちらは下向きのユーロ売りサイン。
ポンド/ドルは、1.9700を割れば、1.9000と1.9700の下のレベルの移動です。1.9700の重要な節目を注視。ストカスティックは、スロー・ファーストがやはり80%,70%とポンド売りサイン。
オージー(豪ドル)/ドルは、0.9600が重要な節目です。ドル売りに押されて0.9600を現在割ってきています。ストカスティックでは、スロー・ファーストとも80%で交錯して上向きです。豪ドルは、ファンダメンタルズからして、豪ドルブルの展開のようです。
トレンドの乗ったディーリングを心がけましょう。
それでは、 Have a nice day!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。