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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
明けましておめでとうございます!
Feliz Año Nuevo!
既に為替市場は大きく動いています。現在ドル/円111.40 ユーロ/ドル1.4665 の時点でこのブログを書いています。
ドル売りの波が押し寄せています。欧米の投資家のコンセンサスが出来つつあります。
既にユーロ/ドルは小波をこなして新たなドル売りのサイクルに入りつつあります。ドル/円はこれからの動きのように思えます。大晦日のシカゴ筋レポートで明らかなように、ドル/円のシカゴ筋及び投機筋のポジションは本当に軽いようです。従って動きやすいと言えます。ドル/円の111.00は注意しましょう。この節目は重要です。
今晩NY市場発表の12月の米ISM製造業景況指数の予想は50.9です。前月は50.8です。悪い数字が出ると金曜日の米雇用統計の数字を煽ります。雇用統計の予想は12月非農業部門雇用者数が+70,000人(前月94,000人)、12月失業率4.8%(前月4.7%)です。特に非農業部門雇用者数(Non-firmpayroll)の数字に注意しましょう。これで予想より悪い数字が出るようですと1月30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ要求に市場が突き進むこととなります。恐らくその間にサブプライム問題での蒸し返しがあると思います。また欧州政府・財務当局が口先でユーロ高を牽制する局面もあるかとは思いますが。
そんなわけで既に大きな流れ(私はビッグピクチャーと言ってきましたが)つまりドル安、ドル売りがグローバルなコンセンサスになっています。皆さんは正月明けにどのようにこの波に乗るかを考えてください。キャリートレードでオージー、キューウイーへの新たな投資を考えている方はもう暫く目一杯ドル/円が下がった頃合まで待ったほうが良いと思います。
私は反対にそれではドルが買われるとするとどんな材料なのかをしばらくかんがえることとします。相場は生き物です。そして心理戦ともいえます。
相場はいつもあります。くれぐれも焦って波に乗らないことを!!!
日本の皆さんは6日までゆっくりと休養し正月を楽しんだ方が良いと思います。頭の片隅に相場の流れだけをインプットしながら。
それではゆっくりと良い正月休暇を楽しみましょう!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
これまで当ブログをご覧の方はお分かりかと思いますが、海外勢はクリスマス休暇が中心で、もう3週間くらい休養しています。そして今日から仕事をしようかとオフィスに出かけてきます。逆に日本勢はお正月休暇でこれから休養に入ります。新年最初の営業日は1月4日ですが、ほとんどの会社が午前中のみ仕事で午後からは休みに入ります。従って日本勢は1月7日からが実質的に仕事始めです。あと10日くらいは休暇状態です。外国勢と日本勢との時間のブレが大きいので注意しましょう!
来週の元旦後は2日から海外勢は通常通り取引を開始しております。そして1月4日には月のビッグイベント米雇用統計の発表があります。来週週後半の米経済指標の行方によっては、1月の金融相場の流れが決定してしまい、1月30日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)での金融政策協議会合まで引きずることになります。従って皆さんおとそ気分であるものの、ときどき世の中の動きをチェックされてはいかがでしょうか?グローバルな相場の流れを確認するために!
日本の11月の新築住宅着工の数字が発表され、前年同月比マイナス27%と5ヶ月連続マイナスです。為替相場は無反応ですが、着実に日本経済が傷んでいる証拠です。日銀は利上げなど到底考えられません。現状の低金利が続くようです。これはキャリートレードの支援材料となります。そして今日はこのままNY市場での経済指標発表待ちの展開です。ポジションある方、特にドル/円でドルショート(売り持ち)の方は注意を。ドルロング(買い持ち)の方は跳ねれば利食いのタイミングを考えてください。ポジションスクエアの方はのんびり経済指標の数字を読んで新春を迎えましょう。クロス円ではユーロ買い/ドル売りにつられてユーロ/円の買いに勢いが出そうです。
日本勢は12月は忙しく過ごされた方が多いと思いますので、ゆっくりと休養(遊び)に専念しましょう。(ときどき世の中の動きも読みながら)相場の格言で、「いつでも相場はあります。」があります。慌てて乗り遅れたと思って相場の世界に入らなくても、ご自身が気分良く相場の世界に入れる時こそが仕事始めとなると思います。(Relax and take it easy!!!)
思い出:今日の新聞にアメリカンクラブの建て替えの話が出ていました。東京タワーから六本木に向かう通りの左側にある外国人(主にアメリカ人)と日本人の交流を目的とした社交場です。隣が冷戦時代からあるロシア大使館(旧ソ連大使館)が建っています。呉越同舟でよく盗聴されないものかと昔から不思議でなりませんでした。アメリカンクラブには私もよく出入りしました。神谷町で働いていた時は、オーストラリア人、アメリカ人と仕事の話、遊びの話、ヘッドハンティングの話でランチやら夜のディナーに出没したものです。アメリカ人の同僚は仕事が終わるとすぐにバスケットコートに出没してバスケットボールを楽しんでいました。外資系の金融機関のクリスマスパーティーもよく行われていました。会社単位での会員になっているところが多いようで、多くの外国人が友人とのおしゃべりの場、食事の場、スポーツの場(プールもあります。)で楽しんでいました。そして会員制ということで意外と安く。確か豪華なランチが千円くらいで楽しむことができたと記憶しています。ランチビールを飲んでほろ酔い気分でオフィスに戻ってきたこともありました。また本場アメリカサイズのローストビーフが今でも忘れられません。私が一番仲良くアメリカンクラブに頻繁に食事をしたのは皮肉にもオーストラリア人でしたが。脈々と外国人の社交場が明治の鹿鳴館時代から続いているようですね。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
静かな静かな為替市場ですね。超薄商いですから、午前中仲値(日本のメガバンクと有力外銀などが現在は独自のレートを午前10時に公示しています。)公示後、まとまったドル売りが出たとのことで一瞬113.92までつけたようです。薄商いの中、値が飛ぶ典型的な例と言えます。しかし、その後はもとの114円台へと直ぐに回復です。アジア時間帯の取引が終わると欧州は市場が休みですから、NY市場待ちとなります。気力充実のディーラーが久しぶりにディーリングルームに戻り、相場観を作り上げてゆきます。但し、直物(ドル/円)のバリューデイト(value date 決済日)がまだ年内ですから、活発な取引は明日以降(明日ですと1月4日となります。)になると思われます。
今日の日経新聞を読んでいましたら投資信託の外貨建で運用する割合が11月末現在で46%と昨年末と比べて6ポイントも上昇しているとのことです。さすがにドルの占める比率は40%から36%に下落しています。また資産残高は35兆6千億円と為替リスクを負った巨額なマネーが海外で運用されています。このような投資信託設定に伴う円売り/外貨買いが市場に出てきます。12月もボーナス支給後には多くの外貨需要が出ていたのではと想像されます。薄商いの中でドル/円が買われた要因のひとつのようした。またいわゆるBRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国など今後も高度成長が期待される国々に投資が進んでいるようです。これから読み取れるのは、来年も国内運用は期待できなく、海外に運用先を見つけようとするファンドマネージャーが多いということです。これも来年の需給から見た為替の要因として心に留めておきましょう。
マスターカードアドバイザーの調査によると今年の感謝祭、クリスマス商戦売り上げが前年比+3.6%と過去4年間で最低の伸びとのことで消費者の財布の紐は固く、消費に対する悲観論を展開しています。27日に12月の消費者信頼感指数が発表されますが、悪い数字が出るかもしれませんね。但し為替市場は現在悪い数字には反応が鈍い傾向です。
スペイン通信:今日は宝くじの話をします。日本では年末ジャンボが風物詩となっていますが、スペインではエルゴルド(El Gordo太ったという意味ですが)がクリスマス前まで発売され例年12月22日に当選発表会が行われ、全国にテレビ生中継されます。1等賞が3百万ユーロ(約4億9200万円)、2等賞 百万ユーロ(1億6400万円)、3等賞50万ユーロ(約8200万円)で、6等賞まであります。スペインでは当選したらテレビ局がすぐに当選場所に中継車を出して当選者にインタビューします。おおらかな性格の国民ですから、当選者は積極的に名乗り出て、シャンパンを振舞って大騒ぎとなります。ここが日本人の感覚とは大変な隔たりがあります。スペイン人一人当たりの年末の宝くじの平均購入額は63.56ユーロ(約10,400円)と日本人よりもかなり購入していることが分かります。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日の東京市場はドル/円は実需(輸出のドル売り)が114円台にあるようで、114.00まで一旦下げましたが、ポジション調整のドル買いで再び114.10近辺をうろうろです。これから24時間市場はありませんから、この近辺から明日の東京市場はスタートとなります。
クリスマスということで閑散とした市場ですので、少し大局的に市場を読んでみたいと思います。米国の現状をいろいろと考えてみました。
1)FRB(連邦準備理事会)主導の市場救済措置:欧米の金融機関の年度末信用不安による資金調達不安を解消するために主導的に動いたのはFRBでした。自国金融機関救済のため200億ドルの資金注入を行いました。また同時にECB(欧州中央銀行)及びSNB(スイス国立銀行)向けに総額240億ドルの為替スワップを組むことで資金注入を行いました。FRBが危機感を強めているからこそ、FRBの対応は早いようです。グリーンスパン前議長が指摘するように、公的資金を使ってでも、いざと鎌倉へとの局面では機動的に動かないといけないという手法はバーナンキ現議長に踏襲されているようです。
2)米国財政政策での景気刺激:米財務省が抜本的な税制改正に動いており、米国企業の内外での競争力、そして景気減速の手を打っているようです。法人税を現行の実効税率35%を28%まで引き下げるとのことのようです。そして「事業活動税(企業の実質受け取り分のみの課税をして企業の売り上げ増進の意欲を刺激する政策のようです。)」を導入することでGDP(国内総生産)を2~3%押し上げようと画策しています。米国企業が相対的に好業績となり、足元までの景気が支えられることとなります。(余談:日本の法人税は40%です。景気を良くするには海外並みに大胆に引き下げるべきではないのでしょうか。政府にとっては法人税収が減ることになるのですが、給与面への還元で消費に火がつくので結果的に税収が増えると思うのですが。足元が気になる日銀としては是非政府に法人税の大幅引き下げを直訴されてはいかがでしょうか?そうしないと日本の競争力はいつまでたっても上がりません。日本売りが続くことになります。)
3)相対的に米国経済が一番好調か?:OECD、IMF そして各金融機関の2008年の成長率予想をみると意外と米国が高く、欧州圏が2%を切り、日本は1.5%以下の予想が多いようです。日本は蚊帳の外のようです。そして中国のひとり勝ちと。
4)米大統領選挙:大統領選挙の年は共和、民主両大統領候補とも来年11月の大統領選挙に向けて、国民に経済の好調さを印象づけ、生活保障をするような政策を訴えることで、票の獲得を目指すこととなります。FRBは独立の立場からは耳は貸さないものの、景気上昇政策は至上命令です。来年11月の時点で米経済に悲観論が蔓延しているようでは、大統領選挙は戦えないとヒラリー、ジュリアーニ、オバマ、ハッカビーの各候補者は考えていると思います。
相場観のひとつ:サブプライムローンで金融機関の信用不安、景気後退と米経済に悲観論が強まっています。しかし、主要経済圏の状況を分析すると手を打つのが早いのは米国であり米国頼みが鮮明です。従って、サブプライム問題が一段落すると一番早く景気回復するのが米国ではないのでしょうか。確かにFFレート(政策金利)の更なる引き下げ(0.50%位か)が予想されますが、その後は逆に利上げ観測が台頭してくるのではないのでしょうか。年前半、いや第一四半期位までは確かにドル安観が市場の底辺にあるのでしょうが、他の主要経済圏と比較するとやはりアメリカは強いということになり、年後半はドル高の可能性が強いのではと思い巡らします。気をつけないといけないことは、イスラム圏石油産出国、ロシア、中国など外貨獲得額上位の国々が米国と政治的に対立して、外貨準備高を米ドルからユーロに意図的にまた継続的にシフトする動きには注意が必要ではないかと思います。
円は主要経済圏では期待もされていなく蚊帳の外ですから、低金利政策は維持されることとなります。そして現在は主要経済圏は「負け負け負け」組みの状況ですから、むしろ、来年も主要テーマとなる資源高に注目した高金利通貨と政治経済とも安定し高金利が期待される通貨への投資が継続するように思います。(円キャリートレード) ただ入る所を間違えてはいけません。
こんなことをクリスマスの閑散とした市場の中、思い巡らせました。参考までに。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
日本株が上昇し安心感が出ているようです。また米証券会社のメリルリンチがシンガポール政府系ファンドから50億ドル(約5600億円)資本支援を受けるニュースくらいが目立ちました。ユーロ/円の売りで若干ドル/円が売られているように見えます。
クリスマス前に敢えてポジションを取るような投資家はいないと思います。家族と恋人と、またひとりで楽しく祝うのが欧米の風習です。動きがあるとすればNY時間帯に発表される経済指標で、米経済に良い数字が出た場合にドルショートのポジションを軽くする行動を起すくらいでしょう。薄商いですから意外と値が飛ぶかもしれません。また短期売買でドルロングの参加者が大胆にポジションを増やしてゆくことは考えにくいと思います。
今晩発表される米国経済指標では12月のミシガン大消費者景況感指数に注目です。11月の76.1に対して予想は74.5とかなり悪くなると見ています。例によって悪い数字には反応せず、良い数字に反応する海外市場です。また11月の個人所得(予想0.5%前月比)、11月の個人支出(予想0.8%)も発表されます。思いがけず良い数字が出ると、特にユーロ/ドル、ボンド/ドルでのドル買いが出ると思われます。
為替市場のコメントを読んでいると1週間ほど前までは、ドル巻き戻し、ドル買戻しという表現から、今週はドルを買う動きだとかドル買いサインといった言葉に代わってきているかのようにも思われます。噂が投資家の心理を揺さぶり、噂が本物の動きに次第に変わって本物の流れになってしまうことは相場の世界ではよくある古典的な動きです。そうしてドルが吹き上がったら案外天井で再びドルベアへと。ドル/円の116.00が天井でその後ドル安となれば理想的なのですが!
ブルとベアとは英語で言うとBull とBearです。シカゴの先物市場で使われる用語で強気がブル つまり雄牛。雄牛の角から上昇することを連想させてくれます。逆に弱気がベア つまり熊さんです。熊さんはのっしのっしと頭を下げて歩きますので、下落することを連想させてくれます。シカゴにはバスケットボールのプロチームがブルズ、アメリカンフットボールのプロチームがベアーズと先物市場本場ならではのネイミングがされています。昨今ブルズは調子が悪く、ベアーズも調子悪く、両チームともベアーズ状態なのが皮肉です。ビッグピクチャーのドルを象徴しているのかもしれませんね。
実質的に来週水曜日(26日)のNY時間帯から為替市場が再開される状況だと思います。その間、政治的な動き、地政学的リスク(例えば北朝鮮がミサイルを発射しただとか。)がなければ無風状態の為替市場となります。東京の市場だけが世界の中でぽっかりと開いている状態です。逆に東京のディーラーは世界中から集中するオーダー(まさかの場合に備えたオーダーがほとんどですが。)を仕分けするのが大変かもしれません。(通常シンガポール、香港、シドニー経由でグローバルで回されるオーダーが東京経由となるからです。)
それまでゆっくりとクリスマス休暇を楽しみましょう。
それでは TGIF Feliz Navidad!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。