忍者ブログ
[18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

休日の午後、買い物から帰ってきましたらドルが大きく売られていました。


色々と調べてみました。


ロイター通信が米シティーグループが第4四半期に最大240億ドル(約2兆6000億円)の評価損を計上するとの報道がありました。またメドレー・グローバル・アドバイザーが顧客向けのレポートの中で、今週中にもFRB(米連邦準備理事会)が緊急利下げに踏み切るとの観測記事を流しているとのことです。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、1月30日の定例FOMC(連邦公開市場委員会)までは、急激な経済の悪化が検証されない限り、利下げは行なわれないと論評しています。米国の利下げが前倒しで行なわれるのではとの思惑が金融市場に出ているようです。私はないと思いますが、ドル売りの格好の材料となっているようです。またECB(欧州中央銀行)のクラウス・リーバー理事がオーストリアの新聞に重大な(significant)インフレリスクがあるとの記事が載せられており、ユーロの利上げの可能性の観測が出てきそうです。従って、ユーロ/ドルで1.4800が完璧なサポート(支持線)となり、1.5100へのトレンドを形成しそうです。

ドル/円は予想通り108.50を割ったらドルの下落は早かったようです。107.90近辺に損切りのドル売りがあったようで、更に下落を加速させたようです。次のターゲットは106.00となります。


今晩は欧米の政府高官のドル下落を牽制する発言が出てくると思いますが、資金の正常な流れからしてドルの下落は加速しそうな雰囲気が漂っています。

それでは休日ですが、ドルの流れを脳裏に置きながら休日の晩を過ごしましょう。それではまた明日の朝お会いしましょう。
PR

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

午後遅くになってからドル/円でのドル売りが目立ってきたようです。欧州勢からのドル売りのようです。兜町の大幅安(本来であれば円が売られないといけないのですが。)、メリルリンチ損失の話などを材料にしているように思われます。ドル/円はポジションが軽いようですので、ガンチャート111.00106.00の中間点の108.50を割り込むようですと、108円割れの可能性がひょっとして今晩のNY市場であるかもしれません。

 

 

ユーロ/ドルは利食いのユーロ売りが1.4805近辺にあるようで、このあたりを消化するとユーロ/ドルの史上最高値更新の1.5100方向が見えてくるのではと思います。この水準では欧州政府当局や通貨当局が、ユーロ高が輸出に及ぼす弊害を指摘したりして口先介入をするように思えてなりません。相場はいつもすんなりと行くわけではありません。

 

 

今晩は引き続き、政府高官、通貨当局の口先介入に注意しましょう。ただし、流れは止められそうにありません。

 

 

それでは良い週末を!

 

TGIF  Thanks God It’s Friday ディーラー間で週末に交わす挨拶です。)

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

今日午後初めて為替の動きについて情報を入れました。

 

 

為替相場が動いている場合には、適時情報を入れたいと思いますので、当ブログを日中時々クリックしてみてください。

 

 

また最初に訂正のお詫びをいたします。モーニングレポート中のドル/円109.31の水準は21日移動平均線ではなく21時間移動平均線の間違いでした。訂正します。21日移動平均線は111.93です。今後気をつけますのでお許しの程を。参考までに21日移動平均線は中期的な動きを、21時間移動平均線は、短期の動きを予測する参考値となります。

 

 

東京時間帯としてはナイスムーブメントでした。朝方オーストラリア11月小売売上高が発表され、+0.8%と予想の0.5%より高く、健全な経済成長をしているとしてオージー買いとなりました。日本の投資家も追随したようで、オージー/円での上昇となりました。

 

 

午後に入り、何気なくぼやっと画面を見ていたら、ユーロ/ドルでの大口の買いが入っているのに気が付きました。ユーロ/円でのポジション構築かドル/円での買いを誘発して、注目していた109.30近辺をあっさり上回ってゆきました。ただ、NY市場の高値109.80近辺まで上昇する勢いはなさそうです。

 

米金融当局が現在一番心配しているのは、スタグルレーション(不景気下でのインフレ(物価上昇))と思われます。FRB(米連邦準備理事会)のメンバーの各地区連銀総裁は、ことあるごとにインフレ懸念が残ると指摘しています。確かに、原油が1バーレル100ドルに迫ろうとしており、金価格の史上最高値更新、エコ燃料の資源としてのコーン、大豆といった穀物価格の上昇とインフレ懸念は差し迫ったものです。またドル安も輸入物価インフレの火元ともなり得ます。反対にサブプライム問題から深刻さを増す米景気の後退は避けようもありません。

 

 

確かにフェルドスタイン・ハーバード大学教授などは大幅利下げの必要性を訴えています。130日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利下げに留めるべきか、それとも大胆に0.50%引き下げてしまうべきか。外野席のエコノミスト、金融市場参加者は0.50%の引き下げのほうがメディア受けはしますし、相場的には読みやすいのではないのでしょうか。早く各金融相場の目標地点に到達するからです。しかし、政策決定を実際に決める各地区連銀総裁、そしてバーナンキ議長は、初めから切り札の0.50%利下げを実施するのはためらうのではと思います。もしも、市場が0.50%利下げしても株価が戻らなかったら、その次の一手は何になるのでしょうか。金融市場は更なる追加利下げを催促してくるものと思われます。次回318日のFOMCで簡単に0.25%もしくは0.50%の利下げすることなどは難しいと思われます。何の切り札もFRBは持たなくなり、財務省主導の財政政策に頼らざると得なくなります。グリーンスパン流にデータ重視を踏襲するバーナンキ議長としては、今回はスタグフレーションの危険性があることを考慮して0.25%の利下げに留め、金融市場の動向を見極めることのほうが無難な策ではないのでしょうか。そして318日に再度0.25%の引き下げを実行する方向へと。市場が催促する大幅利下げであれば、金融市場に屈したFRBとして禍根を残すこととなります。現在は月末までにデータを分析して、どのカードを切るべきかの分析に入っていると思われます。今後余程米国株式が更に大幅に下落するような場面がなければ、ハートのエースは切らず、ハートのクイーン位にして、次の一手を打てる体制にしてゆくのがバーナンキ流ではないかと思います。

 

 

月末までは0.25%か0.5%になるのかの情報戦となりますが、ここは冷静に状況を見守りましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

東京時間帯は実需のドル買いが優勢のようでした。またモーニングレポートで指摘しましたように、少しドル売りのガス抜きが必要なようです。少しドルの買戻しが入ってこないと、再度のドル売り仕掛けができないようです。ドル/円での109.50から110.00近辺でもう少しもみあい、再度米国経済の悪い数字、サブプライム関連での問題拡大、そして月末のFOMCへ突き進むみ、ドル売りが加速するのが理想なのですが。

 

 

昨日あたりから米政府当局者(大統領、財務長官など)が口先介入でドル安を牽制し始めています。政策金利だけを比較すると、米国のFFレート(フェドファンドレート)が現在4.25%ですが、仮にFOMCにて0.50%の利下げが実施されると、3.75%となります。反対に今週予定のECB(欧州中央銀行)の理事会では域内のインフレが気になるようで政策金利の変更はなさそうですから、4%です。すると、EU圏と米国の金利が逆転します。これでは資金の流れが欧州へ、つまりユーロへと加速します。即ちユーロ高のドル安となります。この点を米当局者は恐れているような気がします。米当局は対円ではなく対ユーロに対して牽制をしていると言えると思います。そのことを計算すると投機筋はドル/円でのドル売り仕掛けの方がやりやすいと思っているのは明らかなようです。この意味から、単に金利差だけを狙ったユーロ/円のロングポジション(買い持ち)は非常に危険だと私は思います。反対にショートポジション(売り持ち)の方が面白いと思います。

 

 

フェルドスタイン・ハーバード大学教授がCNNとのインタビューで米景気後退回避には減税と大幅な利下げが必要であると答えています。フェルドスタイン教授はブッシュ大統領の知恵袋で英語ではブッシュのファーザー(father)との表現が使われています。ブッシュ大統領としても任期の最後の年、あわよくば共和党の候補者に次期大統領を引き継ぎたいと思っているはずですから、景気に対しては最善の策を尽くすと思われます。大統領選挙の年は、最後はハッピーエンドで故郷テキサスに帰りたいに違いありません。

 

 

これからの海外市場では特に目立った経済指標はありません。米政府高官の発言が引き続きあるようで、もう少しドルが買い戻されるのではと思います。ドル/円で110.00あたり近辺かなというところです。

 

 

それでは。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

典型的な東京市場の様相でした。実需のドル買いが強いようですね。スペキュレイションの市場が欧州市場より始まります。SELL ON RALLYの展開を予想するものの、ひと相場終わった後のようで、利食いのドル買いも多いと思います。ただし、基本はドルショートです。

 

 

今日は欧州市場では11月ユーロ圏生産者物価指数 予想4%(前年比 前回3.3, ユーロ圏12月消費者信頼感指数(予想-8 前回-8)が出ます。ユーロ圏では消費者物価指数が3%を上回っています。今週のECB(欧州中央銀行)による政策金利変更はないと思いますが、インフレ懸念がくすぶり、ドルとの金利差縮小もしくは逆転へと向かうのは確実なようですから、ユーロ買いのドル売りを連想させます。ユーロ圏の金利動向にも注視しましょう。

 

 

FRB(米連邦準備理事会)による今月の資金供給内容は市場では評価されているようですが、内容をよく読んでみると新味に欠けるような気がします。昨年12月の資金供給策は金融機関の信用不安から年末に十分な資金供給しましたが、期間が28日と35日と約1ヶ月の期間と1月中に償還期限が来ます。借りた金融機関は1月中に返済することとなります。1月にも信用不安を起しそうな金融機関救済のために、入札方式で再度28日の期間で不安のありそうな金融機関はどうぞ応札してくださいということのようです。融資額は600億ドルと12月よりも200億ドル多くなっていますが。念には念を入れての救済策のようです。今月のFRBの目玉はこの資金供給策と130日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げのようです。

 

 

懐かしい名前が最近メディアに登場します。サマーズ元米財務長官がFT(フィナンシャル・タイムズ紙)に昨今の米景気減速に対して財政政策を米政府はとるべきだと提言しています。それには下記の条件付とのです。

1.タイムリーに政策を実行すること。

2.目標(ターゲット)を設定すること。

3.一時的な効果を狙った政策にすること。(例えば1年限定)さもないと負の遺産を残すこととなり、結果的に長期金利上昇につながる。

規模的には500億ドル~750億ドル(約5.5兆円~約8.2兆円)の財政政策をとれば、GDP(国内総生産)を1%押し上げることが可能との推測です。金融政策当局(FRB)の負担軽減と柔軟性を持たせることができるとのことのようです。

財政と金融の両者が協力して景気浮揚にあたれば、景気の谷間も短くなります。大いに結構なことで、ブッシュ大統領、ポールソン財務長官は耳を貸すべきではないのでしょうか。それがドル安を食い止める最良の策のように思われるのですが。

 

 

今昔物語:初詣:昔大手町お濠沿いに大手都銀S銀行がありました。現在は合併して日本最大のM銀行となっています。S銀行資金証券為替部の初詣は勝負の神様を詣でるということで、大手町平将門の塚、神田明神、そして御徒町の徳大寺摩利支天の三ヶ所がコースとなっていました。新春初日午前中はチーフディーラークラスがマイクロバスで揃ってお出かけして相場の神様にご挨拶ということで、相場が動いていても大切な恒例行事となっていました。この銀行は昔から大変な額の為替相場を張ることで有名でした。私もポジションを聞いてびっくり仰天でした。サラリーマンディーラーが多い中、サムライディーラーを輩出した数少ない邦銀さんでした。私もそれを聞いてからは、平将門の塚以外は毎年欠かさず初詣をしています。ご利益のほどは定かではありませんが。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[06/15 ヨーロッパカラー]
[05/16 FXランキングサイト]
[10/11 辻 秀雄]
[09/01 koko]
[08/28 tani]
最新TB
プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]

本サイトに記載・掲載されている内容の著作権は、原則として株式会社FXBB、およびその他情報提供者に帰属します。
著作権法により、株式会社FXBBおよびその他情報提供者等に無断で転用、複製等することを禁じます。