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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

日本株安が為替市場にも影響を及ぼした東京市場です。

 

 

朝方、英中銀委員のプランチフラワー氏が景気の下振れリスクがインフレ懸念リスクを凌ぐとの英国紙の記事から、BOE(イングランド銀行)が景気重視、即ち利下げの方を優先するのではとの観測からポンドが売られたようです。ポンド/円でのポンド売りの円買いが進んだようで、結果的にドル/円でのドル売りを誘導してしまったようです。また福井総裁が国会で余計な発言をされているようです。円高進行と日本の株安への悪影響の可能性を示唆されているようで、円高→兜町安→円高→兜町安の悪循環を指摘されており、株式投資家にとっては、本当に余計な発言です。ということで、これもドル/円でのドル売りとなってしまいました。ドル/円での106.00割れは101.00方向への第一歩と言えます。ビッグピクチャーが見えてくるようです。

 

 

米国の今日の焦点はブッシュ大統領の一般教書演説です。しかし、この演説は日本時間の明日午前中に行われます。つまり米国のゴールデンタイムに行われ、全米の人々が国家の今年の方針について直接大統領から聞くことになるのです。国民に政治への関心を呼ぶための時間とはいえ、粋な計らいです。大統領は国民に問いかける形で演説しないといけないのです。日本は政治への関心は薄れてきています。首相の施政方針演説は、いつも平日の午後に行われています。これでは、一般サラリーマンを含めて多くの国民はテレビを見ることなど出来ず、マスコミの簡略報道ニュースを夜に見るしかありません。11億円の経費が国会では要すると聞いています。ここは、政治への国民参加と言う意味も込めて、午後の8時くらいから首相の施政方針演説を始めてはいかがでしょうか。飲み屋さんで、首相の演説に賛成反対などの議論が巻き上がることは請け合いです。政治家の皆さんは一日くらい赤坂の夜は控えることくらいできると思うのですが。日本の政治もこのあたりの工夫が必要と思われます。世界的な日本の地盤沈下の現在、福田首相がすべきことは、国民に直接分る言葉でやさしく問いかけることではないのでしょうか。規制緩和の後退、構造改革の後退、国民の内向き志向と悲観材料ばかりです。メンタル面を含めて元気を出させるような施政方針演説を日本のゴールデンタイムに行うべきではないのでしょうか?

 

 

今晩の米経済指標としては、12月新築住宅販売件数が発表されます。予想は645,000件です。サブプライム問題の波及の度合いが測れると思われます。再び株安のドル売り方向の点火となり、水曜日のFOMCでの利下げ催促相場となるかもしれません。

 

 

為替相場はモーニングレポート同様に金利相場から攻めましょう。その意味で、ドル/円の流れが一番良く見えると思いますので、見える通貨ペアでポジションを張ってゆくことをお勧めします。ポンドについては、ジョン・ジーブ(John GieveBOE総裁が118日に利上げが必要かの発言、そして今日のBOE委員の利下げが必要かの発言とまちまちで市場の相場観を揺さぶっています。私は基本的には欧州も利下げにいずれ追い込まれるのではと思っていますから、ポンド金利も下げ基調と読んでいます。従って、ポンド/円もポンドショート(ポンド売り)が正しいポジションと思います。引き続き英国金融当局高官の発言には注意しましょう。

 

 

今週は水曜日の深夜と金曜日の晩が要注意時間帯です。それまでは、エネルギーを蓄えて過ごしましょう。

 

 

それでは Nice evening!

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

米当局の全力投球に敬意を表したアジア時間帯の金融市場でした。

 

1.モノラインの当局の救済の話。

2.ブッシュ大統領の緊急経済対策に政府と議会が合意。

3.米大富豪のウィルバー・ロス氏(Wilbur Ross)がモノラインのひとつのアンバック・フィナンシャルの買収協議の話。

 

官民あげての努力で、兜町は536.38円の上昇です。ただ金価格が1オンス915ドル近辺まで上げてくると、こちらは長期のドル安を見越した投機マネー(ヘッジファンドか?)が再び入ってきているようです。これに私はちょっと気になります。大きなドル安の流れを読んでいるのかもしれません。

 

 

久しぶりに日本の経済指標の話をします。1月東京CPI(消費者物価指数)が前年比0.2%、そして12月全国CPIが前年比+0.7%と一見落ち着いているように見えます。しかし、街の日用品、食料品の値上げラッシュを見ると結構物価上昇圧力があるようです。4月以降電気、ガスなど公共料金も上がりそうだ。そんな中で、グローバルなサブプライム問題の波及で景況感の悪化が予想されます。福井総裁の後任の新総裁には、難しい判断が要求されます。金融市場には、現在の政策金利である翌日物金利現在0.5%を引き下げないといけないとの機運が次第に高まっています。しかし、現実には、街の物価上昇で足元の金利を上げざるを得ない状況に変わりつつあります。グローバルを取るのか、ドメスティックを取るのかの判断です。海外からは利下げ圧力が高まりますが、国内は反対の状況に陥りそうです。政治的には、国内派を押さえて、外圧に屈するしかないようです。ということで、後任日銀総裁は利下げを考えざると得ないのかというところです。日本の国力を上げるにはインフレ方向に持ってゆき、給与所得の上昇そして可処分所得の消費への向かわせる方向性を政策的に構築しないといけません。ソロス氏のファイナンシャル・タイムズ(FT)紙記事ではないのですが、もう少し高いレベルでの政策金利例えば2%くらいに高めにしていなかった福井総裁の判断力のなさが、これからの金融政策の効果を無力化することになってしまうような気がしてなりません。バーナンキFRB(連邦準備理事会)議長には、福井総裁の金融政策失敗の轍は踏んでほしくないものです。

 

 

為替市場では、ユーロ/ドルが金利相場に素直に反応しています。ただドル/円は、波動の上限に達する勢いで、ドル上昇リスクとして108.50近辺を頭に入れておいたほうが良いと思います。欧米市場の参加者も今週は相当ハードな毎日でしたから、短期売買投機家はドルショート(売り持ち)の人も、ドルロング(買い持ち)の人も過労気味です。すばやく利食ったり、損切りの連続と思います。従って、週末に向け、ポジション手仕舞いの動きも出てくると思います。ただ、ドル/円でのビッグピクチャー(ドル安)の大前提だけは崩してはいけません。とうことで、私は、今週はユーロ/ドルが最も素直に動いた通貨ペアであったとの実感で現在私は疲れ果てています。ユーロ/ドルでのドル安のユーロ高もビッグピクチャーです。今日も午後遅くから欧州勢の大口のユーロ買い注文が散見されます。

 

 

今後の海外市場は、特に注目の経済指標はありません。引き続き高官発言に注意です。ウォール街が今日どうなるか注視しましょう。またダボス会議も引き続き週末まで行われますから注視です。福田首相の弾丸出張での日本の売込みを個人的には期待したいものです。環境問題ではなく、国際経済救済が現在の最重要課題ということを飛行機の中で考えてください。お願いします。

 

 

それでは 皆さん良い週末を! TGIF(Thanks God It’s Friday

 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

ドル/円は107円台に輸出のドル売り玉が相当あるようです。ドル/円でのドル安が市場関係者に浸透しているために、輸出業者の横並びの動きがあるようです。あくまでもサラリーマンの担当者ですから、そこは他社に並べが基本です。ユーロ/ドルはアジア時間帯ではまったくのこう着状態です。欧州の複数の金融機関(BNPパリバとソシエテ・ジェネラルあたりか?)がサブプライム関連で巨額の損失計上の噂があるようで、このことがユーロの上下波動を押さえています。欧州勢が出てきての動きでしょう。

 

 

高金利通貨投資に熱心な方の情報としては、ニュージーランド準備銀行が政策金利を8.25%に据え置きました。これは予想通りの動きのようです。ポラード中央銀行総裁は、世界経済が不透明感漂う中、インフレ圧力は引き続き高いとのコメントがあり、利下げの雰囲気はなさそうです。コンパクトな政府で、規制緩和を押し進め、世界基準での経済運営を目指すニュージーランド投資はまだまだ視界良好のようですね。ただし、円との絡みでは、ドル/円でのドル売り圧力がありますので、もう少し落ちたところで拾ったほうが良さそうですね。ドル/円が101円台に付けたら狙い目ですね。

 

 

ダボス会議で、サウジアラビア中央通貨庁(SAMA)ジャッサー副長官が、「ドルが30%下落しなければ、通貨の切り上げは検討しない。」とのコメントがありました。現在のレートから30%の下落ということは、ユーロ/ドルで2.08ドル, ドル/円で75円ですから、ちょっと非現実的です。ということは裏読みすれば、ドルはそれほど下落しなく、米系金融機関に資本援助している手前、投資利回りがドル暴落で下げたくはないとの思いも読み取れます。余談になりますが、米シティーグループへの資本援助に対する見返りは、15%とのことです。またみずほコーポレート銀行のメリルリンチへの資金援助に対する見返りは11%とのことのようです。どうして、こんなに日本の金融機関は弱腰になっているのでしょうかね。堂々と米金融機関と渡り合ってほしい。逆にアラブ諸国は本当にグリーディーですね。為替リスクを考えても、日本の1500兆円の個人資産の一部を米金融機関に10%以上の利回りで資本援助できれば、将来に渡って米金融機関に大きな顔が利きことを機関投資家、政府年金運用担当者は認識してほしいものです。福田首相は国際協調を強調されていますから、実利を考えても積極的に考えてはいかがでしょうか。これもドル暴落なしが前提ですが。

 

 

少々長くなりましたが、今晩の注目点を説明します。

 

 

欧州時間帯では、1月のドイツのIFO(ドイツ経済研究所)経済調査が発表されます。予想は102.3です。ECB(欧州中央銀行)の各理事によって金利観にばらつきがありますから、ドイツ ひいては 欧州の景況感の指標になりますから注意しましょう。金利動向つまり為替動向を左右します。また、米時間帯では、12月米中古住宅販売件数が発表されます。予想は495万件です。米景気の動向の指標となります。注意しましょう。

 

 

為替市場については、ドル/円でのドル安方向がトレンドですが、106.00はとても重要な節目です。再度106.00割れとなるのか注意しましょう。割れれば101.00方向を目指します。106.00が硬いサポート(支持線)となれば、一度108.50近辺へのリバウンドを覚悟しないといけません。ユーロ/ドルは、今後の金利見通しからして、私はユーロ高方向と見ます。これはいずれドル金利の下落スピードが加速すると読んでいるからです。1.4500, 1.4800, 1.5100が注目節目です。

 

相場と戦ってはいけません。相場はあなたの友達です。

Don’t fight the trend. It is your friend. (私が在籍していたスイス系金融機関ディーリングルームの格言です。)

 

それでは Nice evening!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

FRB(米連邦準備理事会)による緊急利下げの翌日でまだ為替市場は消化しきれていないようです。株式市場は兜町+2.04%、香港(ハンセン)+6.86%、上海+3.14%、インド(ムンバイ)5.5%と総じて好感されています。(*日本時間午後440分現在)為替市場は東京市場のドル/円は典型的な「行って来い」の展開です。即ち、市場参加者の相場観がないということです。取り敢えず株式市場の動きを見ながら短期売買に徹した動きではないかと想像します。ユーロ/ドルは全くの様子見市場で、欧州市場から本格的な動きが出てきそうです。

 

 

欧州・米国市場では、今日は特に目立った経済指標はありませんが、金融当局の発言などが出てきそうですから、注意しましょう。ドル/円はビッグピクチャー(ドル安)方向でセル オン ラリー(Sell on rally)の方向です。ユーロについては、モーニングレポートと同様の戦略です。

 

 

ソロス記事:FT(ファイナンシャル・タイムズ紙)にイングランド銀行と戦った有名なヘッジファンドの総帥ジョージ・ソロス氏の記事が出ていました。

 

ソロス氏によると今回のサブプライム問題を端に発した世界経済混乱は第二次大戦後60年で最悪の市場環境と述べられています。今回の信用不安を心配されており、これまでの金融危機とは異なり、FRB(米連邦準備理事会)単独では対応できない性質の金融危機であり、これまでのような対応では景気後退を防げないことを認識すべきだと述べられています。商品、原油、そして人民元の継続的な上昇要因など、インフレ懸念をFRBは認識すべきである。そしてFRBがある水準にまで金利を下げると、ドルは新たな圧力にさらされ、長期の債券のイールド(利回り)が上昇する。どの水準であるかを決めるのは不可能である。もしもその水準に達するとFRBは景気を刺激する能力を失ってしまう。

 

インフレ圧力が高まるほどには利下げをすることは危険であることを警告されています。治療不可能なスタグフレーション(stagflation インフレのもとでの不景気)を指摘されているようなニュアンスです。舵取りを誤ればドルの下落が進むということのようです。

 

ご参考まで。

 

 

それでは、Nice evening!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

アジア株が大揺れです。兜町が-5.16%、香港-6.77%、上海-7.21%、インド取引停止です。(その後再開され-7.14%)(*日本時間午後415分現在。)中国銀行株は重要事項を公開しないなど、いざとなるといかにも共産主義体制の本音が見え隠れします。そしてインド株は一時取引停止と、経済成長が期待されていますが、半面金融体制の脆弱性が露呈されてしまいました。サブプライム問題が欧州ばかりでなく、世界中にウイルスのように感染しています。確実に効くワクチンはなさそうです。鳥インフルエンザの前に、世界中が「サブプライムエンザ」に感染してしまいました。それも、金融体制が弱い国までをも。

 

 

東京時間帯には、額賀財務長官が「大規模な市場介入は考えていない。」として市場介入を打ち消されていますが(記者の無理矢理質問と思われますが)、「市場介入」の文言自体が出ることで、逆に市場に釘を打つ効果を狙ったのではと勘ぐります。FRB(米連邦準備理事会)により緊急ミーティングの噂も出ていたようですが、株式市場は日経平均が752.89円以上の大幅下落と効果は全くありません。日本銀行が政策決定会合を開催し現状の政策金利(翌日物金利)を現状維持の0.50%としました。予想通りです。福井総裁は、為替は財務省の管轄だから、間接的な事しか述べることができません。歯がゆい思いがします。

 

 

世界的なリスク回避の中で、金までも売られています。現在1オンス856ドルで取引されているようです。(*日本時間午後415分現在)これは投機筋のマネーが利食いをかけているからです。1ヶ月で1オンス当たり127ドル上げた反動です。本来であればリスク回避で金は買われるのですが、投機対象となった結果と言えます。それでは、リスク回避でどちらに資金が流れるのでしょうか? まずはキャッシュ(現金)、そして債券へというのがセオリーです。金融市場が安定するまでは、利息なしの元本目減りなしの商品に一時的に滞留します。そして為替市場では、最もわかりやすい通貨ペアに資金が流れてきます。高金利通貨投資に回っていたお金も円に一旦戻そうという動きが加速しているようです。(円キャリートレードの巻き戻し)結果として円に資金が還流して、ドル/円でのドル買いを加速させているというわけです。ドル絡みの他の通貨を見ますと意外と皮肉なことにドルが買われているのです。ということで、日銀口座と皮肉なことに米連邦準備銀行(NY)の口座にもキャッシュがじゃぶじゃぶということになります。

 

 

ドル/円は引き続き106.00の攻防が続きます。繰り返しになりますが、106.00の次は101.00です。ユーロはモーニングレポートで説明しましたが、ロングの損切りが出てきますので、注意しましょう。ユーロ/ドルの1.4200 その次は1.3900. 上値では1.4500を注意しましょう。 ユーロ/円は154.00, 151.00 , 148.00が注目の節目です。

 

 

金利の動きが見える通貨で勝負するのが、現状の為替相場では鉄則です。変な通貨には手を出さないようにしましょう。

 

 

それでは今晩のウォール街の動きを注視しましょう。

 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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