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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

東京時間帯になるとぴたっと止まってしまう為替相場です。昨晩の大波小波の後の実需市場となりました。

 

 

今週はずいぶんと各中央銀行の議事録とか、金融政策決定会合の声明文、IMF(国際通貨基金)レポートと英語の資料ばかり読んでいたのではという気分です。来週はベージュブックを読むこととなりそうです。(FOMC(米連邦公開市場委員会)のたたき台となる資料で通常FOMC開催の2週間前に公開されます。)今日もBOE(イングランド銀行)とECB(欧州中央銀行)の声明文を読みました。BOEについては、メディア発表の記事で十分ですが、ECBについてはイントロダクトリー・ステートメント(Introductory Statement)を読んでみましたら、面白い内容でしたので、その部分だけ紹介します。尚、金融決定のステートメントは何と22の異なった言語で載せられています。やはりユーロは凄いですね。英語はenです。

 

 

インフレリスクが上昇しており、特に賃金交渉の成り行きに注目しているとのことです。(注:ドイツでは労働組合が強くIGメタルなど強力に経営陣と粘り強く交渉し、かなりの賃上げを成功させています。)ユーロ経済のファンダメンタルズは健全であるが、金融市場の混乱から生じる不確実性が高まっており、その緊張度が予想よりも長引く。ただし物価安定には一番の重点を置く。(次の部分が一番面白い部分でした。)非金融会社への貸出し額が20082月現在で14.8%(年率)と伸びている。金融市場の混乱の影響を受けているものの、域内民間部門への銀行貸し出しは過去2年間では年率11%と高い。(注:従って比較的高いGDP(域内総生産)を維持することができるということです。)最後には構造改革の必要性が強調されていました。このあたりはユーロが対ドルで簡単に下がらない根本的な要因と言えると、私は解釈します。ただIMFのレポートを読むと年後半からはちょっと見方を変えないといけないようです。週末もう一度IMFレポートをざっくり読む価値はあるかもしれませんね。約400ページもあります。但し意外と分りやすい英語で書いてあります。

 

 

今日のこれからの予定ですが、やはり焦点はG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)です。その前にひとつだけ経済指標に注意です。4月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が出されます。予想は69.0です。意外と予想外の数字が出ると反応することがありますので注意しましょう。そしてG7 主たる議題が金融市場安定への監督見直しで、信用収縮に歯止めをかけようとしています。中央銀行間での連携(為替スワップの充実)と中央銀行内での金融機関の監視です。早め早めに手を打って未然に資金繰り悪化の倒産と言った危機から民間金融機関を救おうということです。これは基本的にはドルの安定つまりドル買い要因となります。為替について、額賀財務相が「当然為替の問題について話し合われる。」とのコメントが出ています。ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長はわざわざブッシュ大統領ともドル安是正の話をされたかもしれませんし、G7でユーロ高懸念の話をすると明言されています。また定例理事会を終えたトリシェECB総裁も駆けつけ、為替の過度の変動は好ましくないとの見解ですから、声明文に出ないまでも、個別記者会見の場での発言があるかもしれませんので要注意です。2月の東京でのG7でのトリシェ総裁がわざわざ個別にメディアを集めて、インフレ抑制が最重要課題だと主張された場面が私には印象に残っています。この記者会見は本当にその後のユーロ相場を構築する上で影響力のあったものとなりました。トリシェ総裁は市場にヒントを送るのが上手いと私は思っています。

 

 

為替相場について話しましょう。まずは兜町。G7で金融機関の透明性を高め市場を安定化される対策がとられるとの期待感からNY株式市場に続き兜町も上昇しました。つられてドルも堅調といったところです。金相場は926ドル台(1オンス)での取引と戻し継続です。ドル/円はディレバレッジ領域です。G7を控え更にポジションを落す動きではと思います。101.00~103.50のレンジです。101.00を割れば米ファンダメンタルズ重視でのドル売りとなります。ユーロ/ドルは1.5700まで行きませんでした。ECBの金利据え置きとインフレ抑制重視の政策に敬意を表した形です。こちらは1.5700~1.6300のレンジでどちらかと言えば、1.5700方向を読みます。ポンド/ドルも私が読んでいる1.9700まではまだありますね。方向的には1.9700を破る方向です。ポンド下落リスクがあると金融当局が認めているのですから。オージー(豪ドル)/ドルは0.91000.9600のレンジでバイアスは0.9600と読みます。まだまだオージーへの投資人気は続くと予想します。

 

 

長年の知り合いが午後尋ねて来られたのでレポート遅れました。為替市場動いていませんのでご勘弁を。

 

それでは今週はこのあたりで。良い週末をお迎えください。TGIF

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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