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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
昨晩ブッシュ大統領の緊急会見があるというので、CNNで見ていました。何のことはない。「米国はフレディマックとファニーメイを潰さない。モーゲージ問題解決のために迅速に対応する。エネルギーと食料品のコストはインフレを加速させる。議会にオフショー(大陸棚)での原油掘削を認める法案を提出する。原油の需要が増加しているために原油価格が上昇している。」という経済関係の会見の内容で、ジンバブエ情勢、アフガニスタン、イラン、イラク情勢が話しのほとんどという印象です。経済担当記者は議会のバーナンキFRB議長の議会証言に向かったために、質問が稚拙であったようで、ブッシュ大統領は終始ご機嫌うるわしでありました。見るだけ無駄なような気がしました。
 
 
バーナンキFRB議長は、金融システムに対してかなりの緊張があるとしています。(considerable stress)またエネルギー需要の落ち込みの見通しを示唆し、景気の先行きに弱気に見通しに悲観的でした。インフレ懸念が上昇していることも指摘されました。ポールソン財務長官は、必要がある場合のみ(only if necessary)フレディマックとファニーメイの株式を購入するとして、前回よりの後退した表現をしました。コックスSEC(証券取引委員会)が、2大住宅金融会社を含めた金融株の空売りを制限すると発表しました。米地方銀行の経営不安が今後の不安材料です。
 
 
金融為替市場は、ドル/円は、米金融システム不安が増幅して104.16まで下落。ユーロ/ドルで最初ユーロ高が進み、1.6040の史上最高値を付けましたが、7月ZEW景況感指数が-63.9と予想外の悪い数字で一転ユーロ売りに加速する。バーナンキ議長が、エネルギー需要の落ち込みを指摘したことから、原油価格が下落、ユーロ下落が加速されました。「円キャリートレード」を進めていた本邦投資家(個人投資家含む)が、損切りからドル/円でドル売りを進めたために、ドル/円の戻りは鈍い。ポンドが、消費者物価指数が高かったこと小売売上高も良いと、景気悪化予想のイングランド銀行の見通しとは反対とないポンド買いを加速させました。ポンドの動きは私は分かりません。豪ドルは、説明の必要なしの、豪ドルブルトレンド。議事録を読むと明確に金融引き締め姿勢が書かれていました。(一部日本のメディアは間違った内容で流していました。気をつけてほしいものだ。海外は内容通りの反応です。)
 
ドル/円は、頭の重い展開で、106.00~103.50のレンジ予想。(NY時間帯まで) ユーロ/ドルはユーロロングのポジションが出来ていたことで、利食いのユーロ売りがどこまで続くかが焦点。原油相場を睨みながら、1.5850~1.5950のレンジで東京時間帯では推移するのではないでしょうか。
 
 
それでは、 Have a nice day!
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様でした。
 
午前10時30分に発表されたオーストラリア準備銀行の議事録をざっと読んでみました。第一四半期GDP(国内総生産)は3.6%でしたが、金融保険部門を除くと3.2%とのこと。生産性は落ち込んでいる。そして消費は緩やかなものとなっている。消費者物価指数(CPI)は第二、第三四半期には原油価格上昇から25%はその要因で押し上げられる。豪ドル高は商品相場によるものである。豪金融機関による資本市場での債券発行意欲は強い。金融政策の変更がなくても、年末までに50%の割合で金融引き締めを織り込んでいる。インフレ期待と賃上げ要求で、第二四半期のCPIは高いと読んでいる。インフレを抑えることは、一層困難となろう。ざっとこのような内容で、利上げという文言はなかったものの、金融引き締めという言葉は多く使われていたような印象です。反対に金融緩和を示す用語は一切なく、私は、これはひょっとして、利上げが行われる可能性があるのではとの印象をもちました。市場の反応は、事前に米金融システム不安からドル要因でドルが売られ、豪ドルが買われていました。発表直後から0.9730前後で、利食いと新たなポジション作りが進んだようです。世界中の通貨の中で、一番解りすく、そして今回の議事録で引き締め基調の金融スタンスをとることを文章の行間に垣間見られます。資源国、高いGDP、そして政策金利ベースで7.25%という高い投資利回りは、今後も世界中から資金を呼ぶことになりそうです。私が信奉するガンチャート(Gann Chart)では0.9600の次の節目は1.0100です。引き続き豪ドルロングポジションキープです。市場最高値を付けていますが、息の長い相場のようです。豪ドルロングを作ってない方は、しばらく様子の、下がったら拾うスタンスで臨みましょう。相場は焦ることは禁物です。
 
 
2大政府系住宅金融公社(GSE)の経営危機は、世界中に影響を与えそうです。海外投資家が保有するGSE債は、2007年6月末時点で、1兆3050億ドルを上回り、中国が3760億ドル、日本が2290億ドルと世界中の投資家が購入しています。政府保証付きとして最優良債券として安心して購入していた訳です。しかし、ドル安の可能性があり、良くそれだけの額を日本の金融機関が買っていたものですね。それが、経営危機から、雪崩のように崩れる危険性をはらみ、米政府・FEB(連邦準備理事会)としても、サブプライム問題とは比較がならない規模での金融危機で、迅速な支援策が求められます。しかし、米政府が、公的資金を注入しても、それは米国債の価値を下げ、世界中の投資家のドル信認が崩れてゆくことになりそうです。今は、その効果の程を金融市場は探っている状況ですが、徐々にドルは売りの方向に向かっているのではないのでしょうか。バーナンキFRB議長の議会証言が注目されるところです。過去のバーナンキ議長の議会証言では、学者的発言からドルが売られる局面がありました。政治家ではない点、正直なところが金融市場の標的とされることがしばしばです。ウォールストリートがどう判断するか、今日の株価、債券市場に注目です。
 
 
それでは、為替市場について話しましょう。ドル/円は、ガンチャートの重要な節目の106.00を大きく割ってきました。米不信認の様相で、今後米国債の下落、そして株式市場の下落が予想されることから、ドル売り基調は変わりそうにありません。106.00と101.00の中間点の103.50を当面と目標とします。ユーロ/ドルは、1.6000が目標ですが、達成は近そうです。    ECB(欧州中央銀行)の引き締め基調の金融スタンスに変わりはなさそうです。原油・金相場が気になるところですが、投機筋のユーロへの資金移動が加速されそうです。バドワーザーで知られる米アンハイザー・ブッシュがベルギーのエンベブに買収されましたが、約520億ドル(約5兆5千億円)で全株式を買い取ることで合意しました。8月末までに完了するとのことで、ある時点でドル買い需要がでてくると思います。
 
 
お知らせ:7月23日(水)、7月30日(水)の2日間に渡りATHENA FXさんの主催にて「FX入門講座」が開催されます。講師は弊社の中里エリカが務めます。為替編、外国為替証拠金取引の2回に分けて行います。初心者向けのやさしいセミナーですから、是非ご参加ください。案内のHPアドレスは下記の通りです。
 
 
それでは、Have a nice day!
 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

オーストラリア準備銀行が今朝(午前1030分)に7月1日に開催された金融政策委員会の内容を記した議事録を発表します。7月1日発表の声明では、消費者物価(CPI)はここ数四半期は原油価格の高止まりから高水準が続くが、長期的には下がるとしています。現在の金融スタンスは適切であるとしています。労働市場は弱含みで、信用収縮が進んでいるとしています。利上げも利下げも匂わす表現が使われていないことから、議事録でも同様と思われます。現在豪ドル/ドルで0.9700を上回っています。一旦利食いの豪ドルがでるのではないのでしょうか。下がったところは、拾ってよいと思います。

 

 

米2大住宅金融公社の問題は根が深そうです。ポールソン財務長官の日曜日の救済策発表で、昨日行なわれたフレディマックの短期債入札(30億ドル)は順調で進んだようです。しかし、株価はフレディマックが7.11ドル(今日64%下落、年初から79%の下落)、ファニーメイが9.73ドル(今日76%下落、年初から76%の下落)と、すっかり信用がなくなっています。政府が保証していると思い込んだ投資家は、両公社が債務不履行になれば大変なじたいとなり、サブプライムローン問題以上の事態となります。ファニーメイとフレディマックの債券保有額が、中国3,760億ドル、日本2,280億ドルとなっています。

 

 

ドル/円は、丁度金曜日のNYクローズの時点と同じ106.20近辺、ユーロ/ドルは、1.5900と若干昨日の東京よりも下がっており、ポールソン財務長官、FRBの支援策発表にも関わらず、ドル買戻しを打ち消した水準です。米国自体の不信感が、ドルの売りを誘いそうです。

 

 

それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

今日は朝からポールソン米財務長官の米2大住宅金融公社(GSE Government Sponsored Enterprises)(ファニーメイとフレディマック)の救済策が発表され、内容を少ない情報の中、内容を理解するのに時間を要してしまいました。財務省は、貸出枠を拡大して十分に資金供与をする。また、前例のない措置として、必要に応じて両GSEの株式を取得する。FRB(米連邦準備理事会)は、2.25%での公定歩合での連邦準備銀行の窓口貸出制度を認めると発表しました。どれだけの評価損を抱えているか、米財務省もFRBのはっきりと把握しているか定かでない時点で、これで金融システムの不安が解消されたと断言できるといえません。具体的にどれだけの額を資本注入して、株式を買い取るのか、あるいは、どれほどの窓口貸出をするのか見極めたいと思います。

 

 

イスラエルの軍事演習がエスカレートする中、イラン大統領が、攻撃は断固阻止するとの発言をしています。イスラエルには背後に米国が控えています。きな臭い話には、この手のニュースには、原油・金相場は敏感に反応します。原油が現在145ドル台、金価格が965ドル台とじり高です。米株式次第で、ドル売りの商品相場急騰、そしてユーロ買いへと相場展開するかも知れません。

 

 

ドル/円は、相場が飛んでも107.50近辺で止められるものと思います。下がっても、ポールソン財務長官に敬意を表して106.00近辺ではないのでしょうか。シカゴ筋は、ポジション方向に迷いがあると思っています。ユーロは、どちらかと言えば、ユーロ高ですが、今日のところは、ドル/円同様、米政府に敬意を表して、ドル若干の戻しと思います。でも下がったところは買いで投機筋は攻める。豪ドルは、明日の議事録で一旦利食いの豪ドル売りとなり可能性があると思います。最近になく巨大なポジションを投機筋は構築しています。

 

 

ここでテクニカル分析をしてみましょう。

ドル/円:ストカスティック分析:スロー・ファーストとの60%近辺で交錯して下向き。ドル売りサイン。移動平均線では方向性見えず。ポリンジャーバンド:両バンドの中間を推移し、方向性見えず。

ユーロ/ドル:ストカスティック分析:スロー40%,ファースト60%と交錯して上向き。ユーロ買いサイン。移動平均線:9日線1.5780 , 21日線1.5689 90日線1.5645のなっており、

それぞれ並行して上昇しています。ユーロ買いサイン。ポリンジャーバンド:上のバンドに沿って上昇しています。これも買いサイン。

ポンド/ドル:ストカスティック分析:スロー・ファーストとも40%を挟んで上昇しています。ポンド買いサインですが、ちょっと弱いと思います。移動平均線:21日線が9日線をクロスしそうです。デェッドクロスのようです。ポンド売りサイン。ポリンジャーバンド:両バンドからは離れた動きとしています。

オージー/ドル:ストカスティック分析:ファースト60%, スロー40%で交錯後、上昇中。豪ドル買いサイン。移動平均線:9日線0.9607 21日線 0.9561と間隔を開け上昇中。上昇余地あり。ポリンジャーバンド:上のバントを突き抜けています。利食いのタイミング。

 

 

相場が見えない時はテクニカル分析に頼るのが良いと思います。相場の心理がそこには入っています。

 

それでは、Have nice day.

 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

ポールソン財務長官が日曜日に記者会見して、米政府系2大住宅金融公社のファニーメイとフレディマックに必要に応じて資本注入し、FRB(米連邦準備理事会)が資金繰りを全面的に支援すると発表しました。市場に安心感を出そうとの意図と思います。金融市場 とりわけ株式市場の下落を防ぐために異例の日曜日の発表です。為替市場も、ここからの大きな下落はないと思われます。欧州勢が出てきてからのドルの買い戻しが進むと思います。しかし、ドル/円で107.00位までの戻りが精一杯ではないでしょうか。

 

 

米政府系2大住宅金融公社のファニーメイとフレディマックの経営危機を端に発した金融システム不安と米金融機関の四半期決算の発表が今週の焦点です。米政府系2大住宅金融公社は、債券発行残高が2社合計で16千億ドル(約170兆円)強と米国債の発行規模の47千億ドル(約498兆円)の3割強と巨額です。そして両社が保有・発行する住宅関連の証券化商品は約5兆ドル(約530兆円)にのぼります。米国全体での住宅ローンの70%が何らかの形で関与しているとのことです。バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は、両社を監督する立場の米政府支援機関(GSE)に対して連邦銀行が直接貸し出し(窓口貸出)の可能性を示唆し、対策に取り組み始めました。国有化との話しも出ています。大きな新たな金融界の火種となっています。

 

 

米金融市場では、政府の財政状況が悪化するのではとの懸念から、債券、株式そしてドルが売られてトリプル安の状況で、今週はこの流れに乗った動きを予想します。通常信用収縮が市場の中心テーマと時は、株式を売って債券に資金を移す動きをするのですが、今回は米国債の悪化懸念から債券が売られ金利上昇となっています。米国自体が買えない状況と言えます。急いだ対策を打たないと益々米金融市場自体が悪化の一途を辿ることになります。その意味では、今週火曜日と水曜日に行なわれるバーナンキFRB議長の議会証言は非常に重要で注目を集めます。議長としては、市場に安心感を与える証言が期待されています。

 

 

欧州では、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が定例理事会から1週間が過ぎ、再びECBの立場を強調されています。物価の安定が最重要課題だとして、インフレスパイラルのリスクを抑える決意を示唆されています。ひょっとして追加利上げの可能性はないとは言えない状況になっています。ユーロ圏消費者物価指数4%(前年比ベース)が今後どのように推移してゆくかをECBは注目しています。水曜日の6月の消費者物価指数の動向に注目です。数字が4%を上回るようですと、追加利上げ観測が浮上してきます。

 

 

イランがミサイル試射をしたり、イスラエルがイランの核施設攻撃の軍事演習をするなど、地政学リスクが高まっています。原油相場と金相場が急騰しています。過剰流動性からくるマネーが、米国債・米国株を売り、即ちドルを売り、その投資先として、ユーロ、原油、金の向かう流れは変らないようです。金が再び1000ドル(1オンス)を付けに行く勢いです。現在960ドル近辺です。

 

 

オージー(豪ドル)が勢いに乗っていますね。ドル売りトレンドに乗っているようです。今週火曜日にオーストラリア準備銀行の議事録が発表されます。7月1日開催分です。利上げは当面ないとの声明文でしたので、議事録の同じ内容であれば、一旦豪ドル利食い売りとなります。しかし、下値は拾う展開でしょう。豪ドル/ドルで、0.9600がサポート(支持線)となることが出来るか注目しましょう。

 

 

シカゴ筋(CME)情報:7月8日時点

円 ネットロング 5,326枚(前週比-10,680枚)、ユーロ ネットロング 24,007枚(-3,676枚)、ポンド ネットショート 8,298枚(+5,667枚)、スイスフラン ネットショート 4,697枚(ネットロングからネットショートに転換 ネットショートが+11,304枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 49,306枚(-2,103枚)、キューウィー(NZD)ネットロング 2,141枚(-2,103枚)

 

気迷い相場のなか、利食いをしていたと思われます。ユーロは意外と大きなポジションで一部損切りの出たようですが、恐らく現在は前週以上のロングポジションになっていると思われます。スイスフランがネットショートに転換していますが、地政学リスクから現在は再度ネットロングに転換していると想像します。オージーは利食いしつつの巨大ロングポジション継続です。

 

 

それでは、今週も市場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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