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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
今朝の日経新聞にIMF(国際通貨基金)の経済見通しが発表されていることはモーニングレポートで紹介しましたので、ご覧になった方が多いと思います。米国の経済成長率は1.3%に上方修正されました。ユーロ圏を見ると今年が1.7%ですが、来年は1.2%と減速します。気になるところで、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏の成長について、第二・第三四半期は底に到達するという基本的シナリオとした上で、段階的に緩やかな成長に戻るとの見通しを示されました。金利がこれ以上の上がるとの示唆はありませんでした。ユーロ圏の成長では、スペインなどは不動産バブルが弾けて状況的に厳しい国が出てきています。ユーロ圏の三分の一を占めるドイツの経済圏ばかり重視するわけにはいきません。ここは冷静に状況を分析する必要があります。確かに金融・為替市場では、4%の消費者物価指数を誇大し、追加利上げの期待感が強まっているのですが、もっと冷静に判断する必要があります。
 
 
日銀の金融政策決定会合の議事録(もっとも6月12,13日分と意味と余りないのですが)が公表されました。複数の委員から物価の上昇リスクよりも、景気の下振れリスクを重視すべきと主張したようです。一人の委員が、物価安定の下、持続的成長がある程度確信が持てれば、斬進的かつ早めに政策対応する必要性がある強調したとのことです。内部でも利上げと利下げと分かれているようです。現在の政策金利水準の0.50%を考え、そして政策金利として物価リスクと景気リスクの両方を考慮すると十分に低く、これ以上下げても意味がなさそうに思えてなりません。政策金利が機能不全の状態で、この期に及んでまだ利下げ派が多数とは驚きです。低金利はまだまだ続きそうです。
 
 
為替市場は、ドル/円で、再び106.00のレベルを挟んで、中立の状態です。昨日相当ドルショート(売り持ち)の損切りがでたようで、振り出しと思います。金融システム不安が解消されない限り、インフレ抑制の金融スタンスには取り組めません。しばらく様子見の状況で、ゆっくりと3連休を楽しみましょう。ユーロ/ドルは意外とドル売りとはならず、ユーロ堅調ですね。豪ドル/ドルは、0.9700を割るものの、一時的だと思います。引き続き豪ドルブルトレンドです。豪ドル/円では、ドル/円でのドル下落リスクに注意しましょう。
 
 
余談:今日は月に一度のクリック証券さん主催の「シストレFXグランプリ」の講師として、タレントさんに為替について話しました。綺麗な若いタレントさんがグループに分かれて総額2000万円の獲得賞金を目指して、現在FXを勉強中で、相場を張りにいっています。私が為替ファンダメンタルズの指南役で、別の先生がチャート分析を、そしてクリック証券さんが、為替証拠金取引の具体的な説明をされます。だんだんタレントさんとも仲良くなり、楽しく講師をしています。週刊アスキーと月刊アスキーそしてマネージャッパン MONEY JAPAN)という雑誌にも紹介されています。又、ブログも書いており、私も時々タレントさんの質問に投稿しています。
上記HPをクリックしてみてください。美人のタレントさんが紹介されています。私の写真も隅に出ています。
 
 
それでは、 TGIF
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
IMF2008年の米経済成長率を4月時点よりも0.3ポイント引き上げ、1.3%に上方修正しました。ポジティブな材料のようです。
 
それでは、昨日の材料を検証してみましょう。
1.米6月住宅赤着工件数:106.6万戸 予想が97万戸であったことから、非常に良い数字です。
2.7月フィラデルフィア連銀指数:-16.3 予想が-15とこちらは悪い数字です。
3.JPモルガン・チェースの第二四半期決算発表:純利益53%減ですが、サブプライム雄ローン関連の損失が23億ドルと半減しています。14%株高となり、予想より良い結果となりました。
4.メリルリンチの第二四半期決算発表:純利益46億ドルの赤字 サブプライム関連で97億ドルの損失計上。予想よりも悪いようです。
 
ダウジョーズ株式が207.38ドルの上昇、原油が130ドルを割ってきています。米景気後退から原油需要の減退から投機筋が手仕舞いをしているようです。株上昇はSEC(証券取引委員会)による空売り規制の検討報道が効いているようです。
 
このような出来事で、為替はどのように動いたのでしょうか。ドルが全般的に買い戻されたようです。ドル/円は、106.00を上回ってきています。107.11まで上値をつけたようで、これは明らかに損切りです。上値から現在は106.30近辺まで下げていますから、市場参加者は、疑心暗鬼に陥っています。米景気が以外に上向きのようで、金融システム不安に対して、米政府・FRB(米連邦準備理事会)が迅速に支援策を発表したことが功を奏しているかのような印象を受けます。でも、まだまだ米経済は不安要素一杯です。ユーロ/ドルは、原油相場が下落している割には1.58台ミドルです。ポンド/ドルにしても1.99台と堅調です。ということは、ドル/円だけが、異なった動きと言えます。「円キャリートレード」が活発化しているとマスコミは騒いでいます。私は、多分にテクニカル的な動きと思います。ユーロとポンドが対ドルで堅調だからです。ドルに対する不信感があるからです。私は、個人的には豪ドル/円のみ、お勧めします。これは、豪ファンダメンタルズが良いこと、資源国、高金利と条件が揃っています。
 
本日は為替相場はどうでしょう。ドル/円は、中立スタンスをとります。106.00の重要な節目がサポート(支持線)になるかレジスタンス(抵抗線)になるか様子を見ます。割ってくれば、引続きSell on rallyの展開かと思います。米金融市場で、楽観感が広がればドル買いなのでしょうが、いまいちまだ確信が持てません。
 
 
それでは今日の為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
午前中からのドル売りは下記のニュースが原因のようです。フィナンシャルタイムズ紙が、中東系政府系ファンドが1年前と比べてドル資産の割合を80%強から60%弱に減らしていると報じています。内容を見たら、中国国家外為管理局も欧州のプライベートエクイティーとの契約締結を目指しています。アブダビ当局者はドルに対してコミットメントがあるとして否定しています。当局のスタッフはユーロがドルに対していつピークを付けるかを新倍しています。政府系ファンドはどこも、ドルの動きを冷徹に読んでいるようです。
 
 
バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言に内容を詳しく見ると、2大政府系金融公社(GSE)の救援策として現時点で最善の方策は、GSEを現在の形を維持しつつ、監督を一段と強化することだと考えると発言しています。住宅価格を上げれば解決するのにと、第三者的な見方のどうしてもしてしまいます。地方銀行の経営悪化と共に、目が離せない。それと、為替介入について言及されています。「市場の秩序がない場合、一定の一時的措置として正当化される状況にあるかもしれない。」と言及されています。投機筋が米金融システム悪化と米景気の下振れリスクをついて、ドル売りを仕掛けてくる場合を想定しての発言です。原油価格は2月末が100ドル(1バーレル)でしたから現時点では30%40%と吊り上げています。為替市場では、2月末でドル/円105.00、ユーロ/ドルが1.5200近辺ですから、ドル/円はほとんど現在と変りませんが、ユーロ/ドルは、大きくユーロ高に振れています。1.6000を超えてくる水準では、ひょっとして為替介入があるかもしれません。でも、ドル売りの種を撒いたのは米国自体であるから、身勝手と言えば、身勝手かもしれません。
 
 
今日はじっくりとFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録を読んでみました。8ページ程の文章です。「Some firming in the policy would be appropriate very soon, if not at this meeting.」「With increased upside risks to inflation and inflation expectation, members believe that next change in the stance of policy could well be an increase in the funds rates.」と書かれています。次回のFOMCで利上げが検討されると明確に書かれています。強くインフレを意識した内容です。ひとり、タカ派のフィシャー・ダラス連銀総裁が利上げを主張しています。しかし、この時点では、2大政府系住宅金融公社の問題が拡大していませんでした。次回のFOMCまでに、事態の沈静化を図れるか、その支援策の効果の程の見極めたいところです。消費者物価指数が年率5%、コアでも1.8%ですから、FRBのインフレ目標水準が1.5~2.0%ですから、危険な水準と言えます。
 
 
豪ドルが意外と下がりません。昨日のドル買戻しにも0.9730近辺と下値は固そうです。オーストラリア準備銀行としても、歴史的高値ですが、「為替介入」との言葉は出てきません。1豪ドル=1米ドル(パリティー)は一通過点でしかないようです。丁度均衡している為替相場をとやかく言う理由がないことは中銀議事録でも明らかなようです。豪ドルロングは大切にしたいものです。一年保有することを条件に考えてみました。1年で豪ドル/ドルのスワップコストがラフに0.05ですから、0.92レベルに戻ってプラス・マイナスゼロです。対円ですと、スワップコストが6.40円です。現在のレート102.90ですから96.40がプラス・マイナスゼロと言えます。ここまで下がることはあっても一瞬ではないのでしょうか。
 
 
今日は金融機関の決算発表が注目です。戻り売りスタンスのスタンスですが、ドル/円で106.00のガンチャートは重要な節目ですから要注意です。下がって104円台前半もあるかなと密かに期待するところです。一応、為替介入には、心のどこかに留めて置きましょう。
 
 
それでは、Good luck and have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
為替相場、原油相場、金相場とも今日の材料を利食いの格好の材料としたようでした。
 
材料:
 
1.6月の米消費者物価指数1.1%前月比5.0%前年比、コア指数0.3%前月比2.4%前年比.FRBの目標インフレ率が1.52.0%であることを考えると明らかに客観的に見て高すぎます。
 
2.バーナンキFRB議長が、インフレ率は高すぎる。しかし、景気の下振れリスクも存在する。これは、消費者物価指数の数字と一致しますが、問題は現在対策中の金融システム不安が落ち着いてからではないかと推測します。
 
3.FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録内容。一部メンバーが早期利上げを主張している。次回の対応は政策金利引き上げとなるとの可能性が高いとの内容。FOMC以降、米金融市場は、2大政府系住宅金融公社の経営危機に直面し、状況が異なります。
 
4.これは2日前のニュースですが、SEC(証券取引委員会)が株の空売り規制に乗り出すとのこと。2大住宅金融公社の株の空売りが出来なくなりそうで、心理的に株高になったようです。
 
金融システム不安が沈静化しないと、FRBとしてもインフレ対策に本格的に取り組めないような気がします。ということで、相場の流れが変ったこととは思えないようです。兜町は今日は上げそうで、ドルももう少し上げるかも知れません。上値リスクが、106.00近辺です。これはガンチャートの重要な節目です。ドル/円は、ドルの戻り売りスタンスで良いのではと思います。タイトストップを忘れずに。
 
それでは、今日も相場と仲良く対話しましょう。
 
 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
豪ドルが一番解りやすく、同時間帯でもあり取り組みやすいようです。今日もスティーブンス・オーストラリア準備銀行総裁が講演で、インフレについて突っ込んだ言及をされています。「Inflation has been too high after a very strong demand, but demand is no slowing.」が象徴的な文面です。需要の落ち込みが、世界的な景気後退からオーストラリアも例外ではありません。しかし、インフレ懸念は、しばらく続きそうで、利上げについても言及はないものの、かなり緊迫感のある内容です。昨日の議事録の後ということもあり、利食い先行の豪ドルです。しかし、5日連日の上昇で、流石に息切れです。最高値0.9851をつけ、市場参加者は利食いをしているようです。過去には9日間連騰というデータもあるのですが。シカゴ先物市場のポジションを見ても、7月8日時点で、49306枚ロングと巨額のポジションを築きあげています。0.97500.9700あたりへ水準訂正するのではないのでしょうか。再度この水準では、投機家は、ロングで攻めてゆくのではないかと推測します。オーストラリア準備銀行は、「為替介入」などはまだ考えていないようです。1豪ドル=1米ドルを超えてこないことには、「為替介入」という言葉は出てこないと思います。資源国、高いGDP(国内総生産)それと高金利と投資条件は揃っています。引続き投資冥利に尽きると言えます。クロス円は,ドル/円のドル売りが加速しそうで、今は適しません。
 
 
ドル/円は、106.00103.50のレンジで、103.50にバイアスが向かっています。裾野の広がりつつある米金融システム不安は続くため、ドルの信認がないようです。金相場は現在975ドル(1オンス)と上昇しています。今日は、ユーロ圏で6月の消費者物価指数の発表に注目です。年率4%を超える数字が出るようですと、ECB(欧州中央銀行)のインフレ抑制重視の姿勢が浮き彫りにされます。ECBメンバーからの発言が何らか飛んできます。ユーロ高に振れる可能性が高いと言えます。
 
 
大リーグのオールスター戦が行なわれました。アメリカンリーグが延長14回にさよなら勝ちを収めました。アメリカンリーグが制すると株安というジンクスです。最後のヤンキーススタジアムであることを考えるとアメリカンリーグが制することは嬉しいことですが。
 
 
Have a nice day!

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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