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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

昨晩から次のような出来事でドルが上昇しました。

 

1.              バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の、金融機関破綻にむけ新たなシステム構築の必要性を示した。プライマリディーラー(米政府公認証券ディーラー)向けの資金貸し出し制度を年末以降も続けることを含めて、幾つかの選択肢を検討している。TSLF(Term Securities Lending Facility)というリスクの高いモーゲージ債(RMBS 住宅ローン債券証券)を担保に米国債を28日間貸し出せる制度です。バーナンキ議長の考えた今年3月にスタートしたもので、利下げすることなく、十分に流動性を金融機関に貸し出せるものです。モーゲージ債だけでなく、十分に審査して安全性が高い債券を担保に出来れば、その多様性は評価できます。

 

2.              サルコジ仏大統領が、「ドイツを含む欧州各国とユーロの水準には問題があるとの見方で一致した。米国はドル安が原因と見ている。」洞爺湖サミットでG8内でのコンセンサスが出来ているように思える。

 

3.原油下落。景気後退感が、需要減につながるとの観測。ただ、下がったといっても135ドル台(1バーレル)の水準で、まだまだ高い。投機筋の利食いと思われる。

 

 

以上の要因でドルが買われています。今日はNY株式市場も上昇、兜町も高いものと推測くされます。ドル/円は、107.50を上回って上伸するかがポイント。108.50が次の節目です。抜けなければ106.00107.50のレンジに戻る。ユーロ/ドルでは、1.5700がサポート(支持線)になるか、レジスタンス(抵抗線)になるかがポイント。シカゴの投機筋のポジションは軽いので、どちらにでも動けそうです。

 

 

それでは、今日も仲良く為替相場と対話しましょう。

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

金融市場では再び信用収縮問題が噴出し始めました。米政府系住宅金融大手ファニーメイとフレディーマックの損失拡大懸念(750億ドル)が出ています。米金融当局が何度も景気後退リスクが後退し、また信用収縮問題の峠は越したと言うものの、これでは、何度も振り出しに戻ることになります。株式市場が敏感に反応しました。資金は安全志向へ株式から債券に向かいました。短期債が買われ、10年債と2年債のスプレッドは146ベーシスポイントとなっています。一般に150ベーシスポイント以上になるとより安全志向が強くなり、もう少し見極めが必要です。原油が原油、金 そして穀物には今回は向かっていないようです。ドルの上値が重い展開です。洞爺湖サミットで何らかの規制が検討され、原油・穀物を中心とした先物市場に網が掛けられるのではとの投機家の不安感があるようです。洞爺湖サミットの後、米国は米国商品先物取引委員会(CFTC)は投資銀行や年金基金に商品取引の情報拡大を求める規制案を検討中で、9月15日までに議会に報告書を提出することになっています。

 

 

洞爺湖サミットでは、ブッシュ大統領のペースで物事が進んでいるようで、「強いドルは米国の国益に叶う。」という考えを改めて示されているようです。世界的なインフレ圧力の対応を急ぐ方針で一致し、外国為替市場の安定に向け、国際協調が重要との認識を共有しました。ポールソン財務長官の先週の欧州歴訪の根回しが功を奏しているようです。欧州の政府財務相関係者は概ね賛同をとれており、日本とは日米首脳会議の場で協調が確認されました。しかし、米経済は、上記信用収縮問題、景気後退局面の材料が噴出しており、建て前と本音は一致しないようです。高らかに「強いドル」を掲げても、市場参加者とりわけ投機筋は、このギャプを突いてくることになるのです。

 

 

日本では株式市場が13日ぶりに反発しましたが、本日は一転326.94円の下落と昨日の回復分を消してしまいました。ドル/円では、再び、株安→円高の発想で下げているようです。昨日のドル/円でのドル上昇を私は疑問に思っていましたが、やっと本来の方向に向かっているのではと感じています。投機筋はシカゴ筋情報を見て想像するに、円のポジションは少ないように思えてなりません。円ロング(買い持ち)のポジションも木曜日のドル/ドルの上昇、昨日のドル/円の上昇で小さなものとなっているでしょう。このところはどちらでも動ける状態のようです。

 

 

本日はバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の講演が注目です。据え置き決定後の最初の講演で、依然景気重視の姿勢からインフレ抑制重視の姿勢に転換する意向を持っているのか、それとも、再び信用収縮問題と景気重視の姿勢に戻るかのヒントが出されるかを注目しましょう。投機家のポジションは軽いので、いずれの方向にも動きます。私はドルの上値の重い展開を予想します。

 

 

余談:昔の話です。夜海外にオーダー(注文)をおいて寝ます。ストップロスとプロフィットテイキングの両方を置いておきます。安心して熟睡している時に突然電話が掛ってきます。時計を見る朝の3時です。いやな予感がする。電話を取るとサンフランシスコからです。親しいアメリカ人女性ディーラーです。「I am sorry your stoploss order is executed.

」と話し、私はがっくりです。親切心から電話をくれたのですが,迷惑このうえなしです。一応「Thank you very much for your calling. Much appreciated.」と答えるものの、それからは、眠れません。損失をその場で計算すると約500万円程の損失です。今月は頑張らないとマイナスになってします。朝の電車は本当に気分が悪い。でも、ディーラー気分転換しないといけません。昼の12時には、もう通常のやる気満々の私に戻っています。

 

 

それでは、 Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

一日遅れで発表されましたシカゴ筋情報ですが、興味深い内容でしたので、お伝えします。

 

シカゴ(CME)筋情報:7月1日時点

円 ネットロング 16,005枚(前週比:ネットショートから再びネットロングに転換:正味+28,752枚)、ユーロ ネットロング 27,683枚(+26,251枚)、ポンド ネットショート 2,631枚(-10,202枚)、スイスフラン ネットロング 6,607枚(ネットショートからネットロングに転換:正味+9,008枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 51,409枚(+2,027枚)、キューウィー(NZドル)ネットロング3,166枚(+516枚)

 

 

米雇用統計の発表とECB(欧州中央銀行)の利上げ前の段階です。円がショートからロングに転換していました。米ファンダメンタルズが悪くなるとの観測が強くドル売り/円買いのポジションで発表を待っていたようです。ほとんどコストの水準でしたから、利益はあまり出ていません。現在のポジションは中立ではないかと思います。

 

ユーロはやはり大量のロングで待ち構えていました。追加利上げがないと分かると利食い売りに走ったようです。現在はほとんどポジションがない状態だと推定されます。ECBの記者会見後の動きは納得の動きでした。今はどちらでの動けるポジションのようです。

 

ポンドはキング・イングランド銀行総裁の住宅・不動産業界を中心に景気後退懸念を心配されていますから、ポンド・ショートを縮める動きのようです。

 

スイスフランがショートからロングに転換しています。地政学的リスクの高まりからロングに転換したようです。

 

オージーが引き続き最大のロングポジションのようです。着実にロングを築いています。資源国、高いGDP, 高金利通貨という魅力をヘッジファンドは見逃していません。

 

それでは。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

私は今週はドルの頭が重い展開を予想しました。それが、見事に外れています。

 

ユーロ/ドルでは、ECB(欧州中央銀行)定例理事会前に投機筋はユーロロングポジションを作り上げ待ち構えていました。ポールソン米財務長官との密約があったようで、追加利上げは打ち消し、ドル擁護に回りました。ユーロ/ドルで一斉にユーロが売られ、週末には重要の節目の1.5700を突破してしまいました。今日の動きのその流れを引き継いでいるようです。ユーロ債の利払い償還に絡んだユーロ売りの出ていたと聞きます。1.5600も風前の灯です。少し動きが東京市場にしては早すぎます。やはりユーロ債絡みの動きか。

1.5700の次の重要な節目は1.5400となります。ポールソン財務長官とトリシェ総裁の密約説を肯定するわけでもないのですが、ここはトレンドラインの流れに乗ってゆくべき相場と思われます。

 

 

今週は「洞爺湖」サミットでブッシュ大統領が「強いドル」の確認を各国に取り付けています。2~3日はブッシュ発言に注意しましょう。また、バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官の議会証言と何かとドルブルに反応しそうです。一時的なドル高傾向と思います。

 

 

日本では、日銀支店長会議が行われています。白川総裁は、「日本経済はエネルギー・原材料価格高の影響で景気減速している。当面減速は続くものの、その後は緩やかな成長路線を辿る。」として、案に低金利政策を続けることを表明しています。この文言を読むと、円売り要因ともとれます。

 

 

スイス大手金融機関のUBSCSが合計700億スイスフランの引当金を追加計上することを義務つける可能性があると報道されています。これの欧州通貨売りの流れを加速させているかも知れません。

 

米国経済は不信感一杯です。信用収縮の目処が立っていません。また、先週の雇用統計を見ても、5.5%のマイナスの非農業部門の雇用者数です。一時的な米当局者のドル高誘導発言で、ドル高になったとしても、悪い米経済指標、金融機関不安説、主要メーカー不安説で、ドル高も砂上の楼閣と化すのを見ている。

 

 

ドル/円で106.00111.00の中間点の108.50近辺までのドル高リスクがあります。ストカスティックは、スロー・ファーストとも40%と上昇のブルトレンド。

ユーロ/ドルは、1.57001.5400 のレンジ内。ストカスティックは、スロー・ファーストは70%,80%とこちらは下向きのユーロ売りサイン。

ポンド/ドルは、1.9700を割れば、1.90001.9700の下のレベルの移動です。1.9700の重要な節目を注視。ストカスティックは、スロー・ファーストがやはり80%,70%とポンド売りサイン。

オージー(豪ドル)/ドルは、0.9600が重要な節目です。ドル売りに押されて0.9600を現在割ってきています。ストカスティックでは、スロー・ファーストとも80%で交錯して上向きです。豪ドルは、ファンダメンタルズからして、豪ドルブルの展開のようです。

 

トレンドの乗ったディーリングを心がけましょう。

 

 

それでは、 Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

先週木曜日の2大ビッグイベントを終え、当局の金融政策が次第に見えてきました。

 

欧州ではECB(欧州中央銀行)が政策金利を現行の4.00%から0.25%引き上げて4.25%としました。しかし、トリシェECB総裁は記者会見で、「先行きの金融政策に関してバイアスはない。」と発言され、追加利上げの観測を打ち消しました。また、「強いドルが米国の利益に叶う。」として、米国への理解を示しました。ポールソン米財務長官の訪欧の成果か、米欧の強調は出来上がっているかの印象を受けます。高い消費者物価指数を示しているユーロ圏では、引き続きインフレ抑制重視の姿勢は中央銀行としてとらざるを得ないところではあるのですが、多分に政治的な意図があるようです。米国にECBとしては、貸しを作ったと言えます。

 

 

米国では6月の雇用統計が発表されました。結果的に5.5%の失業率、マイナスの非農業部門雇用者数と非常に悪い数字です。信用収縮が進んでおり、サブプライムローン問題関連で米金融機関は決算期毎に損失計上をせざるを得ない状況にある上、人員削減を更に推し進めないといけないようです。信用収縮から、米国の他の主要産業の景気後退が進んでいるようです。米国の新車販売台数が6月に18%減少と落ち込みが激しいです。更に原油と穀物高騰の影響で、エネルギー価格と生活必需品が上昇と、生活を圧迫しています。米国民の貯蓄率が上がっており、戻し減税の効果も生活防衛に回しているようで、消費マインドは低下しています。このような経済環境では、FRB(米連邦準備理事会)バーナンキ議長としては、景気後退よりもインフレ抑制重視の金融政策に転換すると明言したものの、おいそれと利上げには踏み切ることはできません。利上げ観測が遠のいています。利上げがあっても来年にずれ込むとの観測が市場の大勢となっています。米ファンダメンタルズは依然は悪いと考えるのが順当のようです。

 

 

ひとまず、ユーロ高は、ポールソン米財務長官の根回しが功を奏して回避をすることができました。これで、原油高騰を阻止するための対策に取り組めます。「洞爺湖サミット」では、ブッシュ米大統領が「強いドル」の確認をするとともに、原油高騰の温床となっている先物市場での投機資金の監視を強めるために情報開示を強化することが議題に上りそうです。

 

 

今週は、引き続き米ファンダメンタルズの悪さから、ドル/円は上値の重い展開を予想します。シカゴ筋のポジションも出来ていないようです。107.00のレジスタンス(抵抗線)は重いようです。ユーロ/ドルは、ユーロロング(買い持ち)でECBの発表待ちの追加利上げはないと分かると利食いを仕掛けました。1.5700は重要な節目です。もう一度仕切り直しの状況です。強いドルの望むブッシュ大統領が「洞爺湖サミット」で明文化されれば、ドルが買われる可能性もあるでしょう。今週はポールソン財務長官とバーナンキFRB議長の議会証言に注目です。

 

 

豪ドルは引き続き、資源国、高いGDP,高金利通貨として、豪ドルブルトレンドが続くと予想します。シカゴ(CME)筋のポジションも一番大きなものとなっているようです。一番分かりやすい通貨ペアでポジショニングをすることをお勧めします。

 

 

それでは、今週も頑張りましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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