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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
ドルが全面高の傾向が今週も続くと予想します。先週は米国以外の経済圏で多くの相場転換点であるかのヒントが出されました。
 
 
欧州ではECB(欧州中央銀行)が政策金利は据え置きとしましたが、トリシェ総裁がこれまでのインフレ抑制重視の姿勢を微調整し、景気にも配慮した発言がありました。ユーロ圏での年後半から来年にかけての景気後退感が強まっている結果の発言です。追加利上げの観測は後退し、逆に来年からの利下げ観測が出始めたようです。英国でもBOE(イングランド銀行)も金利据え置きを決定しましたが、不動産・住宅業界から製造業・個人消費などに波及し、景気後退感が強まっています。BOEもいずれ利下げ実施に追い込まれると予想します。木曜日のユーロ圏第2四半期GDP(域内総生産)の数字と7月のユーロ消費者物価指数に注目が集ります。
 
 
日本についても先週は景気後退を強く印象付けました。二期連続の鉱工業生産のマイナス数字、月例経済報告での景気の基調判断を「このところ弱含んでいる。」とし、景気後退感が強いようです。トヨタが減収減益と日本を代表する企業の業績悪化は象徴的です。日本の第2四半期GDP(国内総生産)が水曜日に発表されますが、予想-2.3%前年比と前期の4.0%成長からは全く逆の数字が予想されます。日本の景気減速が確認されれば、円安は続くと予想します。
 
 
オセアニア地域でも、景気後退感が強まっています。オーストラリアでは豪準備銀行(RBA)が政策金利は据え置きましたが、声明文では金融スタンスを従来の引き締め基調から緩和基調に転換するとのメッセージが明確に述べられています。相場の転換点であるようです。ニュージーランドでも政策金利が引き下げられ、今後追加利下げが予想されます。
 
 
米国では、依然景気減速感が強いのですが、金融システム不安の一時的解消からか、実体経済の数字に目が向いています。良い経済指標に強く反応して、悪化を想像される数字は無視される傾向にあります。規制強化の動きの結果、原油相場が下落、金もつられて下落しています。ユーロが売られる結果となりました。
 
 
シカゴ先物市場では、先週火曜日の時点で円、ユーロ、ポンドともにショート(売り持ち)のポジションになっています。相場の転換点であり、まだ若い相場であると思います。NZドルがショートポジションに転換し、豪ドルもロング(買い持ち)ポジションを解消する動きが続いています。弱い米経済指標でドル売り局面もあるかと思うのですが、下値は限定的な動きと思います。ドル高傾向の継続を予想します。
 
 
ドル/円 113.00~109.00、ユーロドル1.4800~1.5200, ポンド/ドル1.9000~1.9300, 豪ドル/ドル 0.8700~0.9000の週間レンジ予想です。ドル/円では111.00が重要な節目で、次の節目は116.00まで強い節目はありません。ユーロ/ドルでは、1.5100と1.4800が注目節目、ポンド/ドルでは、1.9000が注目節目です。1.9000を突破すると1.8300まで強い節目はありません。豪ドル/ドルでは、0.8600が重要な節目です。それぞれの節目を注意してください。
 
 
シカゴ(CME)情報:8月5日時点
 
円 ネットショート 12,801枚(ショートが5,801枚増)、ユーロ ネットショート 9,447枚(ショートが6,771枚減)、ポンド ネットショート 25,875枚(ロングからショートに転換 正味ショートが27,335枚増)、スイスフラン ネットショート(ショートが4,328枚増)、オージー(豪ドル)ネットロング 12,964枚(ロングが2,889枚減)、キューウィー(NZD)ネットショート 1,381枚(ロングがショートに転換 正味でショートが2,965枚増)
 
非常に大きな動きが見られました。その後の相場を予感されました。円は徐々に円ショートが増えています。その後の相場からすると先週の金曜日にショートがかなり増えていると想像します。しかし相場はまだ若い。ユーロはショートが減っていますが、これも金曜日にショートが急増していると想像します。こちらも木曜日のECBトリシェ総裁記者会見の相場の転換点ヒントからまだまだ若い相場と思います。ポンドはロングからショートに転換ですが、ショートが火曜日時点で25,875枚はちょっと増えすぎています。しかし、過去のデータを見ると5万枚程度増えても不思議ではありません。ちょっと成熟した相場と思いますが、相場に勢いがあります。豪ドルは、恐らく既にショートポジションに転換していると思います。こちらは利食い売りを完了して、豪準備銀行の金融スタンスの転換点と読んでショートに振っていると思います。相場はまだ若いと思います。NZDはポジションを転換しています。NZ準備銀行の金融政策転換で、ショートポジションは当然と思います。投機筋ヘッジファンド筋は、相場の転換点を読んだ動きをしていると推測します。
 
 
解説:円ショート(円売り持ち)とはドルロング(買い持ち)を意味します。同じくユーロショート(売り持ち)/ドルロング(買い持ち)、ポンドショート/ドルロングを意味します。誤解のないよう注意してください。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
海外市場からの流れを引き継いだ形での流れで、午前中に大きな動きがありました。ユーロ/ドルとポンド/ドルが、大きく下落しました。私の読み通りです。ユーロ/ドルで1.5400を割り込めば、次に控える重要節目は1.5100です。これは非常に重要な節目です。トリシェ総裁の金融スタンスのタカ派の頑なな姿勢から、景気に配慮した姿勢を若干示した点は大きいです。利上げはなく、反対に来年からは利下げモードに入っていくものと思われます。IMFの調査によれば、実質GDP(域内総生産)が2008年1.4%, 2009年1.2%、消費者物価が2008年2.8%, 2009年1.9%予想です。金融スタンスの転換点と思ってよいと思います。ユーロ売りは続く。
 
 
ポンドでも同じことが言えます。BOE(イングランド銀行)でも不動産・住宅を中心に景況感が悪化しています。私の利下げ予想は外れましたが、市場参加者は私と同じ思い出はなかったかと思います。据え置きでも、ポンド売りが続いています。ポンド/ドルで1,9700を破り、次の節目は1.9000です。今年のポンド安値を更新していますから、もう止まるとの安易な気持ちは捨てるべきです。
 
 
ドル/円は、日本の景況感の悪化を確認した形です。海外でドルが買われたとことを読むと、海外勢が日本の景況感の悪化にやっと注目したようです。シカゴ勢はすでに円ショート(円売り持ち)に先週転換してますが、少ないポジションであったと思います。昨日あたりから、ビッグポジションを作っているかもしれません。東京時間帯では、本邦輸出業者の先物ドル売りが大量に出ているようで、上値が重いようです。海外時間帯では、110円を突破する勢いがあるかも知れません。しかし、今日は本当に海外時間帯は材料が何もありません。米株の動きの、原油、金価格くらいです。来週にまでこの流れを持ち越すかもしれません。
 
 
豪ドルの売り勢いが止まりません。0.9100を割り込み、次の節目は0.9600です。シカゴ勢は利食いは終え、豪ドルショート(売り持ち)ポジションに転換したかもしれません。その意味ではまだ相場は若いと言えます。まだ相場に乗れていない方は、タイトストップで豪ドルショートの一考かと思います。RBAの金融スタンスの変更は始まったばかりで、大きなトレンドに乗ることが重要だと思います。
 
 
3件ほど原稿書きを午後していまして、イーブニングレポートを書く元気が出ません。これくらいでご勘弁を。今日は北京オリンピックの開会式です。相場に疲れていますから、テレビ観戦で楽しみましょう。
 
TGIF

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
ECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏の成長が弱まるとの見通しを示されました。「Economic growth are materializing.」 政策にバイアスはないと前回と同様繰り返しています。但し、中央銀行としての物価安定の重視も強く指摘されており、従来と変りはないようです。2008年後半はGDP(域内総生産)が弱まることから、利上げ観測は急速にしぼんでいるようです。来年からの利下げ機運が高まっています。トリシェ総裁が景気にも言及されたことで、従来のタカ派一辺倒ではなかったことから、ユーロ/ドルがユーロ売りと反応したようです。重要な節目の1.5400を割ってきたことから、次の節目が1.5100となります。1.5100は非常に重要な節目です。相場の一大転換点と思われますので注意してください。ここを破ると1.450と向かいます。ドイツ国債(ブンズ)の2年債がここのところ利回りが下落しており、7月末には4.50%でしたが、昨日が4.09%とさげていることで、金利ディーラー、債券ディーラーは既に利下げを見越して動いているようです。
 
 
BOE(イングランド銀行)は私の予想に反して政策金利据え置きです。声明では簡単な文章で、後日公開の議事録を参照してくださいとの一言です。しかし、為替市場はポンド売り圧力が強いようです。シカゴの投機家もポンドショートに既に動いたかも知れません。
 
 
豪ドル/ドルが0.9100を大きく割っています。東京時間帯では日本の投資家が値ごろ感から豪ドルを買っているようですが、やはり海外の投資家は豪ドル売りです。オーストラリアの景気の転換点であることを海外の投資家、投機家は認識しているようです。シカゴの投資家もほぼ利食い売りを終えたと想像します。これからが、本当の相場をようです。私は、どうして日本の投資家が豪ドル買いをこの時点で進めるのか理解に苦しみます。ドル/円で確かに円安傾向にあることは、豪ドル/円での追い風にはなるのですが。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
日本の景気の悪さが海外投資家、投機家に認識され、ドル/円が買われました。
 
本の景況感の悪化が鮮明に:ここの所、日本の景気が悪化している経済指標が続出しています。2期連続の鉱工業生産のマイナスの値、第2四半期のGDP(国内総生産)のマイナス成長予測(-2.4%)、6月の景気動向調査での数字の悪化を受け、景気の判断基準を「局面の変化の可能性がある。」から「悪化」に下方修正、8月の月例経済報告で「景気はこのところ弱含んでいる。」とし、「回復」の表現を4年8ヵ月ぶりに削除する、6月の貿易収支で貿易黒字が1/3に減少し輸出に陰りが見える、今日発表の6月の機械受注が-2.6%(前月比)です。私はこれまでこれらは円安要因となると述べてきましたが、海外の投資家、投機家からやっと注目され始めました。来週13日発表の第2四半期GDPに注目が集まります。これからは日本の経済指標により注目しましょう。今朝方発表の6月の機械受注も予想よりの良いもののマイナスの数字です。円安要因として認識しましょう。
 
 
ニュージーランドの第2四半期の失業率が発表され、予想よりも悪い数字でNZD/ドルの下落が続いています。ただ、NZD/円では、ドル/円でドル高に振れていますから、一見NZDが買われているように見えますが、注意が必要です。NZ準備銀行(RBNZ)は追加利下げをする予定で、NZD下落は明白です。オーストラリアでは6月の雇用統計が発表されました。新規雇用者数は1.09万人と予想を上回ったのですが、先月の修正分を加えると予想の範囲内の数字になります。何も改善していません。重要な節目の0.9100を挟んだ展開ですが、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が根底に流れており、更に豪ドル下落が予想されます。東京時間帯では、日本の投資家の豪ドル買いがあるようですが、海外市場では海外勢が売る傾向にあります。豪ドル取引には注意してください。
 
 
今日は欧州ではBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会とECB(欧州中央銀行)の定例理事会が開かれます。英国の景気減速は予想よりも進んでいるようです。キング総裁が一番認識されているようで、私は政策金利の引き下げある可能性があると思います。ポンド売り継続です。ECBの定例理事会では政策金利据え置き予想です。トリシェ総裁の記者会見に注目です。タカ派の姿勢を堅持なのか、景気に配慮した発言をされるのかに注目が集まります。タカ派の姿勢を示した場合は瞬間ユーロ高には振れるものの、ユーロ高値は限定的と思われます。景気配慮のハト派的発言にはユーロ安が進行すると思います。
 
 
原油価格、金価格が下落傾向を辿っています。規制強化の動きが効いているようです。
 
ドル/円の110.00, ユーロ/ドルの1.5400, ポンド/ドルの1.9000の節目に注意してください。

Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
やっと日本の景況感の悪化に注目が集りました。私はこれまでずっと指摘してきたことが報われました。6月の景気動向調査が悪化したことで、東京時間帯では反応しなかったが、海外の投資家、投機家は見逃さないようです。これで、来週13日発表の第二四半期のGDP(国内総生産)に世界中の注目が集ります。日本の景気の「悪化」が確認されるようであれば、円安/ドル高が続く。108.50を大きく破ったことで、次の重要な節目の111.00となります。ドルブルトレンド/円ベアトレンドが続きます。
 
 
ユーロ圏でもドイツの6月の鉱工業受注がマイナス2.9%前月比と景気後退の兆しが出ています。今日のECB(欧州中央銀行)の定例理事会では政策金利の据え置き予想ですが、トリシェ総裁の記者会見が注目です。タカ派的主張を継続されるのか、トーンダウンして、景気に配慮をした中立的、或いはハト派的発言をされるか、注目です。頑固な総裁、タカ派的発言が予想されますが、ハト派的発言となれば市場の意外感が出ます。ユーロ/ドルは1.5400が重要な節目です。それを破れば1.5100です。ユーロベアトレンド/ドルブルトレンド。
 
 
原油が下落をつづけています。ベリノ米大統領報道官が、「西側諸国はイランに対して懲罰的措置を講ずる必要がある。」となんともホーキッシュな発言をされています。イスラエルとイランの核開発で対立していますが、イスラエルの代理人である米国の報道官がこんな発言をして良いのでしょうか。原油価格が一旦上昇しましたが、8月1日時点の原油在庫量が161万バーレル(予想マイナス20万バーレル)と需給が緩むとの観測で下落に転じたようです。規制強化も先物取引業者にも真綿で首を絞められているようです。
 
 
今日は東京時間帯は盛りだくさんの材料があります。8:50から日本の6月機械受注が発表です。予想がマイナス9.9%前月比、1.9%前年比と前月から大幅に下がる予想です。悪いようですとドル高/円安が進みそうです。取りあえず110.00を破る動きがあるかどうか、注意しましょう。
 
 
そして、10:30にオーストラリアの雇用統計です。7月の新規雇用者数が予想0.5万人、失業率が4.3%です。雇用者数は前月が2.98万人からの反動があるかと思います。重要な節目0.9100を大きく破ってゆくか注目です。豪ドル/ドルは豪ドルベアトレンドです。豪ドル/円では、ドル/円が大きく上昇していますから、豪ドルブルトレンドに見えますが、肝心の豪経済が景気低迷で金融政策スタンスの転換点を迎えています。利下げが予想され、豪ドル取引には注意を払ってください。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
 

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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