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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
まったく暇な月曜日の午後となってしまいました。そうは言うものの、材料はあります。
 
オージー(豪ドル)が0.95台ミドルで止まっているようです。豪金融機関ANZが債務担保証券(CDO)の価格低下で引当金を計上することになったことは金曜日にお伝えしました。今日はスワン財務相が、「オーストラリアは金融危機から完全には立ち直っていない。豪政府は金融監督当局と話し合うことになる。」との見解を発表しました。そろそろ落とし所を探る展開を予想しています。高い消費者物価とニュージーランドの政策金利の引き下げを発端に、シカゴの投機筋が利食いの豪ドルを仕掛けています。ドル/円での損失を豪ドル/ドルでの利食いで補填する腹積もりのように推測します。0.9800から300ポイント落ち、6月の下落場面の下落幅に迫ってきました。
 
 
ニュージーランドの6月の貿易収支が発表され、2億2300万NZDの赤字となったようです。前月が1億6800万NZDの赤字ですから、若干の赤字幅拡大です。しかし、予想よりも赤字幅は狭まったようです。NZD/ドルで0.7400は堅いようで現在推移しています。ボラードニュージーランド準備銀行総裁は、更に追加利下げを示唆されていますから、単純に底だと思ってNZD買いに走ることは禁物です。短期のトレーディングに徹するべきです。明日の6月の住宅建設許可が発表され,前月はマイナス42.3%(前月比)となっています。予想が出ていませんが、人口400万人の小国でかなり振れる数字が予想されます。NZD/円は、ドル/円が堅調に推移している内は、ブルトレンドに推移します。でも、いつ梯子外しをされるか分かりません。注意が必要です。
 
 
ユーロの景況感がどうも芳しくありません。先ほど出ました8月のドイツのGKF消費者信頼感指数は2.1%と予想の3.5%よりかなり悪い数字です。先週発表の7月のIFO景況感調査では97.5と景気の分かれ目となり100を大きく落ち込みました。今週木曜日発表のユーロ圏7月消費者物価指数の予想は4.2%と高く、ECB(欧州中央銀行)としても、物価第一の金融スタンスを最優先するとは言え、景気減速にも注意を払わないといけないようです。4%を超えるインフレ率ですと、トリシェ総裁は利上げ示唆発言の可能性はあるでしょう。ドイツの賃上げ交渉、原油高と頭の痛い問題が山積みのようです。しかし、スペインなどは不動産バブルが弾け、金利を下げないといけないようです。欧州連合の各国の経済情勢に格差があるところで簡単には利上げはできない。ユーロの頭は重いと思います。
 
 
今日は書くことがない状況で、「休むも相場」の週初と言えます。
 
 
Have a nice day!
 
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
先週は週後半米政府の米住宅金融公社への支援策が議会を通過する見通しで金融システム不安が一時的に遠のきました。それにつれて米経済の景況感に注目が移行しています。今週はその流れを引継ぎ注目の経済指標の発表が目白押しの週となります。
 
 
米経済指標では、第2四半期GDP(国内総生産)の数字と7月の雇用統計の数字に注目が集ります。米国経済は2008年前半にマイナス成長になるのではと推測されていました。しかし、このところの数字は以外に底堅く推移しているように思われます。第2四半期GDPがプラス成長となれば、第1四半期が1%成長と併せて前半のプラス成長となり、米景気の底堅さが推測されます。雇用統計の数字にも注目しましょう。この二つの数字次第で、今後のFRB(米連邦準備理事会)の動きが予想できるのでないでしょうか。しかし、先週発表されたベージュブック(地区連邦経済報告)では、12地区連銀のほとんどに景気の減速の兆しが見え、またインフレ圧力も高まっているとしています。
 
 
欧州では次第に景気減速感が漂い始めています。先週発表の7月ドイツのIFO景況感調査では97.5と大きく景気の分かれ目となる100を大きく割り込みました。IMFの調査レポートでは、今年の成長率見通しは1.7%で来年は1.2%の予想で、景気減速を予測しています。欧州経済は、スペインを筆頭に景気後退感が出てきています。今週発表のユーロ圏消費者物価指数が注目です。高い数字が予想されていますが、ECB(欧州中央銀行)としても、微妙な舵取りの選択を迫られることになるでしょう。欧州連合の各国事情がまちまちのところで、物価ばかり気にして入れない状況のようです。当然ECBメンバーの意見が分かれるところとなるでしょう。トリシェECB総裁は事前に金融政策にヒントを示唆して金融市場が極端に反応しないように注意されていると推測します。何らかのコメントが出るかもしれませんから注意しましょう。
 
 
豪ドルがニュージーランド準備銀行の利下げ決定以降、同じオセアニア地域ということで下落に転じています。そろそろ底の打つのではと思いますが、今週いくつかの経済指標が発表されますので注意しましょう。世界的な景気減速の波を受けているかどうかの判断の見極めが難しいところです。特に木曜日の小売売上高に注目が集ります。シカゴ筋の利食いの豪ドル売りがどこまで続くかに相場は左右されそうです。
 
 
日本では、6月の貿易収支が1386億円黒字と前月の1/3に落ち込んでいます。また物価上昇率が2.0%と消費マインドは落ち込みそうです。両方共に潜在的な円安要因となります。

原油先物市場では、世界的な景気減速から需要の落ち込みとOPEC(石油輸出機構)の増産決定で、原油価格の下落傾向が続いています。ヘッジファンドなど投機筋に対する規制が強化されるとの観測も価格下落の要因にもなっています。
 
 
上記で述べましたように、為替市場では今週は各国の景況感とインフレ懸念を確認する週になりそうです。ドルの信認には程遠いものの、経済指標によっては、ドルが意外と底堅い展開となるかもしれません。
 
 
シカゴ筋(CME情報):7月22日時点
 
円 ネットロング 10,524枚(前週比-39,581枚)、ユーロ ネットロング 4,071枚(-18,978枚)、ポンド ネットロング 3,222枚(-3,101枚)、スイスフラン ネットショート 1,660枚(ネットロングからネットショートに転換、正味+13,378枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 53,588枚(-2,480枚)、キューウィー(NZD)ネットロング 4,984枚(-343枚)
 
円のポジションが大幅に減りました。損切りをシカゴの投機筋は実行したようです。しかし、ロングが少しばかり残っています。円ショートには転換できていないようです。ドルの信認をヘッジファンドはしていないようです。ユーロも大幅にポジションを減らしています。欧州の景況感の悪化からユーロ高もそろそろ終盤を迎えている感があるようです。ポンドはほとんどポジションがなく、英国の景況感次第ではないでしょうか。再びショートになるような気がします。オージーに利食いが出ているようです。週後半にニュージーランドの利下げが行われましたから、オセアニア通貨の利食い売りがどっと出ているようです。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
豪ドルについてコメントします。オセアニア通貨が同一地域として、売られているようです。大手豪商業銀行が債務担保証券(CDO)関連で引当金を積み上げないといけないようで株価が下落しています。また来週初めに豪ドル債の大量の償還を迎えるようで、豪ドルが不安定な動きをしています。シカゴ筋は豪ドル売りの利食いです。これはドル/円の損失補填をしているかの動きと推測されます。オーストラリア経済は依然として健全との認識で一致しています。そろそろ利食い一巡となり、買い場を模索する動きと思います。0.9800から300ポイントほど下げており、良いレベルかなと思っています。0.9500近辺まで行かないかもしれませんね。0.9500~0.9550近辺で仕込みたいところです。但し、タイトストップロスを掛けておきましょう。なにが起こるかわかりません。
 
 
日本の6月の消費者物価指数が発表となりました。2%(前年比)と随分上昇しています。最近のガソリン高、穀物の上昇から全般的に物価を押し上げているようです。しかし、水野日銀審議委員が言うように、物価が上昇しても日銀としては何も金融政策で手が打てない状況のようです。景気後退感が強まっており、輸出も自動車を中心として今後悪くなりそうです。フォード、GMが悲惨な状況でトヨタ、ホンダ、日産がこれからの戦略変更を迫られる状況になれば、日本経済に及ぼす影響大だと思います。そもそも日銀の金融スタンスが操縦不可能になっていることが原因です。福井前総裁が早めに金利を引き上げておけばとの思いが強い。失政ですね。
 
 
今日これから英国の第二四半期のGDP(国内総生産)が発表されます。予想は0.2%(前期比)、0.2%(前年比)のようですが、昨日の小売売上高ショックによって、一部市場関係者の間では0.0%(前期比)を予想する向きもあります。昨日のようなポンド売りの場面再現となるでしょうか。私はキング総裁の言葉を信じ、英経済の景気は急速に減速すると読んでいます。ポンド売りの方向を読みます。1.9700が当面の目標となります。
 
 
さて、週初は米金融システム不安がポールソン財務長官の尽力により、公社支援策が無事議会を通過するようで、市場に安心感が漂い始めました。ドル高となり、私自身不思議だなとも思いが強かったようです。どうしてドルがこんなに買われるのかどうも不可解でした。しかし、ここにきて、フォード、GMと実態経済が悪化してきていることに市場は気が付き始めました。昨日の中古販売件数は10年ぶりの低水準とのこと、今日発表の6月の新規住宅販売件数も悪い数字に解釈されはしまいか。予想は50.5万件です。6月の耐久財受注が-0.4%(前月比)とこちらも悪い数字予想です。悪い数字に反応する市場環境ですから、ドル売りと反応するでしょう。7月のミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)は予想56.0と前月の56.6から悪化の見通しです。やっと素直な外国為替市場に戻りつつあります。シカゴ筋は円ロングをまだ持っているかもしれませんね。
 
 
金相場が現在435ドル近辺とNY市場から10ドル以上上がっています。ドル売りの兆候が見られなく内容です。ドル/円は再び106.00を注目しましょう。そして、景気減速の兆しがユーロ圏に散見されています。スマギECB専務理事の言葉が思い浮かびます。「インフレ期待は既に低下し始めている。」1.5700を挟んだ展開ですが、現在では1.6000を目指す勢いはないような気がします。
 
 
為替ケ・セラ・セラでは、昔スイスのチューリッヒで行われた外国為替セミナーに参加した様子を書きました。大変思い出深い出張です。話が長くなりますので、今日は一部だけです。ぜひお読みください。
 
それでは、TGIF

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
やはり米経済は悪材料が出てきます。フォードの大幅赤字と米地方銀行ワシントン・ミューチュアルの経営不安です。金融当局が政府系住宅金融公社への支援策の目処が立ったところで、ドルの先高感が出てきたところでの冷や水です。市場参加者はやはりとの思いがあったと思います。皆さん同じ気持ちで、疑問を持っての近頃のドル高センチメントでした。ドル/円での108.00は結局重く、私が注目していた108.50を破る勢いはないようです。
 
昨日の材料
1.              英国の6月小売売上高がマイナス3.9%前月比と予想のマイナス3.0%よりも悪く、前月のプラス3.5%から大幅に落ち込み為替市場にショックを与えました。前月の反動のように思うのですが。ポンド/ドルで、1.9940から1.9840と約100ポイントの下落です。英国経済は不透明感が強まっています。しかし、ビーン・イングランド銀行副総裁が、「英国のインフレは予想を上回っている。GDP(国内総生産)は上方修正される見通しである。」と語り、どうもイングランド銀行メンバーの中で、景気減速と読んでいるキング総裁、ブランチフラワー委員と、景気は悪くなく、むしろインフレ対策に重点を置くべきだと主張するベズリー委員とビーン副総裁と分かれています。私は、不動産・住宅業界を中心に景気減速感が強まっているとの見方に賛成で、ポンド売り方向と読みます。当面1.9700が目標となります。
 
 
2.              7月の独のIFO景況感指数が97.5と市場予想の103.3から大幅下落し、景気の分かれ目とされる100をも下回ってきました。ドイツはユーロ圏の3分の1を占める一大経済域です。そろそろ消費者物価指数4%が天井になり、景気減速感がでてくる可能性があります。ZEW景況感指数と次の消費者物価指数の発表待ちの市場環境と言えそうです。ユーロ/ドルで1.5700を下回ってきています。レジスタンス(抵抗線)になれば1.5400方向ですが、ドル要因でまた上回ってくる可能性も否定できません。いずれにしろ、1.5700が重要な節目です。
 
 
3.              6月の米中古住宅販売が486万件、前月比でマイナス2.6%と10年ぶりの落ち込みがそうです。米経済はまだまだ疑心暗鬼のようです。
 
 
今日の東京時間帯では、これから発表され日本の消費者物価指数に注目です。7月東京区部消費者物価指数が1.8%(前年比)、6月の全国消費者物価指数が1.9%(前年比)といずれも高い伸びの予想です。しかし、日本銀行の金融スタンスに変化が起きるような兆候はありません。為替市場への影響はないと思います。静かな展開を日中予想します。そして、晩に発表される米経済指標の発表に注目が集ります。イーブニングレポートで報告します。
 
 
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
 

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お疲れ様です。
 
 
ニュージーランド準備銀行の政策金利の利下げで、同じオセアニア地区のオーストラリアドルが余波を受けています。しかし、オーストラリアは同じオセアニアとは言え、経済体質が違います。資源国(鉄鉱石、石炭が豊富)、高いGDP(国内総生産)そして金融引き締めスタンス堅持の高い金利を維持しています。これに対して人口4百万人規模のニュージーランドは、資源といっても石炭、亜炭、原油が少量とれる程度で、主要産業は、羊毛、羊肉、そして林業が非常に盛んです。経済体質のオーストラリアでも異なります。(風光明媚なところが多く、温泉も湧いており、森林が多いと聞いています。「ラストサムライ」のロケ地として使われたようで、日本と気候が似ているようです。一度長期滞在したいものですね。)
 
 
ニュージーランドドルの売りが豪ドル売りに多大な余波を与えています。先日の第二四半期の消費者物価指数が予想より高かったことで、投機筋は一旦豪ドル売りの利食いをしています。7月15日時点でシカゴ先物市場の豪ドルポジションは56,068枚と高水準にあります。0.88~0.90近辺から積み上げてきました。ドル/円で損切りを行使せざる状況で、豪ドル利食いを加速させているのではと推測します。6月の豪ドル下落場面では、ブッシュ大統領の「強いドルは米国の利益に叶う。」との発言でドルが買われ、オーストラリアの5月の雇用統計で新規雇用者数がマイナス1.97万人となったことの相乗効果で豪ドルが売られました。0.9650近辺から0.9350近辺へ約300ポイント下落しました。今回の下落幅を当てはめると0.9800近辺が高値ですから、0.9500近辺が300ポイント下がった水準です。0.9600が重要な節目ですが、軽く抜けてゆきました。0.9500~0.9550近辺でのポジション仕込みが良いのではと思います。投機筋の利食いが加速する場面もありそうですが、その場合に備えてストップロス(損切り)はしっかりの置いておきましょう。豪ドル/円も同様に注意しましょう。
 
 
日本の6月の貿易収支が発表され、1386億ドルと市場予想の1/3の水準です。原油価格の高騰や、輸出の伸びが押さえられたのではなかろうかと推測されます。輸入が増えているということはドルの決済水準が上がるということを意味します。ドル買い需要は今後着実に増えると推測されます。日本の貿易構造が変わりつつある兆候のようです。これにドル高要因のようで、今後もその傾向が続きそうです。東京海上が米中堅損保フィラデルフィア社の買収の話があります。47億500万ドル(約5000億円)ということですが、手元資金と社債で賄うとしています。米国で社債を発行すれば、影響なしですが、日本円をドル転すれば、ドル買い需要となります。
 
 
ドル/円は108.00のレベルで本邦輸出企業の先物ドル売りが控えているようです。米経済にいまいち信用できないですが、ポールソン財務長官お墨付きのドル高トレンドについてゆくしかないようです。106.00と111.00の中間点の108.50が重要な節目と言えます。反対に106.00が下値の目途と思います。ユーロ/ドルは1.5700が極めて重要な節目になります。ユーロ経済に減速感が出てくると追加利下げはないとの発想となります。その意味で今日の7月のドイツIFO景況指数は注目です。予想は103.3と前月の101.3から悪化の予想です。
 
 
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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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