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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
今朝起きてメールを見たら、ニュージーランド準備銀行からメールが届いていました。内容を見ると、政策金利(オフィシャル・キャッシュ・レート)を8.25%から0.25%引き下げ8.00%とするアナウンスメントでした。ボラード・ニュージーランド準備銀行総裁は、「6月の金融政策ステートメント以来、更に悪化した国際的なニュースが出てきており、また国内経済では更に緩やかになるリスクがある。」としています。最後の部分で、「Provided that the outlook of inflation continues to improve and there is no excessive exchange rate depreciation, we would expect to lower the OCR further.」として、更なる政策金利の引き下げを示唆しました。NZD/ドルは0.7530近辺から0.7440近辺まで下落しています。
 
 
豪ドル/ドルの同地域とも発想で0.9600近辺まで下落していますが、現在この水準でもみ合いです。0.9600は重要な節目ですから、注意しましょう。シカゴの投機筋は、昨日の消費者物価指数の数字で利食いの豪ドルを強めています。落ち着けば豪ドルの下値拾いも出てくると思います。暫く動向を注視しましょう。
 
 
昨晩の材料:
 
1.政府系住宅金融公社への支援策が週内にも米議会を通過するとの見通しです。一時的に金融システム不安が遠のきました。
 
2.株高、原油価格下落、金価格下落:金融株が上昇しています。空売り規制が効いているのと、予想以上の決算発表の内容が悪くなかったことが好感されているようです。原油価格では、当局の投機的動きを規制しようとの動きから、引続き下落基調です。
 
3.ベージュ・ブック:全体的に景気の減速感が見られます。また物価上昇は続き、インフレ懸念が見られます。戻し減税効果は限定的です。
 
4.イングランド銀行議事録:ブランチフラワー委員が0.25%の利下げを主張。ベズリー委員が0.25%の利上げを主張。72で据え置きを決定。内部の調整は難しそうです。
 
 
ドルが全体的にブルトレンドに乗っています。相場は気まぐれです。ひとつのテーマに固守すると相場に乗り遅れることになります。今は、米国のインフレ懸念の利上げと言う次のテーマへの移行期かもしれません。原油価格の下落、金価格の下落、株特に金融株の上昇、そして債券市場の下落(金利上昇)の動向を見守りましょう。ドル/円は、106.00111.00の中間の108.50を注目しましょう。ユーロ/ドルでは、1.5700の重要な節目を突破しています。
 
 
それでは今日の相場と仲良く対話しましょう。
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
オーストラリアの第2四半期消費者物価指数(CPI)が発表され予想よりの高い数字が出ました。1.5%前期比、4.5%前年比(予想1.3%, 4.3%)という結果でした。スワンオーストラリア財務相は、「オーストラリア経済の基調は強い。物価への対応には時間を要す。インフレは大きな問題である。」として、スティーブンスRBA総裁を後押ししています。一旦利食いの豪ドル売りが先行しています。前日から全般的なドルの買い戻しで豪ドルも下げていましたが、シカゴ投機筋のポジションを見ても、余りにも巨額の豪ドルロング(買い持ち)になっていたところで、達成感からか、利食いの取引をしたようです。しかし、下値では、豪ドルを拾う投資家が出てくると思います。資源国、高いGDP(国内総生産)、そして高金利の魅力は他の通貨にはないと言えます。過去のチャートを見ても、大きく下落した場面では戻しの買いが入っています。チャート的には、0.9600が重要な節目です。筆者は0.9600がサポート(支持線)となると思います。0.9600~0.9650のレベルでの豪ドルの買いを薦めます。
 
 
 
ポールソン米財務長官が「強いドルは米国金融市場にとって実際非常に重要である。(really very important)」と講演で語り、ドルの買い戻しとなっているようです。米金融機関の第2四半期決算発表が出揃い、概ね予想の範囲であったことも好感されたようでした。ポールソン財務長官は、また政府系住宅金融公社への緊急融資や資本注入等支援策は、議会との法制化作業を週内に纏め上げるとして金融市場に安心感が出ているようです。しかし、金融システム不安ひとつとっても、地方銀行を不安が拡大しています。ひとつ解決の目処が立っても、また新たな問題が湧き出てくる構造に変りはないようです。又、景気減速感も根強くあります。
 
 
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が、利上げ実施のため、景気の回復を待つことは出来ないとして、早期の利上げを主張しています。6月の消費者物価指数が5.0%を超えてきており、タカ派の筆頭として、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で存在感を示しそうです。早期利上げの発想からこれもドル買い要因と言えます。
 
 
東京市場では、後場になってからドル買いが強いようです。ドル/円が107.50を上回ってきています。欧米市場で投機筋の損切りを誘発するようですと、もう少しドルが買われる場面もあるかも知れません。106.00と111.00の中間点の108.50が次の節目です。
 
 
ビーニ・スマギECB(欧州中央銀行)専務理事が、インフレ率4.00%で政策金利はそれ程引き締め的ではない、そしてインフレ期待は既に低下していると昨日語っています。ECBのメンバーの中にこのように語り始めていることは尊重しないといけません。ユーロ/ドルは、1.5700が重要な節目で注目です。
 
 
疑問を持ちながらのドル高となっています。
 
 
それでは、 Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
東京時間帯の一番の注目は、オーストラリアの第二四半期の消費者物価指数(CPI)です。
予想は1.3%(前期比), 4.3%(前年比)です。前月が1.3%(前月比), 4.2%(前年比)です。スティーブンス・オーストラリア準備銀行総裁は、インフレ期待リスクが高まっているとして引き締めスタンスを緩めていません。高い数字ですと、オージー(豪ドル)ブルトレンドが続きます。悪い数字ですと、一旦利食いのオージー売りとなるでしょうが、長続きはしないと思います。下値は拾って良いでしょう。午前1030分発表です。注目しましょう。
 
 
それでは、昨晩の材料。
 
1.ポールソン米財務長官が、「強いドルは米国金融市場にとって実際非常に重要である。(really very important)我々の政策は強い経済・ドルを支える。」再び強いドル支持で相対的にドルが買われました。
 
2.プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が、利上げ実施のため、経済の回復を待つことは出来ない。連銀は、遅れるよりも速やかな利上げが必要である。フィッシャー・ダラス連銀総裁とともに、タカ派の筆頭面目たる発言です。バーナンキ議長とは、温度差があります。心理的に利上げは近いと言う観測から、金利上昇、そしてドル高となったようです。
 
3.NY株式市場が、大手金融機関が出揃ったことで、予想よりも全体的に悪くはないとの判断から、上昇したようです。
 
4.メキシコ湾の熱帯暴風雨(Dolly)がテキサス州湾岸の石油精製施設を逸れたことから、原油相場軟調に推移した。現在127.95ドル(1バーレル)-3.09ドル 金相場も948.50ドル(1オンス)とこちらも-15.20ドルです。これもドルが買い戻し要因です。
 
5.キング・イングランド銀行総裁の議会証言の記事を探したのですが、どこにも載ってません。金融市場では重要視されなかったようです。僅かにフィナンシャルタイムズ紙(FT)に載っていました。緊急倒産ファンドの設立が必要であると説かれているようです。不動産絡みの問題が英国でも深刻なようです。ポンド/ドルは、ポールソン発言で、1.99台前半まで売られています。英国の景気減速は加速すれば、1.9700方向に向かうと予想します。
 
 
ポールソン財務長官の繰り返しの発言は今回はトーンが少し違っているようです。政府系住宅金融公社支援策を週内に取り纏め、法制化することに目処が立ったとし、自身が漲っています。シカゴの投機筋の損切りを加速させたようです。ドルブル派も勢いを増しているようです。ドル/円は再び107.50の壁が見えます。何度目ですかね。107.50を割る勢いがあるようですと、損切りを加速させそうです。良く分からない相場です。
 
 
それでは、今日も相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
モーニングレポートで指摘しまして英国経済についてですが、今日夕方からキング・イングランド銀行総裁とギーブ副総裁の議会証言があるようです。キング総裁は以前から、英国の景気は急激に減速していると繰り返し述べられています。6月の英政府宛ての書簡の中で、消費者物価は4%を超える可能性があるものの、2年後の消費者物価上昇率を目標インフレ率の2%に達成することは可能であるとしています。5月の消費者物価指数は3,3%(年率)となっています。ECB(欧州中央銀行)の4.00%の消費者物価指数と比べても低く、しかもECBは4.25%の政策金利に対して、5.00%です。恐らくこの水準がピークではなかろうか。ドル要因を排除して、ポンドは売りであると思います。ポンド/ドルで1.9700と2.0400のガンチャート内の範囲で推移していますが、1.9700方向へバイアスが向かうと予想します。ポンド/円はそろそろ天井を付けそうですから、注意が必要です。利食い千人力という格言があります。
 
 
兜町が大幅上昇ですね。空売り規制でもあるまいし、景気の良いところを見せてほしいものです。ドル/円もこの勢いで上昇波動に乗りたいものですが、そうは問屋が卸してはくれそうもありません。朝のレポートで紹介したように、シカゴの円のポジションが7月15日時点で50,105枚のネットロング(円買い持ち)となっています。実に前週から44,790枚増えています。1枚12,500,000円ですから、単純に計算すると59億ドル(約6,254億円)のポジションが先週火曜日の時点で出来上がっていました。その後、ドル/円の上昇で、損切りが大量に出たと推測される動きが見られました。急激な上昇があり、その後下がるという動きです。典型的は損切り相場でした。投機筋はまだ米金融システム不安と地方銀行の経営不安など問題山積みの状況を予想して、ドル売りを仕掛けているようです。一見ドルが強いようですが、素直にはドルを買えない状況です。私はドル/円は頭の重い展開だと思います。106.00が重要な節目であります。106.00を割り込めば、Sell on rallyの展開です。上にtight stopを忘れないように。
 
 
ビーニ・スマギECB専務理事が、インフレ率の4%で政策金利はそれほど引き締め気味ではないと語っています。インフレ率は既に低下し始めているとも発言されています。IMFの最近の経済見通しでユーロ圏は2008年は1.7%成長のところ、来年は1.2%成長に落ち込む予想です。そろそろ景気減速感が出てきて、消費者物価指数も落ち着き始めるのではなかろうか。トリシェ総裁の発言はタカ派ですから、容易に利下げの話はされないようです。しかし、原油高騰、米国要因でドル売りとなれば、話が別ですが。為替は常に二つの通貨の経済状況により、日々変動するものです。ファンド筋はユーロロングのようですが、程よいポジションに留めています。若干ユーロロングの方が良いようですね。
 
 
オージー(豪ドル)は、説明に及びません。オージーブルトレンド継続ですね。
 
今日はポールソン財務長官の講演と不動産に力を入れていた全米第4位の金融機関ワコビアの第二四半期決算発表に注意しましょう。
 
 
余談:久しぶりに「為替ケ・セラ・セラ」を更新しました。1週間ぶりです。面白く金融市場の世相を描いたつもりです。
是非クリックしてみてください。
 
 
それでは、Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
総じて穏やかな月曜日の金融市場でした。
材料としては以下の通りでした。
 
1.バンクオブアメリカの決算発表は予想より良い内容でした。(第二四半期:41%減益のサブプライム関連の損失54億ドル)しかし、アメリカンエクスプレスが37%の減益となり、ドル売り要因となったようです。
 
2.6月の景気先行指数が2ヶ月連続のマイナス指数となりました。(-0.1%前月比)
 
3.メキシコ湾でハリケーンに発達する可能性のあるとして、原油が上昇する。
 
4.フランス大統領とアイルランド首相がリスボン条約の打開策と協議する。ユーロ/ドルでのユーロ高要因と理解されたようでした。
 
5.英不動産ウエヴサイト・ライトムーブの住宅価格が2002年調査開始以来初めて2%下落となった。そして、イングランド銀行の金融政策委員会メンバー・ブランチフラワー氏が英ガーディアン紙に、「英国は景気局面に入りつつあり、1年以上続く可能性がある。イングランド銀行は5%の政策金利を引き下げる可能性がある。」と語った。ブランチフラワー氏はもともとハト派の筆頭ですから、話半分としても、英経済は景気後退局面と考えても良いのかも知れません。ポンドはドル要因で買われていますが、英国自体の経済は悪いと考えても良さそうです。
 
 
ポールソン財務長官が指摘するように、経済成長の減速は当面続き、この時期を乗り越えるのに数ヶ月はかかるとしています。金融システム不安は解消には時間がかかり、地方銀行の経営危機はまだまだ続きます。シカゴ筋も円ロング(買い持ち)を積み上げているようで、ドルの上昇要因で損切り相場となります。やはり、ドル/円では、ドルの頭の重い展開になりそうです。
 
 
シカゴ筋(CME)情報:7月15日時点
 
円 ネットロング 50,105枚(前週比44,780枚)、ユーロ ネットロング 23,049枚(-958枚)、ポンド ネットロング 6,423枚(ショートからロングに転換 正味+14,780枚)、スイスフラン ネットロング 15,044枚(ショートからロングの転換 正味+19,741枚)、オージ(豪ドル)ネットロング 56,068枚(+6,762枚)、キューウィー(NZD)ネットロング 5,327枚(+3,186枚)
 
 
先週火曜日ドルが大きく売り込まれた時、ドル/円で、シカゴ筋は円ロング(買い持ち)を大きく増やしていました。その後のドル買戻しの過程で損切りをしたものとします。ドル/円での急速な戻りは、損切りが中心ですから、本格的なドル買いとは言えません。従って、ドルの上値が重い展開となりそうです。しかし、短期間でこんなにも大きなポジションが出来上がっていたとは驚きです。水曜日以降の動きが推測できました。ユーロは小動きで、その後も大きくは下がらない。ポジション的にも、比較的小さいポジションにしているようです。ポンドがショートからロングに転換していますが、ほとんどゼロと言っていいでしょう。その後、ポンド下落でショートに逆戻りしているかも知れません。スイスフランの同様の動きです。オージー(豪ドル)がロングポジションを積み増しています。一番安心した通貨と言えます。
 
非常に興味深いポジションで、参考にしてください。
 
それでは今日も相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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