忍者ブログ
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
オセアニア通貨が売られています。先先週RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が政策金利を8.25%ら0.25%引き下げました。そして次回9月11日の委員会で0.75%引き下げて7.25%とする観測が出ています。また、オーストラリアでは第2四半期住宅価格指標でマイナス0.3%前期比と予想は上回ったものの、悪い住宅価格が裏付けられました。RBA(豪中央銀行)は、明日の金融政策委員会で、インフレと景気について活発な議論が交わされそうです。スティーブンス総裁が、記者会見で、利下げの文言を使われるようですと、豪ドルは売られることとなります。豪主要紙が来月2日の理事会で0.50%の利下げをおこなう可能性を示唆した観測記事が効いているようです。景気後退の兆候が現れ始めたオセアニア通貨は要」警戒です。シカゴ先物市場では、かなり豪ロング(買い持ち)ポジションが積み上げっており、現在利食いの豪ドル売りの最中です。豪ドル/ドルで、0.98が高値で、ガンチャートで見ると、0.9600, 0.9100と節目が来ます。シカゴの投機筋のコストは0.98~0.92辺りです。まだまだ利が乗っているから豪ドル売りを続けると思われます。クロス円では、101.00を割ってきていますから、これは次のチャートポイントは96.00です。年に一回、2回の大きな波に襲われる豪ドルですから、今度の大きな流れで見ないといけません。
 
 
「クリック365」を運営する東京金融取引所(TFX)によると、2日現在NZD/円の買い残21万4603枚、豪ドル/円の買い残10万1619枚と過去最高を更新したと聞きます。このニュースを聞き、不思議に思いました。シカゴ先物市場と全く逆の動きです。日本の投資家はテクニカル的に値ごろ感から、オセアニア通貨を買っている。ニュージーランドは利下げしたばかりで、今後の追加利下げが予想されます。オーストラリアについても、明日のRBA(豪準備銀行)の金融政策員会で利下げが真剣に検討され、次回の委員会で利上げ決定との観測が浮上しています。シカゴ筋などヘッジファンドは、利食いの豪ドル売りを進めています。まだまだ豪ドル/ドルは下落を続けそうです。大きなチャートを見ても、年に1度か2度ほど700~800ポイントの下落はあります。クロス円では、円高リスクは現状ないようですが。景気後退懸念が出ているオセアニア通貨を現時点で日本の投資家が買っている状況が私には理解できません。シカゴ先物市場の方がごく自然な動きと思います。
 
 
今晩は注目の経済市場としては、6月のユーロ圏生産者物価指数です。インフレが収まっている数字が出そうです。予想0.8%前月比。ただ、大きく動くような数字ではありません。ECB(欧州中央銀行)の定例理事会を控えて、市場参加者はユーロショート(売り持ち)ポジションで待ち構えているようです。6月のPCE(Personal Consumption Expenditure)は、コアデフレーターが2.2%予想と、FRB(米連邦準備理事会)の目標インフレ率(2.0%)よりも高いものの、概ね目標値ないです。明日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、据え置き予想ですが、例によってタカ派のフィシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が急先鋒になって利上げを主張するでしょう。しかし、現状の経済を分析するととても利上げには踏み切れません。バーナンキ議長がまとめ役としての役割を担うこととなります。声明文には注意する必要があるものの、大きく相場を動かす材料とはなりそうにありません。
 
 
ドル/円は107.00~108.00で108.00方向へのバイアス、ユーロ/ドルでは1.5550~1.5650で1.5550 そして1.5400方向と読みます。
 
 
それでは、 Have a nice day!
 
PR

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
先週の金融市場を振り返ってみます。米国では、金融システム不安を払拭するために、米金融当局と欧州金融当局が迅速な対策を打ち出しました。公定歩合水準での融資、証券会社に対する不動産担保証券を担保に米国債を貸し出す制度の1月末までの延長、各国中央銀行間の流動性供給額(為替スワップ)の拡充などの対策です。金融市場に安心感が出たようで、その後の重要な米経済指標に対しても、心理的にドルは売れないと反応したようです。米第2四半期GDP(国内総生産)が1.9%(前期比年率)なり、第1四半期が1.0%成長と年前半でのマイナス成長は避けられました。また7月の失業率では、非農業部門雇用者数が予想よりも良い-5.1万人に留まり、市場に安心感を与えたようです。しかし、マイナスの雇用者数と、失業率が5.7%と更に悪化しており、また、自動車メーカーGMが第2四半期だけで1兆7千億円の巨額損失を計上するなど、米経済は依然不安要素を抱えています。第3四半期以降の景気減速懸念は残ります。
 
 
しかし、ここのところ米国以外の地域で景気後退を示す兆候が目白押しです。ユーロ圏ではドイツのIFO景況感指数が100を割る97.5、ユーロ圏消費者信頼感が-20になるなど、ユーロ売りの発想を呼び起こしています。また、日本では鉱工業生産が二期連続のマイナスの数字、貿易収支で大幅に黒字が減少しているなど、円売り要因が出ています。
 
 
今週は中央銀行の金融政策委員会が目白押しの週で注目です。米国ではFOMC(米連邦準備理事会)が開催され、政策金利変更なしとの予想ですが、声明文にどの程度、インフレ懸念が表現されているかに注目されます。ベージュブックでは、景気後退とインフレ懸念が各地区で共存しているようです。欧州では、ECB(欧州中央銀行)とBOE(イングランド銀行)が定例理事会と金融政策委員会を共に開催します。ECBは、ユーロ圏消費者物価指数が4.1%を超へ、物価の安定を最重要課題とするECBとしては政策金利を変更することはないでしょう。しかし、欧州各国で景気後退を示す兆候が出ており、理事会後のトリシェ総裁の会見に注目が集ります。これまでのタカ派的発言を繰り返すのか、景気にも配慮した発言をされるのが注意しましょう。BOEについても同様も注意が必要です。英国の景気減速感が強まりつつあります。
 
 
オセアニア通貨が下落の傾向を強めています。ニュージーランドの政策金利引下げを発端に、オーストラリア経済にも景気減速感が強まっています。火曜日のRBA(豪準備銀行)の金融政策委員会に注目です。政策金利の据え置きが予想されますが、先週金曜日豪主要紙で、今回の金融政策委員会で真剣に利下げが検討され、次回(9月2日)の委員会で0.5%の利下げが行われるとの観測記事を掲載しています。シカゴ先物市場でも、利食いの豪ドル、NZドルの利食い売りが加速しています。
 
 
米国経済の悪化は明らかですが、その他の経済圏にも悪化の兆しが顕著です。市場参加者をこれまで米国経済を読んでドルを売る傾向にありましたが、これからはその他経済圏が悪いことにも注目して取引を進めるように思います。ドルが全通貨に対して強くなる傾向が強まると予想します。ドル/円では106.00~111.00の中間点108.50が当面の目標となります。ユーロ/ドルは1.5400、ポンド/ドルで1.9700が重要な節目となります。
 
 
シカゴ筋(CME)情報:7月29日時点
円 ネットショート 6,280枚(前週比 ロングからショートに転換 実質16,804枚増)、ユーロ ネットショート 16,218枚(ロングからショートに転換 実質20,289枚増)、ポンド ネットロング 1,460枚 (-1,862枚)、スイスフラン ネットショート 4,655枚(-2,989枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 28,919枚(-24,665枚)、キューウィー(NZD)1,584枚(-3,400枚)
 
円とユーロがネットショートに転換していることに注目です。米国以外の経済圏景況感悪化を投機家は読んでいるようです。オージー、キューウィーは利食い売りが加速しています。現時点ではもっとロングが減っているようです。
 
 
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
まず初めに、豪ドルの急落について説明します。ラッド豪首相が、豪経済は状況が今後厳しくなるとのニュースが早朝伝えられました。小売売上高の減少を指摘され、インフレの押し下げ圧力継続が続くとしています。これで急落しましたが、その後豪デイリーテレグラフ紙が、5日のオーストラリア準備銀行の政策決定委員会で利下げが真剣に検討され、会議後の声明で、利下げ示唆の可能性があるという。9月2日の政策決定委員会で0.5%の利下げ決定をすることになるとの記者の観測記事です。新聞記者のことですから、裏取りはしてあると思います。首相発言とタイミングよく出てきました。常々言っていますが、シカゴ先物取引市場の豪ドルポジションは通貨の中でも飛びぬけて一番積み上がっています。ヘッジファンドなど投機筋が先週来利食いの豪ドル売りに転じています。仕込みコストが、0.90~0.92近辺だから、まだまだ利が乗っています。利食い千人力の様相です。豪ドルはひと相場終了との感がします。豪ドル/円では、本邦投資家の損切りが出ているとの観測です。豪ドル取引には慎重を期してください。
 
 
日本では福田内閣が改造されます。金融市場は、兜町がNY市場の写真相場の様相で下げていますが、内閣改造のニュースには反応していないようです。改造するからには、期待感があるのですが、どうも阿部内閣からの脱却を目的とした改造で、政策に多くを期待できないようです。しかし、日本の景気後退感が鮮明になる中、ここは、政府としてできる対策をしてほしい。最重要課題は、金融界では、法人税の税率減と、規制緩和でしょう。世界の中で、日本は製造業を中心として、優れた技術を持った所が多くあるのに、規制が多すぎて世界から投資資金を呼び込めない状況となっています。先ほどもロイターの記事を読んでいたら、外国為替市場取引では日本はどんどん遅れを取っているようです。直物取引では、ロンドン市場に中心を持っていかれている状況のようです。ユーロ/ドルの取引ではシンガポールに先を越されています。スワップ市場での取引が活発ということで、資金調達の場としての東京外国為替市場の様相です。残念!
 
 
それでは米雇用統計の話に移ります。ADPの雇用者数でプラス、昨日の失業保険の申請件数で悪い数字と、今週に入って非農業部門雇用者数の予想がいろいろと変わっています。直近では、マイナス7.5万人となっています。失業率自体は5.6%です。9時30分の発表です。最近の米経済指標では、意外と良いのではとの数字が数多く発表されています。しかし、そもそもマイナスの数字自体が雇用の悪化ですから、実態経済は現在進行中で悪いと思います。GM、フォード、そして日産、スターバックコーヒー、金融機関のリストラと、雇用者減の材料は目白押しです。しかし、他の経済圏に目を向けると、欧州圏では、英国の住宅・不動産市況の悪化、ユーロ圏では、スペインを中心に景気後退感が悪化しています。ドイツのIFO景況調査が景気の節目の100を割る97.5と1/3のユーロ圏を占める経済圏が悪化の兆しが見えます。日本も鉱工業生産が2期連続のマイナスと、また貿易収支を見ても、輸出企業の陰りが見えます。ということで、為替は相手通貨があって初めて成り立ちます。ドルが弱くても、対する円、ユーロ、ポンドが弱くてはドルの方が相対的に強くなります。非農業部門雇用者数は、予想通りであれば、若干ドルが買われるのではと思います。しかし、マイナス10万以上の非常に悪い数字が出れば、ドルが売られることになるでしょう。
 
 
余談:昔現役のディーラーをしていた時には、雇用統計の発表までの時間つぶしに苦労したものです。金曜日という、「花金」です。バブル華やかな時代には、どうして金曜日に残らないといけないのかと自問自答したこともありました。近くのレストランで別の銀行のディーラーと情報交換、またまた銀行の同僚と一杯と。昔、「門」というレストランが同じビルに入っていて、ディーリングルームに戻るのに2分で十分が距離にありました。予想通りの数字が出て、動かないと見るとすぐにレストランに戻りました。しかし、大きく数字が振れるともう戻れません。しかし、最初に数字を見て突っ込んで行かないとなかなか突っ込めません。結局何もしないで2時間くらいモニターの前でじっと座っていることになります。週末は気分よく迎えたいものです。楽しくもあり、苦労のあるディーラー稼業でした。
 
 
それでは、 TGIF

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
昨晩の材料を検証しましょう。

1.7月のユーロ圏消費者物価指数速報値が4.1%の上昇となりました。予想が4.2%でしたから概ね予想通りとなりました。来週木曜日のECB(欧州中央銀行)定例理事会では、政策金利の変更はなさそうです。トリシェ総裁のコメントに注目しましょう。景況感が欧州全体に出ていますから、インフレ懸念と景気重視の両面に神経を使うこととなります。ユーロは大きな動きなしです。
 
2.米第2四半期GDP(国内総生産)が発表され、1.9%前期比年率となりました。予想が2.0~2.3%でしたから、予想からは大きくは逸れていません。住宅投資が依然足を引っ張っています。輸入が減り、輸出が好調のようです。ドル安の恩恵があるのではと思います。また、昨年第4四半期の数字がマイナス0.2%となりました。これで、四半期ベースのGDPの動きは、マイナス0.2%, プラス1.0, プラス1.9%となります。意外と堅調ですね。しかし、米国経済を読むとこれからが大変なようです。まだまだ低空飛行が続きそうな米国経済と読んで良さそうです。デフレーターが1.1%と予想の2.4%から下がっています。インフレ懸念は落ち着いているような数字です。
 
3.シカゴ購買部協会7月景況指数は50.8と景気の判断の分かれ目となり50をうわまわりました。意外と景気良いのかな。
 
4.失業保険の申請件数が44.8万件と予想より悪かったようです。ADPの雇用者数が9,000人増と良く分かりません。今夜が本番です。予想はマイナス75,000人といったところです。
 
為替市場は上下の変動はあったものの、概ね昨日夕方のレベルへ戻ってきています。オセアニア通貨だけが、軟調なようです。シカゴ先物市場はヘッジファンドなど投機筋が利食いの豪ドル、NZDを売っているようで、まだまだ慎重に対応したいものです。
 
 
今日は日中静かな展開でしょう。ドル/円は、108円台では、本邦輸出企業のドル先物売りで頭が押さえられ、午後遅く欧州勢の出方待ちの展開を予想します。
 
 
余談:今日の朝の経済ニュースの中で、ロンドンのパブがどんどん少なくなっていると言っていました。禁煙の規制が厳しくなったからだと言います。ロンドンでは昔出張で度々出没したのですが、つまみなしで延々と飲み続けるのは、日本人には堪えます。でも会話を楽しむと言えば、ゆっくりと飲んでいるのも良いのでは。シティ近辺では、お互い違い会社のディーラーが情報交換をすることが多いです。どこが買った、売った、俺は買ったとか、XXXという噂がある。俺は上昇すると思う。時には、ばかばかしい話しもします。良い潤滑油となっているパブの閉鎖が続くことは寂しい思いがします。
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
オーストラリアの経済指標が発表されました。6月の小売売上高はマイナス1.0%前月比の芳しくありません。予想よりも悪い。6月の貿易収支は4.11億AUDの赤字と予想の半分の赤字幅で改善しているようです。豪ドル/ドルの反応に見てみると、一旦一気に下げています。その後、徐々に買いも集まり、0.9430~40近辺でこう着状態です。シカゴ先物市場では、投機筋が0.90~0.92近辺から豪ドルを買い上げていますから、利食いの豪ドル売りはまだ続いてもおかしくはありません。米国の第2四半期GDP(国内総生産)次第で、ドル買いが強まれば、更に利食いの豪ドル売りが続くと思います。豪ドルはひとつの相場が終了したのかも知れません。豪ドル取引には慎重に対処しましょう。
 
 
昨日の日本に鉱工業生産の数字は重みのある悪い数字のようです。2四半期連続のマイナスと景気後退局面入りと示唆する兆候です。米国でGM,フォードが苦戦をしており、その煽りでトヨタ、日産も生産台数を落としています。日産ではテネシー工場で大幅は人員削減を計画している。日々の生活の中で、物価上場が著しく、庶民は生活防衛に必死のようです。日中街を歩いていると車の台数が減ってきているような気もします。JRを使い、車の使用を控えている。郊外型のレストランやショッピングモールでは無料のガソリン券を配ったりと必死です。漁師さんはガソリン高から、魚を獲っても油代にもならないと嘆いています。輸出の後退、原油高から輸入代金の支払い増大と、よく見ると円安要因がそこら中に見えます。米国要因ばかりに目が行っていますが、良く見ると日本要因で円安になっても不思議でないようです。
 
 
それでは、今日の注目点を話しましょう。ユーロ圏7月の消費者物価指数が発表されます。予想は4.2%前年比と前月の4.0%を上回る予想です。高い数字とならば、ECB(欧州中央銀行)の利上げという発想でユーロが買われそうですが、最近ユーロ圏で景気後退を示す兆候が出ています。IFOの景況感調査など典型例です。スペインでは、ソブレス経済相が、第4四半期にはスペイン経済はゼロ成長前後になる可能性を指摘しています。(私は非常に心配です。)不動産バブルが弾け、各国の景況感にばらつきが目立ちます。いくら物価安定を最重要課題としているECBも各国の集合体であるために、それぞれの国に対する配慮をする必要がありそうです。来週木曜日にECBは定例理事会を開催して政策金利を決めますが、据え置きとなると思います。トリシェ総裁が従来のタカ派的発言をされるのか、それとも景気に配慮したハト派的な発言をされるのか注目です。ユーロの頭は重いと思います。ユーロ/ドルで1.5400~1.7500のレンジ内の動きで1.5400方向にバイアスは掛っているようです。
 
 
そして、米国第2四半期GDPの発表です。市場は2.3%前期比を予想しています。数字通りであれば、ドルが買われそうです。以前米国前半はマイナス成長ではと懸念されていました。数字通りであれば、マイナス成長は回避されます。しかし、景気後退感は年後半までずれ込むのではとの観測が強い。GM、フォードなど基幹産業が総じて不振、ガソリン高から庶民に消費マインドは低下しています。金融機関でも地銀の倒産、リストラと今後も悪材料は出てきます。ドルは数字にはドル高で反応しそうですが、上値は重いようです。明日の雇用統計のあり、一方的なドル高は予想しづらいようです。良い数字がでて、上へ行って108.50~109.00と言ったところではないでしょうか。事前にドル高方向でポジションを作っている投資家は、良い数字がでれば、直ぐに利食いの動きと思います。
 
 
相場に対する時には、変に決め打ちはしない方が良いと思います。柔軟に対応する、つまり、相場の流れに乗ることが重要です。Do not fight the trend-it is your friend.トレンドと戦ってはいけない。それはあなたの友達です。
 
 
余談:先日富士登山の話をしましたが、有名スイス人為替ディーラーA.S.さんの話を続けます。スイスでは、未だに国民皆兵です。スイスでは会社の肩書の重要ですが、軍隊での経歴と肩書きが重要視されます。軍隊で重要な肩書がある人は、会社でも高い肩書である場合が多い。所属部隊は聞かなかったですが、軍隊でも高い位であり、為替ディーラー兼軍隊の長です。軍服姿が似合いそうです。昔テレビドラマでよく見たドイツ軍将校を思い出す。1年か2年に一度、4週間の兵役義務が45歳位まで義務付けられます。兵役義務を拒否する場合は少ないようで、自分の国は自分たちで守るという意識が強そうです。別のスイス人の友人は、救護班に属し、訓練で夜中にバイクを運転し、雨中にひどい目にあったと聞かされました。スイスでは、核兵器の攻撃に備えて核シェルターが設置されている家庭があると聞きます。私は実際には見たことはないのですが、スイス人も積極的に見せたがらないようです。
 
スイス人の特徴は、銀行員であれば、4ヶ国語を操って会話をします。4つの公用語がスイスではあり、ドイツ系のスイス人であれば、ドイツ語が母国語であり、英語、フランス語、イタリア語、ロマンティッシュ語(古代からあり少数の人々が話します。)を操って仕事をします。母国語の違うスイス人ばかりでなく、ドイツ人、イタリア人、フランス人、スペイン人と各言語で意思疎通ができ、仕事をします。ここが、資源のない、そして永世中立を貫くスイス人の強かさです。中世から、傭兵を派遣してきた民族であり、バチカンの衛兵は昔からスイス人の傭兵と聞いています。
 
でも、そんな側面を持ちつつ、遊ぶ時は豪快に遊んで酒の飲むA.S.さんを見ていると、人格不審に陥ります。軍隊で将校に肩書きを持ちつつ、シンガポールの夜では派手に遊んでいる姿に、建て前と本音が見え隠れします。やはり、人間 本性は私と同じ様です。???
 
 
それでは。
 
Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[06/15 ヨーロッパカラー]
[05/16 FXランキングサイト]
[10/11 辻 秀雄]
[09/01 koko]
[08/28 tani]
最新TB
プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]

本サイトに記載・掲載されている内容の著作権は、原則として株式会社FXBB、およびその他情報提供者に帰属します。
著作権法により、株式会社FXBBおよびその他情報提供者等に無断で転用、複製等することを禁じます。