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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
6月の景気動向調査が発表されました。それによると先行CI指数が91.2、一致CI指数が101.7と概ね予想通りです。しかし、前月に比べて先行指数で1.7ポイント, 一致指数で1.6ポイントと大幅に下がっています。内閣府は、景気の基調判断を「局面変化の可能性がる。」から「悪化」に下方修正しました。8月の月例経済報告でも「景気はこのところ弱含んでいる」との方向で関係各庁と調整に入り、「回復」という表現を4年8ヶ月ぶりに削除する方向であり、本格的に景気の後退局面に入った可能性があります。いよいよ来週13日発表の第2四半期のGDP(国内総生産)の数字で悲観的な数字が出る可能性が高まっています。マイナス2.4%の数字が予想されており、注目です。円売りに拍車をかけるのではと予想してしまいます。しかし、円安は輸出企業には朗報であり、株式市場を活気づけます。良い円安に振れてくれれば、日本にとっても経済回復の起爆剤となります。日本の株式市場は、米国の写真相場ですから、全く主体性がありません。
 
 
7月の英国のネーションワイド消費者信頼感が今朝方発表され51と予想の57を大きく下回りました。昨日発表の6月の鉱工業生産マイナス0.2%前月比、マイナス1.6%前年比、そして6月の製造業生産高マイナス0.5%前月比、マイナス1.3%前年比と非常に悪い数字です。不動産・住宅業界から、製造業の世界に波及が進んでいます。昨日も少し述べましたが、明日のBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会では、現行の5.00%の政策金利を0.25%から0.50%の幅で引き下げても不思議ではないと思います。キング総裁が以前英国経済は急速に減退しているという言葉を思い出します。ポンド/ドルで1.9700の重要な節目を割り込み、次の目標は1.9000となります。ポンド売りは続く。
 
 
朝も触れましたが、原油相場下落のドル高の様相です。ユーロ売り、オセアニア通貨売り、そして、円売り、ポンド売りが現在の為替市場と言えます。過剰流動性のマネーが行き場を失い、ドル買いと向かっています。FEBの曖昧な表現の声明文が安心感を与えた感がします。
 
 
ドル/円は、108.50の節目が突破できるか注目しましょう。オプション玉など防衛に必死の注文が多く飛び交います。抜ければ110円台への向かうと予想します。豪ドルは、オーストラリア準備銀行が金融政策の転換点を迎えていますから、値ごろ感とかテクニカル的に買いサインだから、豪ドルを買う姿勢は、私には理解できません。上手く行くかも知れませんが、経済の基本を無視していると思います。金利が下がる予想であれば、通貨はその国から逃げる傾向にあります。私はシカゴのヘッジファンド同様、基本に忠実な為替取引を薦めます。ほぼ利食い売り完了の模様のヘッジファンド筋は、次はどのような行動に出るのでしょうか。明日の7月の豪雇用統計に注目です。豪ドルロング(買い持ち)ならば、短期売買に徹するべきです。
 
 
それでは、Have a nice day!
 
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文を読んでみました。政策金利は予想通り2.00%の据え置きです。要旨は下記の通りです。
 
経済活動は第2四半期には拡大している。主な要因は消費と輸出です。しかし、雇用環境は弱含み、金融市場はかなりのストレスがある。信用状況(金融機関の貸し渋り)、住宅問題、高エネルギー価格が今後数四半期の経済成長の鍵となる。経済成長の下方リスクは高い。しかし 一方でインフレのも重大な関心に委員会は払う。経済活動の持続的成長と物価の安定のために行動をとる。
 
明確な方向性をFOMCは示していません。ぼかした金融政策の表明です。今後の景気次第で、景気後退すれば、据え置く、もしくは利下げをするとし、インフレが高まれば、利上げで対応するといっているかに思えます。利下げは現在の政策金利の2.00%から考え、中央銀行として機能しなくなってしまうぎりぎりの水準であることから、ないと思いますが、利上げの時期は、経済指標しだいの動きとなるのと思われます。年末近くには、原油価格が落ち着けば可能性があるのではと思います。通常の経済状況であれば、FRB(米連邦準備理事会)は、4.00%から5.00%の間の水準をターゲットとしています。
 
 
原油価格が下落しています。120ドル(1バーレル)を切った水準になっています。先物市場での、規制強化と世界的な景気減速で原油需要が緩むとの観測が相場を支配しています。金価格も20ドル近く下げて、現在880ドル台(1オンス)です。ユーロが売られ、ドルが強含む典型的な動きとなっています。
 
 
欧州では、英国の景気減速感が鮮明に出ています。昨日発表の6月の鉱工業生産がマイナス0.2%前月比、マイナス1.6%前年比、6月製造業生産高マイナス0.5%前月比、マイナス1.3%前月比とどれも悪い数字ばかりです。昨日も話しましたが、BOE(イングランド銀行)は明日金融政策委員会を開催するのですが、場合によっては0.25% 又は0.50%の利下げがあっても不思議はないと思います。ポンド/ドルは、1.9700を割ったことで、次の目標値1.9000方向を見据えているのではと読みます。ユーロ/ドルでは、次の重要な節目は1.5400です。これを割り込めば1.5100が見えてきます。米国以外の経済圏の景況感の悪化がめいかくです。
 
 
ドル/円も106.00と111.00の中間点108.50をブレイクすれば、110円台も見えてくると思います。日本の景況感も一段と悪くなる兆しが出ています。しかし、株と輸出産業にとっては追い風です。
 
 
その他材料としては、6月ISM非製造業景況指数が49.5と50を割っているものの、予想より良い数字だったようです。ドルのサポート材料となっているようです。
 
 
余談:今日は8月6日広島に原爆が投下された日です。海外では広島、長崎が東京以外で最も日本の知られた都市です。25年ほど前にインドを一人旅した時のことです。日本の紹介に広島、長崎を紹介されていたことを鮮烈に思い出します。当時のインドは低開発国で本当に貧しい国でした。そんな国の人々にも日本の紹介に原爆を初めて投下された国で、広島、長崎を紹介されています。我々日本人はもっと広島、長崎を意識した国際的な活動をすべきではないのでしょうか。核兵器は人々の生活を悲惨な生活に一変させてしまいます。そんなメッセージが被爆者から送られてきます。貴重な生き証言であり、私たちは耳を傾けるべきです。被爆者に合掌!
 
 
それでは、今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
臨時レポートで出しましたが、豪準備銀行は声明文で緩和気味の金融スタンスの余地が増してきたとして、利下げとははっきりと言っていませんが、明らかに金融政策転向の方針です。次回9月2日の金融政策委員会では、それこそ真剣に利下げが議論されることになります。大転換ですから、豪ドルは対ドル、対円での買ってはいけません。値ごろ感だからとか、テクニカル的に買いだとの論法は通用しません。シカゴ筋がまだ利が乗ったレベルですから、引き続き豪ドル下落を予想します。豪ドル/ドルで0.9100が最初の重要な節目です。豪ドル/円では、101.00を割ってしまいましたから、次の節目は96.00です。豪ドル取引には注意を払ってください。
 
 
日本の第2四半期のGDP(国内総生産)の予想が出ました。13日の正式発表です。それによるとマイナス2.4%(年率)とのことです。個人消費がマイナス0.7%, 設備投資がマイナス0.8% そして日本経済のけん引役である輸出がマイナス2.8%と大きく落ち込んでいます。輸出が減少するということは、外貨売り/円買いが減るということです。円安要因がまた一つ増えます。不思議なのは住宅投資が1.5%増です。一番どしゃぶりといわれている業界に光が差しているというのですか?疑問符ですね。住宅投資が仮にマイナスであれば、主要項目がすべてマイナスとなります。政府はプライマリーバランス(財政の基礎的収支)を黒字化にする目標を立てていますが、このような状況下では、景気刺激対策を重点的に行わなければならない。ばらまき行政では、また自民党の族議員を喜ばすだけであろうが。日本の政治体質は一向に変わりそうにありません。
 
 
投機家、投資家は、ドル/円では米国要因にばかり目が行っていましたが、ドル高局面では日本要因も次第に材料視されると思います。しかし、ドル高になり、輸出企業のドル高での恩恵から、業績回復と株高が期待されるから、景気にとっては追い風となりそうです。100円台では、兜町は回復力がないようで、ドル高を願うばかりだ。
 
 
ここのところ、ポンドの下落にスピードが付いているように思えます。不動産・住宅業界の不振が鮮明です。昨日のフィナンシャル・タイムズ紙を読むと2010年までに30%住宅価格が下落すると書かれています。7日の      BOE(イングランド銀行)の金融政策委員会では、利上げと利下げの議論が伯仲します。ブランチフラワー委員が利下げを主張するでしょうが、前回利上げを主張したベイズリー委員のトーンは下がりそうです。キング総裁は、英国の景気減速が加速していると以前言明されていることを読むと、政策金利の5%を0.25%もしくは0.50%下げても何ら不思議ではありません。10年債(ギルト債)がここ1か月で30ベーシス・ポイント下げていることから、金利の世界では、利下げ観測が出てくると思います。金利の世界からのサインで、為替相場が、ポンド/ドルで反応が出ていると思われます。ポンド/ドルで1.9700の重要な節目を割り込んでいます。次の節目は1.9000とそれまでは大きな節目はありません。ポンド下落は続きそうです。
 
 
そして今晩はFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。たたき台となるベージュブックでは、12地区連銀すべてで、景気後退と、またインフレ懸念があるとしています。またその後の雇用統計にしても、マイナスの雇用者数、そして5.7%の失業率と、FOMCで参考とするその後の数字も良くなさそうです。昨日発表の個人消費支出(PCE)のコアデフレーターの数字が2.3%年率とFRBの目標水準の1.0~2.0%から若干高い水準であることは気になります。政策金利は2.00%で据え置き予想ですが、景気後退感が強い中、インフレとどのように向き合ってゆくのが注目されます。声明文には注目しましょう。インフレ懸念の表現が多いようですと、ドル高傾向と思います。しかし、大きくは動かないような気がします。私は今日はゆっくりと寝ます。ドル/円で108.50が破られるかに注目しましょう。下値は、107.00が固いような気がします。ドルブルトレンドと思います。
 
 
お知らせ:今日付けのNSJ日本証券新聞に「水谷文雄の為替世界観」を寄稿しています。実際には昨日夕方駅前に並んでいました。会社などで購読されている方は是非読んでみてください。
 
 
それでは、Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

声明文を読むと最後にこのように述べられています。

「Nonetheless, with demad slowing, the Board's veiw is that scope to move towards less restrictve stance of monetary policy in the period ahead is increasing.」

需要の落ち込みとともに、委員会の見方は、今後の期間 より少なめの金融引き締めスタンス(緩和スタンス)の方向にもっとゆくと機会が増している。

利下げとは言及されていませんが、less restrictive stance of monetary policy と反対表現で利下げ方向をしさしているようです。

豪ドル下げ基調に変化はなさそうです。

それでは。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
ドルが全般的に上昇しています。原油価格が120近くまで下落しています。OPEC(石油輸出機構)が増産決定と、景気後退感からエネルギー需給の緩和観測が要因と言われていますが、私は、先物市場での規制が強化されることが大きいと思います。原油価格が下落し、ユーロが売られ、円もつられて売られたようです。
 
 
私は最近米国以外の経済圏の景気後退が進んでいるおり、投資家がそれを注目しだしたと主張してきました。欧州での景気後退の兆しが見え始めています。IMF(国際通貨基金)が4日興味深いコメントを発表しました。「ECB(欧州中央銀行)は追加利上げにはリスクがあるとし、追加利上げに説得力のある実例はみられない。そして金利据え置きを決める価値がある。」として追加利上げに否定的な見方を示しました。トリシェ総裁が耳を貸すかどうか分かりませんが、IMFという第三者的な立場からの見解は尊重すべきではないのでしょうか。ユーロ売りが徐々に進むと思います。円も同様の動きかと思います。日本のファンダメンタルズは悪化の一途です。
 
 
6月の米個人消費支出(PCE)が0.6%前月比、PCEデフレーターが4.1前年比、そして最も参考とされるPCEコアデフレーターが0.3%前月比、2.3%前年比とインフレ懸念を発想されます。FRB(米連邦準備銀行)の目標インフレ率が1.0~2.0%ということから、若干上回っています。ECBほどの乖離はないのですが、今日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での議論が興味深い。フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が勢いを増しそうだ。
 
 
今日の東京時間帯の注目点はオーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策委員会(Board Meeting)です。現状の政策金利7.25%の据え置き予想ですが、豪経済に暗雲がかかり始めています。金融不安と景気後退が鮮明に出ています。これまでは金融引き締め一辺倒でしたが、ここに来て、景気後退と金融機関支援対策に気にしないといけないようです。利下げの話しが記者会見の場で示唆されれば、為替市場にも影響が出てきます。私は、豪ドルは値ごろ感から下値を拾うのは危険であると思います。豪ドル/ドルで0.9100が節目です。豪ドル/円では、ドル/円がドル高傾向になっているため、豪ドル/円でも豪ドル高になりように見えるのですが、オーストラリア経済が転機を迎えている中、豪ドル/円をロングに持っていくことは危険であると思います。豪ドル取引には注意してください。
 
 
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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