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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
各国中央銀行が流動性供給策を更に拡大する旨の発表をし、金融システム安定を更に強固なものとしました。金融市場では、昨日のメリルリンチの住宅ローン関連で保有する債務担保証券(CDO)306億ドル相当の全額当初価格の1/5で売却するとの発表と共に、安心感が出たようです。
 
内容:FRB(米連邦準備理事会)は米大手証券会社との間の公定歩合の水準での融資を来年1月末まで延長する。住宅ローン担保証券(RMBS)を担保に国債を貸し出す制度も来年1月末まで延長する。これはTSLF(Treasury Security Lending Facility)と呼ばれる制度です。84日物ターム資金入札を導入して28日物ターム入札を補完する。ECB(欧州中央銀行)とSNB(スイス国立銀行)との間でスワップ枠を拡大する。
 
その他材料として、住宅公社支援法が法案として成立しました。また、ADP雇用者数がプラス9,000人と、当初予想されたマイナス6万人を大きく上回りました。心理的に金曜日発表の労働省の非農業部門雇用者数に対して、良い数字が出るのではとの安心感が出ています。しかし、油断大敵です。
 
 
欧州では、景気減速を裏付ける数字が出ています。7月のユーロ圏消費者信頼感指数がマイナス20と悪い数字が出ています。ソブレス・スペイン財務相が、スペイン経済は第4四半期にはゼロ%前後になる可能性を示唆されています。欧州全体の景気後退感が強まり、ユーロ、ポンドの売りが続いているようです。
 
 
今朝10:30からオーストラリアの経済指標が発表されます。6月の小売売上高は予想で前月比で変わらずです。前月が0.7%ですから悪化する見通しです。6月の貿易収支は1億AUDの赤字と前月の9.65億AUDの赤字から大幅に貿易収支が改善する予想です。豪ドル売り基調の流れが変るかどうか注目です。引続き、豪ドル、ニュージーランドドルの取引には慎重に対応したいものです。
 
 
いよいよ今週の本番の経済指標を迎えます。米国が政府金融当局が金融システム安定化に迅速に対策を打ち出していることで金融市場が評価しているのに対して、ユーロ圏、日本、そしてオセアニアの地域で景気後退局面の兆候が出ていることが気になります。
 
 
今日も相場と仲良く対話しましょう。
 
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
ニュージーランドドルが引き続き下落しています。ボラードNZ準備銀行総裁が、「NZ経済は鈍化しており金融緩和のバイアスをもたらす。そして金利低下の余地がある。」と、改めて追加利下げの可能性を示唆されました。0.25%引き下げて8.00%にオフィシャル・キャッシュ・レート(政策金利)と発表の時も追加利下げを示唆されていましたから、新味はないのですが、ニュージーランドドル売りに弾みがついています。
 
 
オーストラリアでは、6月住宅許可件数が発表され、予想よりかなり悪く-0.7%前月比と豪ドルが売られています。米コーヒーチェーンのスターバックスのオーストラリアでの店舗7割の61店舗が閉鎖されるとのニュースが伝わりました。全世界的な動きの流れではないかとは思いますが、ひょっとして、オーストラリア経済が悪いということで閉鎖の決定となったのでしょうか。明日発表の6月の小売売上高と6月の貿易収支に注目が集ります。シカゴの投機筋が利食いの豪ドル売りを先行させていますから、それまでは、中立スタンスを取りたいと思います。ニュージーランドドルと豪ドルは慎重に行きましょう。
 
 
移動平均線でテクニカル分析をしてみると、ドル/円、ユーロ/ドルともに、ドル買いサインが出ています。ドル/円では、9日線(107.46)と21日線(106.82)が交錯し、下から上へ突き抜けています。ドル買いサインです。ユーロ/ドルでは、9日線(1.5727)が21日線(1.5771)を上から下に突き抜けていっています。ユーロ売りサインです。ここのところ、ファンダメンタルズ的には、強い米国指標に強く反応し、弱い数字には反応薄です。昨日のS&P/ケースシラー住宅価格の数字は典型的な反応です。また、米国以外の地域では、景気減速を臭わす数字が出てきています。オセアニアの経済に陰りが出ています。日本も物価高、小売販売業が低迷、貿易収支の黒字幅が1/3に激減と景気減速が鮮明になりつつあります。欧州では、ドイツのIFO景況感指数が100を割ってきており、英国では住宅・不動産業界、そして流通業界でその兆しが出てきています。どうも、米国経済にばかり目が行っていましたが、反対の通貨の経済圏ではっきりと景気減速感が出てきており、そのために米国売りというよりも、オセアニア売り、日本売り、英国売り、ユーロ圏売りの傾向が強まっているのではないでしょうか。米国ばかりが悪いわけではないようです。
 
 
いよいよ週後半のクライマックスに入りつつあります。ユーロ圏では7月の消費者信頼感が発表され、予想がマイナス18と悪い。ユーロ売りに反応するか見所です。明日の消費者物価指数も気になるところです。米国では7月の民間人材派遣会社ADP雇用者数が発表され、マイナス6.0万人予想です。労働省発表の雇用統計の前哨戦となります。前月はマイナス7.9万人と発表され、労働省の非農業部門雇用者数が予想と大して変化のないマイナス6.2万人に予想よりは良いと反応し、ドルが買われた経緯があります。前月の経験を今月も活かしましょう。
 
 
それでは、Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
ドルが上昇しています。材料は次のようです。
 
1.              メリルリンチが債務担保証券(CDO)305億ドルを当初価格の5分の1の価格で売却すると発表しました。そして85億ドルの公募増資と57億ドルの評価損の計上です。証券化商品を売却して損失を確定する方針を決定したことが評価したようです。でも、どこが買うのでしょうか。知りたいところです。投資銀行がこのような動きに出たことで金融株が上昇して、株価全体を押し上げたようです。ドル高要因。
 
2.              OPEC(石油輸出国機構)議長が、「現在の原油価格は異常であり、長期的な価格は7080ドルの可能性がある。ファンド筋、年金基金に対する規制を強化する動きと相まって下落傾向が続いています。ドル高要因。
 
3.              7月米消費者信頼感指数が51.9と予想以上の伸びとなりました。ただ、5月のS&P/ケース・シラー住宅価格がマイナス15.8と悪いものの、予想と大して変りません。5月の数字ということの気になります。景気は意外と悪くはないとの発想につながったようです。ドル高要因。
 
4.              CBI(英産業連盟)流通業動向調査(7月)小売売上高指数がマイナス36と予想のマイナス15から大幅に悪化。ポンド売りを誘ったようです。これは、景気減速が明確になるとのキングBOE総裁の発言と一致しています。ポンド安方向が明確になりつつあります。ポンド/ドルで1.9700が見えてきました。
 
 
ユーロ/ドルが1.5700を大きく割ってきました。ユーロ圏の景気減速感の兆しも芽生え始めています。1.54001.5700のレンジ入りです。ドル/円は108円台入りとこちらもドル高。108.50が節目で注目です。ドル高傾向を意識して、重要経済指標を迎えることになりそうです。
 
 
豪ドル関連では6月の住宅許可件数が発表されます。予想はマイナス1.7%前月比、0.6%前年比です。先月の2.8%前月比、1.1%前年比から大きく下落する予想です。10:30頃発表です。豪ドルは慎重に行きましょう。
 
 
それでは今日も相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
ニュージーランドの6月の住宅建設許可が発表されました、悪い数字のようですが、結局NZD/USDは0.7440~50近辺での動きで思ったほどの動きはなかったようです。変更:現在暴落しています。0.7400近辺です。豪ドルへの影響を心配したのですが、それほどでもないようです。豪ドル/ドル0.9580近辺で一見上昇していますが、木曜日の小売売上高と貿易収支も数字を見極めたいとことです。Buy on dips の作戦ですが、タイトストップを忘れずに。変更:下落しています。現在0.9565近辺です。それほどでもないな。油断大敵!


NZD下落の理由:ニュージーランドのモーゲージ・ファンド・ガーディアントラストが新規投資及び支払を停止したとNZヘラルド紙が報道した。
 
 
日本の経済統計が発表されましたが、どれも悪いですね。失業率は4.1%と0.1ポイントの上昇でほとんど変わりないのです。庶民と消費マインドが悪いようです。6月の全世帯家計調査・消費支出でが-1.8%前年比、6月の大型小売店販売額がマイナス3.9%前年比と、ガソリン価格に上昇で、郊外型の大型ショッピングモールに出かける頻度が少なくなっているようです。ガソリンの無償クーポンを配っても効果は少ないようだ。私も病気をしたせいか、ガソリンスタンドに行く機会が減っている。先週の日曜日に給油したのですが、半年ほど前に比べて、ガソリン満タンで2000円近く高くなっているのに、驚く次第です。今年の帰省は車でなく、新幹線にしようと現在思案中です。脱線しましたが、消費者マインドが着実に減退しています。貿易収支の1/3ほどへの落ち込み、輸入の原油高からの増大、消費者物価指数の1.9%への上昇と、景気が着実に落ち込んでいます。トヨタが仮に赤字決算にでもなれば、大変な事態となります。現実に米国ではGMなどが赤字です。日本銀行は、現状低金利の金融政策を取らざると得ない状況です。0.5%の政策金利が続く。円安要因ですが、そのうちに次第に注目されると思います。シカゴの投機筋あたりが目を付ければ、ドル高になるでしょう。でも、現在は米国経済の状況把握に注目が集まります。
 
 
原油相場とドルの関係が薄れつつあるようです。これは、米国政府が先物市場に対する規制を強めているからです。証拠金を倍にするとか、取引内容を詳細に報告するように法的に規制を強めています。本来、自由経済原理が働くのですが、ガソリン高、穀物高と、相場には関係のない、庶民、最貧国の弱者にまで影響が出ているからです。一部のヘッジファンドだけが、丸々太り、良い生活をして、反対にアフリカの最貧国では配給のとうもろこしが価格急騰で買えなく、その煽りで貧しい人々が日々の食事もできなくなっており、本当にかわいそうです。ジョージ・ソロス氏のように、太ったファンドの連中は、「穀物支援ファンド」でも作って、最貧国の人々に支援の手を差し伸べるくらいの度量を持っていただきたいものです。
 
 
今日は為替相場が動きそうにありませんでしたから、思うところを為替相場と関係なくつづりました。次の交友録もお読みください。業界に詳しいひとであれば、このスイス人有名ディーラーとは誰だか分かると思います。
 
 
交友録:昔この時期に富士山に登りました。スイスから非常に有名な為替ディーラーが来ました。東京のスイス人ディーラーは、兵役義務をあり、約1か月半の休暇に入ります。そこで、欧州でも有名なA.S.さんという名前のディーラーが、是非日本を知りたいと志願してバーゼルからやってきました。仕事ぶりについて少し話しましょう。いたってゆったりと、そしてどっしりと構えたディーリングです。さすがだと思いました。大玉を打たれても、まったく焦ることはなくゆっくりとカバーをしてゆきます。状況、ポジション状態(他の銀行含めて)の推測、相場展開の予想とストラテジーが出来上がっています。また、ストップロスだけはきっちり決めているようです。私のディーリングにも大きな影響を与えた人物です。
 
そんな彼がある時、日本一の富士山に登りたいと言い出しました。若手の我々で計画をすることになりました。帝国ホテルに泊っており、私たちは半ズボンでロビーをうろつくことになりました。そして富士急バスでいざ出発です。夜の9時位から登り始めました。相手はスイスの軍隊で鍛えている身長1メートル90センチを超える大男です。もう一人、東京駐在のひ弱なスイス人が同伴しました。日本人は私と相棒の若手ディーラーです。体力と歩幅が違う。そして早い。どうしてあんな体力があるのかと不思議でなりません。5時位にご来光を拝み、6時には頂上です。さすがに日本で一番高い山の頂上は、気分も良く、そして素晴らしい眺めです。下りは砂走りをゆく。麓に辿り着く頃には、すっかりバテ気味です。昼位にバスで東京に戻る。我々は疲れ気味なのですが、A.S.さんは、すっかり元気を取り戻し、食事に行こうと誘っています。しょうがない遠来の来客の好意を断るわけにはいきません。結局銀座のライオンでビールで乾杯と、夏の休日の良い思い出となりました。
 
その後、スイスに戻りましたが、よほどアジアが気に入ってか、その数年後にシンガポール支店のチーフディーラーとして舞い戻ってきました。東京出張に来る度に、友好と人脈を増やしていきました。榊原さんに会いに行ったり、日銀の幹部に会いに行ったりしていました。私がシンガポールに主張した際には、いち早く挨拶に行き、お互いの友情を深めたものでした。ある時、シンガポール人のディーラーと夜遊びに行ったら、偶然同じバーでばったり会いびっくりしました。豪傑色を好むではないですが、国際色豊かな女性がいるラウンジでありました。私は小心の日本人ディーラーとして、小さくしておりました。
 
現在は独立をされ、投資家として、頑張っておられるようです。

 

 

 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。
 
 
暇な金融市場、悪材料探しの市場環境です。
 
1.IMF(国際通貨基金)が、「世界の金融市場はもろい状況が続き、システミックリスク(連鎖破綻リスク)の兆しが強いままだ。」「銀行のバランスシートは新たな緊張を伴っている。」
 
2.メリルリンチが、リーマンブラザーズが第3四半期決算の赤字となり、住宅ローン関連で25億ドルの追加損失を計上する可能性があるとレポート。
 
3.ポールソン財務長官が住宅市場活性化策として、カバードポンド(担保付債券)の発行を提案する。大手有力金融機関が参加すると見られる。
 
4.米大統領経済諮問委員会(CEA)が、米国経済指標を下方修正した。
経済見通し:08年 1.6%(2月時点 2.7%) 09 2.2%3.0%
平均失業率:08年 5.3%4.9% 09年 5.6% (4.9%)
消費者物価指数(CPI08年: 3.8%2.7%09 2.3% (2.1%)
財政赤字見通し:08年 3,890億ドル 09年 4,820億ドル
 
 
NY株式市場が大幅下落となりました。3を除いて金融不安を煽る材料ですが、市場は過剰反応していると思います。為替市場は意外と落ち着いています。メリルリンチの市場レポートなどは、同業他社の決算予想をするとは、倫理的になぜか納得できないです。
 
 
ニュージーランドの6月の住宅建設許可の数字が発表されました。-20.1%(前月比)と悪いようです。前月は-40.8%です。前月がもともと悪く、6月も引続き悪そうです。為替市場は反応していませんが、ニュージーランド経済は良くないようです。NZDは買えません。
 
 
今日はこれから日本の失業率など重要な経済指標の発表があります。特に6月の小売売上高は、景気後退感からか消費マインドが冷え込んでいることを証明することになるかもしれません。円安要因となりそうです。予想を並べましょう。
6月失業率:予想 4.0%(前月4.0%)
6月全世帯家計調査:予想-2.8%前月比(前月-3.2%
6月小売業販売額・速報:予想-0.2%前年比(前月0.2%
6月大型小売店販売額・速報:予想-1.9%前年比(前月-2.1%
日本の為替市場の反応は薄いと思いますが、良く読めばドル買い/円売り要因となります。
 
 
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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