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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
アジア時間帯からユーロ、スイスフランを中心に最高値を付けに行く展開でした。これは意外な展開です。グローバルな展開です。ドル/円も107.00を割ってきて106.00への方向観が出てきているようです。素直にトレンドに乗った動きを今後予想します。ユーロ/ドルでの1.5100、ポンド/ドルでの2.0400が重要な節目ですので注意しましょう。流れに乗ったポジショニングを心がけてください。
昨晩を振り返りますと、本来であれば米トリプル安(株安、債券安、ドル安)に反応しないといけないところで、株と債券が踏みとどまりました。通貨以外ではどちらに投機マネーが流れたかというと、まずは金ではないのでしょうか。昨日金についてはIMF(国際通貨基金)の金売却の話で金の下落がアジア時間帯で10ドル近く下げて、もっと下がるのではとの見通しを話していました。しかし、投機マネーが金に再び向かっているようです。今のアジア時間帯では954ドル(1オンス)近辺とNY終値よりも5ドル近く買い戻されています。スタグフレーション(stagflation (stagnation と inflation の合成語です。)インフレーションが進行しつつ、同時に景気が後退していることを言います。)を強く意識した動きのようです。1000ドルも近いとの観測です。また原油が100ドル(1バーレルあたり)とこちらにも向かっているようです。石炭が1トンあたり100ドルとの日本経済新聞の記事を見ても、インフレ懸念が潜在していて、それを見越した動きかなと思います。ドル安を放置すれば益々輸入インフレも加速させることとなります。バーナンキFRB(米連邦準備理事会)の悩みは続きます。
今日の今後の重要イベントですが、英国の第4四半期GDP改定値が発表されます。予想は前期比で+0.6%です。そして米国時間帯では、経済指標とバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言です。経済指標では、1月の耐久財受注が注目です。市場予想はマイナス3~4%(前月比)です。かなり悪い数字を予想しているので、逆に良い数字が出た場合の反応が心配です。良い数字が出れば、昨日の反動でドル買い戻しの動きが出ます。そしてバーナンキ議長の議会証言です。昨日のコーンFRB副議長の発言を繰り返すような内容ではないのでしょうか。FRBとしては、インフレ抑制よりも景気下落リスクを重視した金融政策をとるのと確認です。この発言が出れば、3月18日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げを織り込む形の相場形成になると思われます。どれだけヘッジファンドがポジションを積み増して利食い体制に入るかを分析する必要があります。その意味で今週金曜日発表のシカゴ先物市場での2月26日現在(昨日の大きな動きの中で最終的にどんなポジションになっているのか検証できます。当ブログでは3月3日のモーニングレポートで分析します。)のポジション具合が意味を持ちます。
今夜も為替相場は動きますので、寝不足と健康だけには注意をしてください。
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
東京時間帯で一番動いていた金融商品は、為替のニュージーランド・ドルと金でした。
ニュージーランドドル通称キューウィーは、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)がインフレ期待値(第一四半期)を発表し2.7%と、昨年12月のインフレ率3.2%(年率)よりも低かったことで、利食い売りが出たようでした。キューウィー(ニューニーランドドル)/ドルで0.8140近辺から0.8090近辺まで落ちてきています。ただ、オーストラリアドルと同様に数少ない保守的な政治体制で健全な自由経済体制、そして高金利維持の国ですから、サブプライム・ウィルスが全世界に蔓延の中で、投資家の資金が流れ込んでいます。0.8100は要注意の節目ですから、レジスタンス(抵抗線)になるか、サポート(支持線)になるか注目しましょう。0.8080近辺でのキューウィー買いは入ってきているようです。0.8100の次は、0.8600まで大きな節目がありません。キューウィーはシカゴ筋もロング(買い持ち)キープです。長期的な投資スタンスに変わりないようですね。
金が急落しています。NY市場から1オンス当たりで約10ドル落ちて,現在932ドル近辺です。理由はIMF(国際通貨基金)が保有している金1,290万オンス(約401トン)を売却して、IMFの予算補填に当てるためです。試算してみたら、1,290万オンスはドル換算(1オンス930ドルとして)で約120億ドルです。円換算すると1兆2800億円相当です。投機筋が一旦利食いに入るのは容易に理解できます。でも下がってどのあたりしょうか? 850ドル近辺から投機筋が買いあがってきているということですから、その半値の895ドル近辺が目安ではないのでしょうか。でもそこまでは下がらないでしょう。潜在的なドル安があると、通貨としての仮面のある金に資金は流れ込むこととなります。米トリプル安 つまりドル安、株安、債券安となったときに金に資金が向かいます。参考までにIMFはワシントンに事務所があり、ドルでの資金管理となっていますから、他の通貨には影響がないと思います。もっともそのうちに一部ユーロでの資金管理となるかもしれませんが。
為替市場に戻りましょう。朝方兜町は上昇していたのですが、また水面下です。ウォール街を引き継げませんでした。ドル/円はやはり108.00の上では輸出企業のドル売りなどに押されて現在低位置に107円台です。106.00と108.50のレンジを抜けきれる力がありません。その他通貨も動意なしで、キューウィー同様に注目のオージー(オーストラリアドル)が継続して上昇波動に乗っています。オージーキープですね。
これからの海外市場では注目の経済指標が相次いで発表されます。ドイツの有力経済研究所のIFO発表の2月の経済動向がトップバッターです。予想は102.9です。ユーロ/ドルでの1.4800をめぐる攻防です。インフレ抑制か景気刺激かの判断材料となります。私はインフレ抑制の意見がECB(欧州中央銀行)の大勢であることを重視したいのですが。でもこれで安心してはいけません。米国時間帯に入ると今度は二つの大きな指標発表です。2月のPPI(卸売物価指数)は予想が+0.3%、食品及びエネルギーを除いたコアの数字が+0.2%予想です。そして2月の消費者信頼感指数の発表と。こちらは82と前月の87.9よりもかなり悪い数字が予想されています。予想通り悪いとドル売りですが、反対に良いとドル買い戻しとなります。米国経済指標にはドル/円がもっとも素直に反応します。上記レンジがひょっとして抜けるかどうか注目しましょう。
どうもオチオチ寝られない為替市場の動向です。健康だけには注意しましょう。
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
全く動かなくてお疲れといったほうがよいかと思います。
今日か明日にでも発表されるモノライン(米金融保証会社)アムバック救済計画を好感してか、兜町が上昇しています。この流れをウォール街まで引きずってほしいものです。おそらく欧米の金融機関が協調してアムバックの資本増強に対して資金支援し、それ対して金融監督当局がお墨付きを与えるというような内容とは思うのですが。サプブライム関連債券と地方債とを切り離して分社化する案は否定の方向ではありました。内容を見ないといけないようですが、協調支援金融機関は、それぞれサブプライム関連で多額の評価損損失を計上しており、是が非でもこれからの評価損計上だけは回避したいために積極的に支援するであろうと思われます。支援しないと、いまだに抱える証券化債券に追加評価損を計上する可能性があるために、背に腹はかえられない事情があるようです。ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)の報道ですと、アムバックに30億ドル(約3,200億円)へ資本注入ということで週末に協調融資団が合意したとのことです。
サブプライ問題関連はさておき、米国経済これからどうなのというのが市場の関心事です。全米エコノミスト協会発表の米第1四半期の実質経済成長率は0.4%(前期比年率)ということで、マイナス成長まではいかないと見ていますね。私は一時的にでもマイナス成長に持ってゆき、米国が官民上げて景気後退阻止に向けた対策を打っているとの印象を市場関係者に印象付け、そして現実に景気回復の兆しが出て、ドル高への軌道変更と読みたいところですが。もう少し、ファンダメンタルズを見極めないといけないし、米金融当局の監視姿勢も確認したいところです。その意味で、今週27日(水)及び28日(木)に行われるバーナンキFRB(連邦準備理事会)議長の上下両院での議会証言に注目しましょう。来月18日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げの実施確度(100%!)と利下げ幅のヒントが出ることでしょう。
今後の海外市場ですが、重要な経済指標はなさそうです。アムバック救済計画の発表待ちかといったところです。NY市場での株価の反応を見たいところです。ドル/円は、シカゴ筋も更に円ロング/ドルショート(ドル売り)方向のポジションを増やしています。106.00を私は注視します。上は108.50を注意。ユーロ/ドルは1.4800が強固なサポート(支持線)になりつつあります。潜在的なECB(欧州中央銀行)のインフレ警戒感は強く、利下げには動きそうにないといったところが根拠となっています。これは米国サイドの要因よりも市場は重要視しているようです。ポンド/ドルでは1.9700を付けるかどうかが焦点です。こちらもBOE(イングランド銀行)が政策金利を調整するかどうか(利下げ方向に動くかどうか?)の状況次第です。シカゴ筋はポンドショート(ポンド売り)に若干傾いていますが、迷っている状況というのが現状です。ちっちゃなポジションどちらでも動ける体制になっています。オージー(オーストラリアドル)/ドルが今日一番素直な動きです。0.9600方向へ順調に上がっています。オージー/円の100円台が見えてきています。チャート的には100.00は通過点であり、101.00が重要な節目です。ドル/円が急落しなければ良いのですが。(ドル/円でのドル安見通しとは相反するのですが。)
それでは、Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
相変わらず兜町は上下に動くのですが、動意薄の為替市場です。期待のオージー(オーストラリアドル)も材料不足で動かなかったようです。朝のコメントに何を付け加えるか迷ってしまいます。
今朝付け加え忘れたことから話しましょう。フランスの1月のCPI(消費者物価指数)が昨日発表され3.1%と前月の2.8%から着実に上昇しています。ユーロ域内で第二の経済圏を形成していますから、ドイツの3.2%と考え合わせるとやはりユーロ圏のインフレ率は3.0%を上回っていることになります。これではECB(欧州中央銀行)は動けないですね。
テクニカル分析の中にストカスティック分析があるのですが、各主要通貨ペアで見てみましょう。
1.ドル/円:ファースト・スローが60~80%圏内で交錯しています。ドル売りサイン継続のようです。
2.ユーロ/ドル:ファースト90、スロー80と上昇しており、ほぼユーロ上昇が目一杯かという気配です。
3.ポンド/ドル:ファースト・スローが40で交錯しています。ポンド買いが優勢のようです。ただ40ということを考えるとどちらかと言えば中立です。
4.オージー/ドル:ファースト・スローが80以上で交錯しました。オージー売りサインのようにも見えます。
テクニカル分析には、私情は挟めませんので、客観的に書きました。それでは私情を入れて、書きましょう。ドル/円が一番分りやすいのではと思います。昨日からどちらかと言えば、米国のファンダメンタルズ(基礎的経済要因)の悪さを材料にドル売りとなっています。ファンダメンタルズとテクニカルが一番合致している通貨ペアです。ユーロ/ドルは、市場のECBによる利下げ期待感が急速に退潮しています。金利は現状維持が続きます。そしてドルのファンダメンタルズの悪さとも合致します。私が重要視している1.4800がサポート(支持線)となるのか、反対にレジスタンス(抵抗線)になるかの見極めです。ストカスティックがまだユーロ買い余力のサインですから、ユーロブル(強気)トレンド継続といったところです。ポンドは、ファンダメンタルズを見ながら、利下げがあるのかといったところで、少し期待感が剥げてきています。しかし潜在的な利下げ期待は残りますので、私はポンド/ドルの1.9700を抜けるかどうかに注目しています。私はかなり難しいと思います。ただドルの要因で引き上げられる場合がありますから要注意としておきます。オージーはファンダメンタルズががんがんのブル(強気です。)オージー/ドルでの0.9600方向を読みます。円クロスでは、ドルの要因と通貨ペアとの時間差に注意しましょう。
これからの海外市場ではユーロについての経済指標が出ますから注意しましょう。2月のユーロ圏製造業とサービス部門のPMIが発表されます。予想は製造業PMIが52.3, サービス部門が50.7です。50が分岐点ですから、50以上であればユーロ買い、50以下ではユーロ売りと反応する可能性がありますので注意しましょう。
解説:ストカスティック(stochastic)は90以上であれば買われすぎ(オーバーボウト(overbought))、10以下であれば売られすぎ(オーバーソールド(oversold))のサインと言われています。二つのラインが交差すると転換点と読めます。数字自体はパーセンと表示です。簡単な説明ですが、相場を読む上で参考になります。
解説:PMI(Purchasing Managers Index)企業の購買担当者への聞き取り調査の集計結果によって、業況の判断材料とされる指標です。50を上回っていると業況が良いとの判断、50を下回っていると悪いとの判断がされる指標です。
今週は日本時間の夜ばかり動きましたから、疲れましたね。本当に今週はお疲れ様でした。それではまた来週お会いしましょう。T.G.I.F.(Thanks God It’s Friday ディーラー間で週末に交わす挨拶です。)
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
兜町が昨日の大幅下落は取り戻せないものの、かなりの上昇でした。まずは株式投資家さんは一安心といったところでしょうか。為替市場は、海外市場で主な動きをしていて、アジア時間帯はお休み気分です。そんな時には最近動いてくれるオージー(オーストラリアドル)頼みかと思っていましたが、こちらも小動きです。ただ、トレンドラインには乗ってきているようで、オージー/ドルの0.9200回復が見えてきています。
日本の1月の貿易収支が発表されました。何と793億円の赤字です。去年の1月以来とのことですね。原油高が輸入額を押し上げ、逆にサプブライムウィルスで傷んでる米国への輸出が減ってきているとのことです。リカップリング(再連動)ですね。
今後の予定ですが、実は今日はECB(欧州中央銀行)定例理事会がフランフルトで行われます。ただし、記者会見はありませんから、政策金利の変更などはなさそうです。通常1ヶ月2回の割合で実は開催されています。今頃からインフレ懸念の話、いや米国発のウィルス感染度の議論と、トルシェ総裁を中心に次回に向けての議論がなされています。ユーロ圏の直近インフレ率3.2%、ユーロ目標圏2%ということを考えると利下げの議論の余地は現在は少ないと思います。これが、ユーロ高がサポートされている要因です。欧州時間帯では、英国の1月の小売売上高(予想-0.4%前月比)が出されます。もし利下げがあるとしたら、もともと金利ベースの高いBOE(イングランド銀行)ですから、材料になります。小売売上高が良いと、個人の可処分所得が多いということで、利下げの雰囲気は吹き飛びます。若干のポンド買戻しか? でも流れはポンド売り方向のようです。米国時間帯で最も注目されるのが2月のフィラデルフィア連銀業況指数です。予想は-12です。また1月の景気先行指数(予想-0.1%)も発表です。昨日の教訓から、インフレ懸念、好況を連想させる数字ですとドルの買戻しがドル/円、そして特にポンド/ドルで出る傾向が顕著かと思います。
ドル/円の108.50, ユーロ/ドルの1.4500~1.4800, ポンド/ドルの1.9000~1.9700の各節目を注目しましょう。クロス円は、ドル/円がどちらかと言えばドル買い戻しが強いので、ユーロ/円、ポンド/円とも短期のブルトレンド(強気)の流れのようです。当然オージー/円もブルトレンドです。このクロスの通貨ペアが一番高枕で寝ることができます。何せシカゴ筋が支えてくれています。
今日はFOMC議事録の読み込みで疲れましたので、イーブニングレポートはこれくらいにしておきます。年ですね!
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。